Last Updated on 2019年10月2日 by 菅間 大樹

障害者を国家公務員の常勤職員として採用する試験(1次)が15日、東京や大阪など全国9地域15会場で行われました。受験者数は、採用予定248人に対し、12倍超の3104人でした。

中央省庁の障害者雇用水増し問題を受けた統一選考で、実施されるのは2月に続き2回目になります。
この日は選択式、作文の筆記試験を実施されました。人事院によると、受験を申し込んでいたのは4574人とのこと。
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試験は行政機関の庁舎などバリアフリー対応の会場で実施され、受験者のうち約640人は個別に会場での配慮を求め、点字による出題や補聴器の使用、パソコンでの文字入力などが認められました。

1次通過者は10月17日に発表され、志望先の各省庁で面接(2次)を受け、11月26日に合格者が発表されます。採用を予定しているのは31機関。国税庁の50人が最も多く、法務省37人、出入国在留管理庁18人などとなっており、原則として今年末までに採用することになっています。

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菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77