Last Updated on 2024年11月26日 by 菅間 大樹
10月は、ディスレクシアについて広く知ってもらい、理解を深めてもらうための「ディスレクシア月間」です。認定NPO法人エッジdでは、2024年10月もディスレクシア月間キャンペーンを実施します。
ディスレクシア啓発支援に関わる国内6団体が連携してディスレクシア月間キャンペーンを実施
ディスレクシアは、全般的な知的能力に遅れがないにもかかわらず、文字の読み書きに困難を示す学習障害です。日本の人口の約8%がこの症状を持つと推定されており、決して珍しいものではありません。しかし、見た目にはわかりにくいという特性から、周囲の理解を得られずに苦しむ当事者も少なくありません。
ディスレクシアの人々は、その特性から、学習面で遅れを感じたり、自信を失ってしまうことがあります。また、誤解や偏見から、学校生活や社会生活に困難を抱えるケースも少なくありません。しかし、適切なサポートがあれば、その能力を最大限に発揮し、社会で活躍できる可能性を秘めています。
ディスレクシアの人々が持つ潜在能力を最大限に発揮できる環境づくりは、社会全体の利益につながります。教育現場や職場での合理的配慮の提供、音声読み上げソフトなどの支援技術の活用、そして何より、周囲の理解と支援が重要です。
ディスレクシア月間を通じて、ディスレクシアに関する正しい知識や理解が広まり、当事者への適切なサポート体制が整うことを目指します。国内のディスレクシア啓発支援に関わる6団体が連携し、10月には、ディスレクシアに関する様々なイベントやキャンペーンが全国各地で開催される予定です。
エッジのディスレクシア月間イベント
「読み書き困難指導・支援講座」 第8期フォローアップセミナー 竹田契一先生講演会・対談会~読み書き困難指導・支援における大切な心構え~
10月5日(土)10:00~12:00 ZOOMオンライン
申込 https://npoedgemooc08.peatix.com/
第2回ディスレクシア・アートコンペティション2024表彰式
10月12日(土)
場所:江夏画廊(東京都港区)※Zoom参加可
「ディスレクシアな日常」をテーマにした、ディスレクシアの子どもたちの作品の表彰式を実施。
読書バリアフリーとディスレクシア~多様な読書のカタチ
10月14日(月祝)~27日(日)※17日図書館休館日除く
展示:東京都港区立三田図書館(東京都港区芝5-36-4 札ノ辻スクエア)
10月18日(金)13:30~19:30 6階集会室
ディスレクシア疑似体験、聴く教科書体験(音声教材BEAM体験)、ディスレクシア当事者がおすすめする本の紹介、相談コーナー
LSA学習支援員養成講座・スタンダードコース2024【Zoomオンライン】単発受講
発達特性に応じた支援方法について理論と具体的な方法を学べるLSA学習支援員スタンダードコース(全13講座)を開講中。1講座から受講できます。
申込 https://npoedge.peatix.com/
認定NPO法人エッジ
所在地:〒108-0014 東京都港区芝4-7-1 西山ビル4階
代表:藤堂栄子
設立:2001年10月
HP:https://www.npo-edge.jp/
認定NPO法人エッジはディスレクシアの正しい認識の普及と支援を目的とした特定非営利活動法人として、2001年10月に認定設立され活動しています。2024年3月には非営利組織の信頼性を意味する「グッドガバナンス認証」を受けました。
ディスレクシアの人がいきいき暮らせる社会にするために、正しい情報の啓発活動、支援者養成、当事者ネットワークづくりを軸に活動しています。ディスレクシアは学習障害のひとつで読み書きが正確にすらすらとできない症状をいいます。
代表の藤堂栄子は、文部科学省特別支援教育ネットワーク推進委員会、厚生労働省社会保障審議会障害者部会委員など政府委員を務め、発達障害者支援法、障害者差別解消法、教科書バリアフリー法、読書バリアフリー法などの法律に携わっています。