Last Updated on 2023年5月1日 by 菅間 大樹

佐賀県では、議場での発言を瞬時に文字化して傍聴席に設置した43インチのディスプレーに表示する取り組みを導入しました。文字化は音声認識文字変換アプリ「UDトーク」を使用し、9月定例会から実施されています。
<UDトーク>
https://udtalk.jp/

なお、県内では唐津市議会が既に導入しており、武雄市議会では議場のやりとりを文字化してインターネット配信しています。

【唐津市では「手話言語条例」を制定】

唐津市は、手話の理解促進や普及を目指す「手話言語条例」を制定する方針。12月定例議会で条例案が提出される予定となっています。なお、同様の条例は佐賀県内では県、嬉野市で制定されています。

条例は12条で構成し、市は手話に関する施策を推進する体制を整備して学ぶ機会をつくり、通訳士の育成や確保などに努めるとのこと。要約筆記や筆談も重要なコミュニケーションの手段と定めています。
また、条例案に対し9月30日までパブリックコメント(意見公募)を実施しています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77