Last Updated on 2019年10月19日 by 菅間 大樹

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は10月1日、チケット購入方法の概要を知らせる点字資料を作成する方針を固めました。
組織委はこれまでチケット購入方法を点字で説明する資料を作っておらず、多くから要望が出ていました。
また、組織委の公式ウェブサイトは音声読み上げに対応しているものの、情報量が膨大で聞き取りに長時間かかり、購入をあきらめた人も多かったようです。

資料は、特殊なプリンターや電子機器を使うことで点字を出力できるデータを組織委が作成。視覚障害者の全国団体・日本視覚障害者団体連合(旧日本盲人会連合)を通じて周知を図るとのことです。

点字資料は年明けに予定されているパラリンピックチケットの二次抽選までに用意する方針。チケットの購入方法などを説明する専用ダイヤルの電話番号も点字で紹介されるようになるそうです。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77