Last Updated on 2021年1月8日 by 今井 靖之
力強く優雅に、水上最速を狙う
競技概要
パラリンピックでの実施種目は、シングルスカル(1人乗り)、ダブルスカル(2人乗り)、舵手つきフォア(4人乗り)の3つです。シングルスカルは男女別で行われ、ダブルスカルは男女のペア、舵手つきフォアの漕手は男女2名ずつのチームで編成されます。
肢体障がい、視覚障がいによって、以下のクラスに分けられます。PR1は、体幹機能が無いまたは最小で、腕および、または肩のみでオールを漕ぐ選手のクラス。座位バランスが悪く、支えるため艇内のシートに座ってベルトで固定します。シングルスカル(男子/女子)で行われます。
PR2は、体幹、腕、肩の機能を使ってオールを漕ぎますが、下肢の機能または可動性が低いため、ボートを推進させるためのスライディングシートを使うことができない選手のクラス。ダブルスカル(混合)で行われます。
PR3は、下肢、体幹、腕、肩に残存機能があり、スライディングシートを使うことができる選手のクラス。視覚障がいがある選手も該当し、視覚障がい選手の漕手は2名までとします。舵手つきフォア(混合)で行われます。
シングルスカルは個人技や身体能力の競い合いが、ダブルスカルと舵手つきフォアはさらにコンビネーションもポイントで息の合ったチームワークが見どころ。
ルール
競技用のボートに乗り、ブイで仕切られた6つの直線コースで競う。スタートの合図で同時にボートを漕ぎ出し、ボートの先端がフィニッシュラインを通過した順に順位がつけられる。レースの距離はオリンピックと同じ2,000メートル。
ルールはオリンピックとほぼ同じだが、シングルスカルとダブルスカルは下肢に障がいのある選手が対象なので、一般のボートとは異なりシートが固定されており、基本的に腕など上半身のみで漕ぐ。
種目
PR1 シングルスカル(男子/女子)
PR2 ダブルスカル(混合)
PR3 舵手つきフォア(混合)
対象障がい
肢体障がい
視覚障がい
東京2020パラリンピック情報
日程:2021年8月27日(金)~8月29日(日)
会場:海の森水上競技場