「おうちde医療」が大幅バージョンアップ!障害福祉サービス約20万件を新たに収載

「おうちde医療」は、これまで在宅医療や訪問看護、訪問介護といった医療・介護サービスの情報を提供してきました。今回のバージョンアップでは、新たに約20万件の障害福祉サービス事業所が追加収載され、既存の医療・介護サービス情報と合わせて、合計約53万件のサービスを一括で検索できるようになります。

おうちde医療 53万件収載

医療・介護に加えて障害福祉サービスも一括検索可能に

障害のある方やそのご家族にとって、居宅介護、生活介護、就労継続支援、児童発達支援、放課後等デイサービスといった障害福祉サービスは、日常生活を支える上で重要な社会資源です。これまでは医療・介護と障害福祉は制度上分かれており、それぞれ別々に情報を探す必要がありました。今回のバージョンアップにより、これらのサービスを「おうちde医療」上で横断的に検索できるようになり、利用者やそのご家族、そして支援に関わる専門職の方々にとって、より効率的に必要な情報にアクセスできるようになるでしょう。

自宅でノートパソコンを見る高齢の夫婦

検索スピードが約50秒から約3秒へ劇的改善!必要な情報に素早くアクセス

今回のバージョンアップは、掲載情報の拡充だけでなく、検索スピードの改善にも大きな注目が集まっています。これまでは約33万件の医療・介護サービスを検索する際に約50秒を要するケースもあったようですが、データベースの内部構造の見直しにより、約53万件の医療・介護・障害福祉サービスを対象とした検索においても、検索結果を約3秒で表示できるようになる予定です。これにより、利用者はストレスなく、必要なサービスに迅速にたどり着くことが可能になるでしょう。

おうちde医療 検索画面UI

なぜ今、障害福祉サービス情報が必要なのか?バージョンアップの背景

「おうちde医療」は、地域で暮らし続けるために必要な医療・介護サービスの情報サイトとして運営されてきました。しかし、地域での生活を支える支援は医療・介護だけで完結するものではありません。障害のある方々にとって、障害福祉サービスは生活の質を向上させ、社会参加を促進するために不可欠な要素です。実際に、障害福祉サービス事業者からも「障害福祉も掲載してほしい」「医療・介護とあわせて探せるようにしてほしい」という要望が多数寄せられていたといいます。

今回のバージョンアップは、利用者やご家族の生活の中で一連のつながりを持つ医療・介護・障害福祉を横断的に探せる検索環境を実現し、現場の実情に即した情報提供を目指すものです。

高齢女性と介護士の後ろ姿

29種類の障害福祉サービスが網羅的に検索可能に

今回追加される障害福祉サービスは以下の29種類です。これにより、在宅医療、訪問看護、介護サービス、そして障害福祉サービスといった地域生活を支える多様なサービスを、同一サイト上で一括検索できるようになります。

  • 居宅介護:自宅で生活する障害のある方が、入浴、排せつ、食事などの介助や、調理、洗濯、掃除などの家事援助、外出時の移動支援などを受けられるサービス。

  • 重度訪問介護:重度の身体障害のある方や行動障害のある方に対して、自宅での生活全般にわたる長時間の身体介護や家事援助、外出時の移動支援などを行うサービス。

  • 同行援護:視覚障害のある方が、外出時に同行して移動の援護や代筆・代読などを行うサービス。

  • 行動援護:知的障害や精神障害により行動に著しい困難がある方が、外出時や自宅で危険を回避するための援護や、行動の際に必要な介助を行うサービス。

  • 重度障害者等包括支援:重度の障害がある方が、居宅介護、重度訪問介護、生活介護、短期入所などの複数のサービスを一体的に利用できる包括的な支援サービス。

  • 療養介護:医療と常時の介護を必要とする障害のある方が、病院や診療所などの施設で日中活動や機能訓練、医療的なケアを受けながら生活するサービス。

  • 生活介護:常に介護が必要な障害のある方が、日中に生活能力向上のための支援や創作的活動、生産活動の機会を提供されるサービス。

  • 短期入所:自宅で介護している家族が病気や冠婚葬祭などの理由で一時的に介護できない場合に、障害のある方が短期間施設に入所して介護や生活支援を受けられるサービス。

  • 施設入所支援:地域での生活が困難な障害のある方が、施設に入所して夜間や休日に介護や生活支援を受けられるサービス。

  • 共同生活援助:障害のある方が、共同生活住居(グループホーム)で、日常生活上の相談や援助を受けながら自立した生活を目指すサービス。

  • 宿泊型自立訓練:地域での一人暮らしを目指す障害のある方が、施設に宿泊しながら、生活能力向上のための訓練や相談援助を受けられるサービス。

  • 自立訓練(機能訓練):身体機能や生活能力の維持・向上のための訓練を、施設に通いながら受けられるサービス。

  • 自立訓練(生活訓練):地域生活を営む上で必要な生活能力の向上のための訓練や相談援助を、施設に通いながら受けられるサービス。

  • 就労継続支援A型:企業等での就労が困難な障害のある方が、雇用契約を結び、一般企業での就労に必要な知識や能力の向上を目指すサービス。

  • 就労継続支援B型:企業等での就労が困難な障害のある方が、雇用契約を結ばずに、自分のペースで働く訓練や生産活動を行うサービス。

  • 計画相談支援:障害のある方が、適切なサービスを利用できるよう支援計画を作成し、サービス事業所との連絡調整を行うサービス。

  • 地域相談支援(地域移行):施設に入所している障害のある方が、地域での生活に移行できるよう支援を行うサービス。

  • 地域相談支援(地域定着):地域で生活している障害のある方が、地域での生活を継続できるよう、緊急時の対応や関係機関との連携などを行うサービス。

  • 就労移行支援:一般企業への就職を目指す障害のある方が、就職に必要な知識やスキルを習得するための訓練や就職活動の支援を受けられるサービス。

  • 自立生活援助:一人暮らしの障害のある方が、地域で自立した生活を送れるよう、日常生活上の相談や援助を受けられるサービス。

  • 就労定着支援:一般企業に就職した障害のある方が、職場に定着できるよう、職場や生活に関する相談援助を行うサービス。

  • 児童発達支援:発達に課題のある未就学の児童が、日常生活や集団生活に適応するための訓練や療育を受けられるサービス。

  • 医療型児童発達支援:医療的なケアが必要な発達に課題のある未就学の児童が、医療と療育を一体的に受けられるサービス。

  • 放課後等デイサービス:学校通学中の障害のある児童が、放課後や長期休暇中に生活能力向上のための訓練や活動の機会を提供されるサービス。

  • 居宅訪問型児童発達支援:重度の障害などにより外出が困難な児童が、自宅で児童発達支援を受けられるサービス。

  • 保育所等訪問支援:保育所や幼稚園、学校などに通う障害のある児童が、集団生活に適応できるよう、専門職員が訪問して支援を行うサービス。

  • 福祉型障害児入所施設:障害のある児童が、保護者のもとを離れて入所し、生活支援や療育を受けられる施設。

  • 医療型障害児入所施設:医療的なケアが必要な障害のある児童が、保護者のもとを離れて入所し、医療と生活支援、療育を一体的に受けられる施設。

  • 障害児相談支援:障害のある児童やその保護者が、適切なサービスを利用できるよう支援計画を作成し、サービス事業所との連絡調整を行うサービス。

「おうちde医療」とは?地域生活を支える情報サイト

「おうちde医療」は、在宅医療、訪問看護、介護サービス、障害福祉サービスなどを検索できる情報サイトとして、利用者やそのご家族、支援に関わる医療・介護・福祉職の方々にとって、地域の社会資源を探しやすい情報基盤となることを目指しています。今後も、掲載情報の拡充、検索機能の改善、地域別コンテンツの充実を通じて、「どこに相談すればよいかわからない」「どのサービスを選べばよいかわからない」といった不安の解消に貢献していくことでしょう。

おうちde医療 ロゴ

サイト概要

  • サイト名: おうちde医療

  • URL: https://zaita9iryou.com/

  • 運営会社: 在宅医療com株式会社

  • 代表者: 代表取締役 出塚豪記

  • 内容: 在宅医療、訪問看護、介護サービス、障害福祉サービス等を検索できる情報サイト

  • バージョンアップ予定: 2026年7月3日(金)

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77