Last Updated on 2026年4月30日 by 菅間 大樹
障害福祉にも貢献する「社会保障ゲーム」が100件突破の快挙
NPO法人Social Change Agencyが提供する「社会保障ゲーム」が、2026年4月に累計注文数100件を達成しました。
注文は全国にわたり、中学校・高等学校、大学・専門学校といった教育機関だけでなく、教育委員会、医療機関、社会福祉法人、自治体、士業団体、民間企業、NPO、さらには個人まで、多岐にわたる分野から寄せられています。この実績は、社会保障教育への関心が特定の専門領域にとどまらず、世代や職種、セクターを越えて広がっていることを示しています。特に医療・福祉現場や自治体での活用は、障害を持つ方々への支援に携わる専門職の制度理解を深め、ひいては利用者へのより適切なサポート提供に繋がるものと期待されます。
「誰もが使える制度」へ:代表理事の想いとゲームの役割
NPO法人Social Change Agencyの代表理事である横山北斗氏は、「社会保障ゲーム」を「知っている人だけが使える制度」から「誰もが自分の生活のなかで権利として使える制度」に変えていくための入り口として開発したと述べています。
このゲームが、学校教育、専門教育、教員研修、医療・福祉現場の勉強会、自治体職員研修、企業研修、そして地域の学習会といった幅広い場で活用されていることは、社会保障を知る機会への関心が分野を越えて確実に広がっている証拠です。障害を持つ方々やそのご家族にとって、社会保障制度を自身の権利として理解し、活用することは、生活の質を高める上で非常に重要です。このゲームは、その第一歩となる貴重な機会を提供しています。
「社会保障ゲーム」の概要と学びのポイント
「社会保障ゲーム」は、架空のキャラクターに起こる「失業」「病気や怪我」「介護」「出産・子育て」「死別」といった様々なピンチを通して、社会保障制度について学ぶシミュレーション教材です。
中学生以上を対象とし、授業や研修、地域学習会など幅広い場面で利用できます。1セットで4〜6人がプレイでき、所要時間は60〜90分です。価格は14,800円(税込)で、2026年3月より受注販売が開始されています。
このゲームを通じて、参加者は具体的な事例を通して社会保障制度の仕組みや利用方法を体験的に学ぶことができます。特に、障害を持つ方々が直面する可能性のある状況をシミュレーションすることで、制度の必要性や利用の仕方を深く理解する手助けとなるでしょう。
詳細・お申し込みは以下の販売サイトをご覧ください。
NPO法人 Social Change Agencyの取り組みと開発責任者プロフィール
NPO法人 Social Change Agencyは、申請主義に基づく日本の社会保障制度が抱えるアクセス格差の解消を目指し、社会保障教育プログラム、AIツール、政策提言の3つの領域で活動を展開しています。障害を持つ方々を含む、社会保障を必要とする全ての人々が、制度を円滑に利用できる社会の実現に貢献しています。
開発責任者である横山北斗氏は、社会福祉士として医療機関での相談援助業務に従事後、NPO法人を設立。著書に『15歳からの社会保障(日本評論社)』があり、内閣府やこども家庭庁、厚生労働省の委員も歴任するなど、社会保障分野における豊富な知見と経験を持っています。その専門性が、このゲームの質の高さと実用性を裏付けています。
「社会保障ゲーム」の普及は、社会保障制度への理解を深め、誰もが安心して暮らせる社会を作るための大きな一歩です。障害福祉に関わる方々、そして社会保障に関心を持つ全ての方にとって、このゲームが学びと行動のきっかけとなることを期待します。

