この記事で分かること

  • 「第1回 岡崎竜城パラスイミングフェス 大森國臣杯」の開催概要と参加方法

  • 障がいのある子どもから大人まで、誰もが楽しめる大会の工夫

  • 地域における障がい者水泳の歴史と、大会に込められた想い

  • 岡崎竜城スイミングクラブが推進する障がい者水泳への取り組み

長年続く障がい者水泳大会を継承!「岡崎竜城パラスイミングフェス 大森國臣杯」とは?

愛知県岡崎市でスイミングスクールを運営する株式会社岡崎竜城スイミングクラブは、日本スイミングクラブ協会東海支部・三河地区が長年開催してきた「三河地区 障がい者水泳記録会」の役割と志を受け継ぎ、「第1回 岡崎竜城パラスイミングフェス 大森國臣杯」を主催します。

開催概要と参加対象者

本大会は、障がいのある子どもたちを主な対象としていますが、障がいのある成人の方も参加可能です。競技経験の有無や水泳を始めたばかりの方でも安心して参加できるよう、一人ひとりの挑戦をたたえる環境が整えられています。

開催情報

項目 内容
主催 株式会社岡崎竜城スイミングクラブ
大会名 第一回 岡崎竜城 パラスイミングフェス大森國臣杯
開催日時 2026年11月8日(日)
開催場所 岡崎竜城スイミングクラブ南校 愛知県岡崎市下和田町字尾之越36番地1
対象 障がいのある子どもを中心としたスイマーと、そのご家族・付き添いの方 ※障がいのある成人の方もご参加いただけます。
参加費用 本人と保護者ペア:3,000円 / 兄弟姉妹:2,000円
申込締切 2026年10月8日(木)まで
申込方法 申込書をメール(info@tatsuki-sc.jp)に送付してください。申込書は下記URLよりダウンロードいただけます。

申込書ダウンロードURL

競技種目と大会プログラム

大会では、競泳の4泳法に加えて、水中歩行や「なんでも泳ぎ」といった、参加者の多様なニーズに応える種目が用意されています。すべての競技は水中からスタートし、参加者全員に完泳メダルと参加賞が贈呈されます。

プログラム内容

  • 競技種目:自由形(25m / 50m)、背泳ぎ(25m / 50m)、平泳ぎ(25m / 50m)、バタフライ(25m / 50m)、水中歩行(25m)、なんでも泳ぎ(25m)

  • タイムスケジュール:受付時間 9:00~9:45、開会式 10:00、競技開始 10:20、競技終了予定 12:00

障がいの有無や泳力に関わらず楽しめる工夫

本大会は、速さや順位だけを追求するのではなく、水の中で自分の力で進むこと、最後まで泳ぎ切ること、初めての泳ぎ方に挑戦することなど、参加者それぞれの「できた」を大切にします。すべての競技を水中スタートで実施し、保護者や付き添いの方がプールサイドに入って補助することも可能です。これにより、一般的な競技会への参加に不安を感じる方でも、安心して水泳を楽しむことができます。

地域に根ざした障がい者水泳の歴史と「大森國臣杯」に込められた想い

10年以上の歴史を持つ「三河地区 障がい者水泳記録会」の継承

「三河地区 障がい者水泳記録会」は、日本スイミングクラブ協会東海支部・三河地区の主催により、少なくとも2014年には開催されており、10年以上にわたって地域で水泳に取り組む障がいのある方々の発表と交流の場となってきました。この大会は、各泳法の記録測定だけでなく、水中歩行やリレー、綱引き、大玉送り、宝探しなども行われ、泳力や年齢にかかわらず楽しめる大会として、地域の多くの方々に支えられてきました。今回の「岡崎竜城パラスイミングフェス 大森國臣杯」は、この長きにわたる大会の理念を継承し、新たな歴史を重ねていくものです。

障がい者水泳の普及に尽力した創業者・大森國臣氏の功績

大会名に冠された「大森國臣」氏は、岡崎竜城スイミングクラブの創業者であり、長年にわたり障がい者水泳の普及と指導者育成に尽力してきました。特に知的障がいのある子どもたちへの水泳指導に早くから取り組み、国内における障がい者水泳指導の先駆者の一人として知られています。

2011年に日本スイミングクラブ協会で発足した「障害者水泳普及活動推進委員会」(現・障害者水泳委員会)の立ち上げにも携わり、より多くの障がいのある子どもたちに水泳の機会を届けるため、指導者の育成をライフワークとしてきました。また、今回継承される「三河地区 障がい者水泳記録会」の考案者でもあります。この「大森國臣杯」という名称には、氏の功績を顕彰するだけでなく、障がいの有無や泳力にかかわらず、一人ひとりの挑戦を認め、その可能性を広げるという志を次の世代へ継承する強い思いが込められています。

岡崎竜城スイミングクラブの障がい者水泳への継続的な取り組み

岡崎竜城スイミングクラブでは、身体障がい、知的障がいなど、さまざまな特性のある方への水泳指導に継続して取り組んでいます。一人ひとりの身体的な特徴、発達段階、水への不安、泳力、目標などを踏まえ、指導者がそれぞれの状況に応じた指導を行っています。

こうした日々の取り組みを背景に、2025年ジャパンパラ水泳競技大会(障がいを持つスイマーが参加する国内最高峰の大会の一つ)には、同クラブで練習する3名の選手が出場しました。

同クラブは、競技大会への出場や記録の向上だけを水泳の目的とはしていません。水に親しむこと、自分の身体を知ること、できることを一つずつ増やすことも、水泳がもたらす大切な価値と考えています。今回の大会を通じて、これまで競技会への参加機会が少なかった子どもや成人にも挑戦の場を広げ、水泳を生涯にわたって楽しめる地域環境づくりを進めていくことが期待されます。

参加を検討している方へ:よくある質問(Q&A)

Q1: 泳ぎに自信がなくても参加できますか?

A1: はい、ご参加いただけます。本大会は速さや順位を競うだけでなく、水泳を始めたばかりの方や競技経験のない方も歓迎しています。水中歩行や「なんでも泳ぎ」といった種目もあり、一人ひとりの挑戦をたたえることを目的としています。

Q2: 家族も一緒にプールサイドに入れますか?

A2: はい、可能です。保護者や付き添いの方はプールサイドに入ることができ、必要に応じて入水して参加者を補助することも認められています。安心して参加できる環境が整っています。

Q3: 申込みはどのように行えばよいですか?

A3: 申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上、メール(info@tatsuki-sc.jp)で送付してください。申込書は岡崎竜城スイミングクラブの公式サイトからダウンロードできます。

まとめ

「第1回 岡崎竜城パラスイミングフェス 大森國臣杯」は、愛知県岡崎市で長年培われてきた障がい者水泳の歴史を受け継ぎ、新たな時代へとつなぐ重要なイベントです。この大会は、障がいのある方が水泳を通じて自信を深め、新たな可能性を発見する場となることでしょう。

水泳指導を通じて、家族の絆を大切にし、参加者の人生に寄り添うサポーターであり続けたいという、岡崎竜城スイミングクラブ代表取締役の大森久美氏のコメントにもあるように、この大会は単なるスポーツイベントに留まらない、地域コミュニティの拠点としての役割も担っています。障がい福祉に関心のある方や、水泳を通して新たな一歩を踏み出したい方は、ぜひこの機会に参加を検討してみてはいかがでしょうか。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77