誰もが活躍できる職場へ:パルシステム神奈川が「障害者雇用優良事業所等表彰」でW受賞
障害のある方がその能力を最大限に発揮し、社会で活躍できる環境づくりは、現代社会において重要なテーマです。この度、生活協同組合パルシステム神奈川(本部:横浜市港北区)が、令和8年度「障害者雇用優良事業所等表彰」において、事業所と職員のW受賞という快挙を成し遂げました。この表彰は、障害者雇用に対する積極的な取り組みや、模範的な勤労を称えるもので、パルシステム神奈川の共生社会実現への貢献が評価された形です。
「障害者雇用優良事業所等表彰」とは?パルシステム神奈川の受賞詳細
「障害者雇用優良事業所等表彰」は、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が、障害者の雇用促進と職業の安定を図ることを目的に実施しています。障害者を積極的に多数雇用した事業所や、長年にわたり模範的な職業人として勤続する優秀な障害者に対し、その努力と功績を称えるものです。
パルシステム神奈川は、この表彰において、宮前センター(神奈川県川崎市)と、横浜北センター(神奈川県横浜市)の皆川英子職員が「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞」を受賞しました。表彰式は2026年9月2日(水)に、はまぎんホールヴィアマーレ(横浜市西区)で行われ、宮前センターを代表して黒木誠職員と皆川英子職員が表彰状を受け取りました。
障害者雇用率18.8%を実現!宮前センターの「サポートブック」による職場づくり
「障害者雇用優良事業所」として表彰された宮前センターは、障害者の雇用拡大と定着において顕著な成果を上げています。法定雇用率(企業が雇用しなければならない障害者の割合で、2025年6月1日時点では2.5%)が定められている中で、同センターは18.8%という高い雇用率を達成しています。
この高い雇用率の背景には、積極的な採用活動と、きめ細やかな職場環境づくりがあります。支援団体と連携した求職者向けの職場見学会の実施に加え、特に注目されるのが、個別に作成される「サポートブック」です。このブックには、障害のある職員一人ひとりの特性や得意・不得意な作業、面談内容などがまとめられており、職員間の相互理解を深め、働きやすい職場づくりに貢献しています。これらの取り組みが、積極的な障害者採用と職場定着への評価につながりました。
25年間勤続の模範的職業人 皆川職員が「優秀勤労障害者」として表彰
「優秀勤労障害者」として表彰された皆川英子職員は、横浜北センターに25年にわたり勤続しています。1日6時間、週5日間の勤務で、センター内の清掃業務を担当。手順書以上の細やかな気配りで施設内を磨き上げ、清潔で快適な環境維持に貢献しています。
また、朝礼での業務品質標語の唱和を担当するなど、元気な挨拶で職場の雰囲気を明るくすることにも貢献。その真摯な勤務態度と周囲への良い影響が評価され、今回の受賞に至りました。
表彰式後、宮前センターを代表して表彰状を受け取った黒木誠職員は、「今回の受賞を嬉しく思います。勤続25年を迎えましたが、定年まで頑張りたいです」と抱負を述べました。また、皆川職員は「受賞するとは思っていなかったのでびっくりしました。一緒に働く職員の皆さんは優しく、毎日の清掃業務は楽しく行っています」と、日々の業務への思いを語りました。
障害者と働く社会を“当たり前”に パルシステム神奈川の継続的な取り組み
パルシステム神奈川は、今回の受賞に留まらず、障害者雇用の拡大と共生社会の実現に向けた多様な施策を継続的に展開しています。その一部を紹介します。
星槎大学との包括的連携協定
2025年8月には、星槎大学と障害者雇用推進に向けた包括的連携協定を締結しました。この協定は、障害を持つ職員の支援担当者へのメンタルケア、星槎大学による相談受け入れ、教育、研修の実施を目的としており、支援体制の強化を図っています。
障害者アート作品展示「パル・アート」の推進
2026年3月からは、障害者の活躍機会創出を目的とするアート作品展示の仕組み「パル・アート」を新横浜本部で開始しました。現在は配送センター3カ所にも導入されており、今後、県内の各事業所へとさらに広げていく予定です。これは、アートを通じて障害のある方の才能を発信し、社会との接点を増やす機会を提供しています。
パルシステム神奈川は、これらの取り組みを通じて、全ての職員が安心して働ける職場環境づくりを目指し、誰もが尊重され、ともに生きる共生社会の実現に貢献していくことでしょう。




