エレコムが「第18回サイトワールド2026」に初出展!触覚フィードバック搭載モバイルバッテリーや2026年12月発売予定の新製品先行体験など、視覚障がい者の声を活かしたインクルーシブデザイン製品の展示概要・日時・会場アクセスを解説します。


この記事で分かること

  • サイトワールド2026の基本情報(開催日時・会場・主催)
  • エレコムがサイトワールド2026に初出展する背景と目的
  • 会場で体験できる「触覚フィードバック搭載モバイルバッテリー」や未発売新製品の特徴
  • 視覚障がい当事者や支援者が体験ブースを活用するための手順とチェックポイント
  • インクルーシブデザインなど福祉・デジタル関連用語の初心者向け解説

日常生活やデジタル機器の操作に悩む視覚障がい者・支援者へ

「外出先でモバイルバッテリーの充電状態やボタンの位置が手探りでは分かりにくい」
「自分に合った使いやすいパソコン周辺機器やデジタルグッズを探したい」

このような悩みや不安をお持ちの視覚障がい当事者の方や、そのご家族・支援者の方も多いのではないでしょうか。

パソコンやスマートフォンの周辺機器大手として知られるエレコム株式会社が、視覚障がい者向け総合イベント「第18回サイトワールド2026」へ初めて出展することが発表されました。

この記事では、福祉領域の視点から、エレコムの出展内容や注目のインクルーシブデザイン製品、会場で体験できる展示内容について分かりやすく解説します。


第18回サイトワールド2026とは?イベント概要と開催情報

サイトワールドは、2006年に初開催され、2026年で第18回を迎える視覚障がい者に特化した国内最大級の総合イベントです。国内外の企業や団体が集まり、製品・サービスの展示、講演会、体験会など、「出展者と来場者のコミュニケーション」を重視した場として運営されています。

開催日時・会場アクセス・ブース番号

サイトワールド2026の開催概要は以下の通りです。

  • イベント名称: 第18回サイトワールド2026
  • 開催日程: 2026年10月22日(木)~10月24日(土)
  • 開催時間: 10:00~16:30(※最終日10月24日のみ16:00終了)
  • 会場: すみだ産業会館サンライズホール(錦糸町マルイ 8階)
  • エレコムブース番号: 32
  • 主催: サイトワールド実行委員会
  • 入場料・参加対象: 視覚障がい者本人、ご家族、支援者、福祉・教育関係者、製品開発関係者など

エレコムがサイトワールド2026に初出展する背景とインクルーシブデザイン

1986年創業のエレコムは、IT周辺機器を中心にヘルスケアや各種ソリューションなど幅広く事業を展開してきました。エレコムは存在意義(パーパス)として「Better being」を掲げており、より良き技術と品質で社会や環境に貢献することを目指しています。

なぜ今、視覚障がい者向けイベントに出展するのか?

製品の使いやすさは、使う方の年齢や身体的特性、利用環境によって大きく変化します。エレコムでは、より多くのユーザーが安心して製品を使用できるよう、実際に利用者の声を聞きながら形状や操作性の検討を重ねてきました。

今回のサイトワールド初出展を通じて、会場で製品を直接手に取ってもらい、来場者からの生の意見や感想を今後の製品開発へ活かすことを目指しています。

専門用語解説:「インクルーシブデザイン」とは?

初心者向け解説
インクルーシブデザイン(Inclusive Design)とは、高齢者や障がい者など、従来のデザインプロセスから排除されがちだった人々の意見を企画・開発の初期段階から取り入れ、一緒に製品やサービスを作り上げていく手法です。特別な福祉機器を作るのではなく、「誰にとっても使いやすい標準製品」を目指すアプローチとして注目されています。


注目の展示製品!体験型ブースで試せるデジタル機器

エレコムブース(ブース番号32)では、当事者の声を取り入れて開発された注目の製品が多数展示・体験できます。

1. 触覚フィードバック搭載 モバイルバッテリー(DE-C78L-10000WF)

2025年11月発売の「触覚フィードバック搭載 モバイルバッテリー」(型番:DE-C78L-10000WF)は、視覚障がいのあるユーザーとの対話を経て誕生したインクルーシブデザイン製品です。

専門用語解説:触覚フィードバック(Tactile Feedback)とは?
画面やランプなどの視覚情報に頼らず、指先への振動や凹凸・感触の変化によって、機器の動作状態やスイッチのオン・オフを直感的に把握できる技術や設計のことです。

手触りや指先の感覚で状態を認識できるため、視覚に頼らず安全かつスムーズに操作できます。

2. 2026年12月発売予定!共創による未発売新製品の初展示

会場では、2026年12月に発売が予定されている視覚障がいのあるユーザーと共創した新製品が世界に先駆けて初公開されます。一般発売前に実際に手に取り、開発の背景や細かな工夫を直接体験することが可能です。

3. 日常生活・PC操作をサポートする周辺機器の体験

パソコンやゲーム機器の操作に使用する各種周辺機器も展示されます。来場者がご自身のデバイスを持参して接続し、キーやボタンの配置、持ったときの感触や打点感を試すことができます。


ブース体験・来場までの3ステップ(ステップ形式ガイド)

サイトワールド2026のエレコムブースをスムーズに体験するためのステップガイドです。

【ステップ1】事前に開催日時・アクセスを確認
錦糸町マルイ8階「すみだ産業会館サンライズホール」へ来場(2026年10月22日〜24日)
  ↓
【ステップ2】エレコムブース「32番」へ向かう
会場マップでブース番号32を確認し、受付やスタッフの案内でブースへ移動
  ↓
【ステップ3】実際に機器を手に取って触感・操作性を体験
触覚フィードバック機能やご自身の持参デバイスとの接続で操作感をチェック

比較表:エレコム展示製品と体験ポイントの整理

エレコムブースで体験できる主要製品の特徴を一覧表で比較・まとめました。

製品・展示内容特徴・技術ポイント発売時期・体験ポイント
触覚フィードバック搭載 モバイルバッテリー(DE-C78L-10000WF)視覚障がいユーザーとの対話で開発。指先の感覚で動作や状態が確認できるインクルーシブ製品2025年11月発売済み 手触りや触覚応答の使いやすさを実機で確認可能
ユーザー共創・新製品視覚障がい当事者の声を直接反映した最新のデジタルグッズ2026年12月発売予定 発売前に会場で初展示・先行体験が可能
PC・ゲーム用周辺機器キー配置・ボタン位置・手触り・操作性に配慮した機器類自身の持ち込みデバイス(PCやゲーム機)に接続して操作感をテスト可能

Q&Aコーナー

Q1. サイトワールド2026への入場には事前予約や入場料が必要ですか?

A. サイトワールドは視覚障がい者本人をはじめ、ご家族、支援者、福祉関係者などどなたでも参加できる総合イベントです。会場のすみだ産業会館サンライズホール(錦糸町マルイ8階)へ直接ご来場いただけます。

Q2. 自分のパソコンやスマートフォンを持ち込んで接続を試せますか?

A. はい、エレコムブースでは、ご自身がお使いのデバイスを持参して接続し、操作性やキーの打ち心地などを確認できます。

Q3. エレコム製品に関する要望や使いにくさについて直接伝えることはできますか?

A. エレコムは「実際に使う方々からの直接のご意見や感想を今後の製品開発に活かす」目的で出展しています。ブース担当者へ気づいた点や要望を直接伝える良い機会となります。


まとめ:デジタル機器のアクセシビリティ向上に期待

エレコムの第18回サイトワールド2026への初出展は、視覚障がいのある方々にとってデジタル機器の選択肢がさらに広がる貴重な取り組みです。

触覚フィードバック搭載モバイルバッテリーをはじめ、当事者との共創による新製品を直接体験できる絶好の機会となっています。

日常生活でのデジタル機器操作や外出先での充電に不便を感じている方は、ぜひ2026年10月22日〜24日の期間中、錦糸町マルイ8階「すみだ産業会館サンライズホール(ブース32)」へ足を運んでみてください。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77