品川区が「アイコサポート」包括加入プラン導入!視覚障害者のQOL向上を目指す自治体の取り組み
多くの視覚障害者は、日々の生活の中で買い物や移動など、視覚情報が限られることによる様々な不便を経験しています。このような状況に対し、株式会社プライムアシスタンスは、視覚障害者の社会参加促進や生活の質の向上を目指し、2021年12月に遠隔支援サービス「アイコサポート」の提供を開始しました。
専門用語解説:QOL(生活の質)とは?
QOLとは「Quality of Life」の略で、「生活の質」と訳されます。単に生命を維持するだけでなく、精神的・身体的・社会的・経済的に充実し、幸福で満足のいく生活を送れているかどうかを評価する概念です。障害福祉の分野では、障害のある人が自分らしい生活を送り、社会に参加できる環境を整えることがQOL向上に繋がると考えられています。
プライムアシスタンスが提供する「アイコサポート」
「アイコサポート」は、視覚障害者が持つスマートフォンのカメラ映像と位置情報をもとに、遠隔地の専門オペレーターが視覚情報を音声で案内するサービスです。これにより、視覚情報のバリアフリーを推進し、視覚障害者がいつでも気軽に安心して行動できる社会の実現を目指しています。
より詳しいサービス内容は、以下の「アイコサポート」ウェブサイトで確認できます。
アイコサポートウェブサイト
視覚障害者向け遠隔サポート「アイコサポート」とは?機能と利用方法を解説
「アイコサポート」は、スマートフォンの技術を活用して視覚障害者の「見えない」をサポートします。専門の研修を受けたオペレーターが、厳格な個人情報管理のもと、タイムリーに視覚情報を提供することで、利用者の生活の利便性を高めます。
スマートフォンを活用した遠隔支援の仕組み
利用者がスマートフォンを操作すると、そのカメラ映像とGPS位置情報が遠隔地のオペレーターに共有されます。オペレーターはこれらの情報をもとに、利用者の周囲の状況を把握し、音声で必要な情報を提供します。例えば、道案内、商品の確認、書類の読み上げなど、多岐にわたるサポートが可能です。このサービスはiPhoneのみで提供されています。


包括加入プランで自治体と住民にもたらされる利点
今回品川区が採用した「包括加入プラン」は、自治体とプライムアシスタンスが包括契約を締結し、自治体が「アイコサポート」の利用者IDを一括購入する仕組みです。このプランにより、自治体は住民に直接利用者IDを発行できるため、迅速かつ均質なサービス提供が可能となります。また、柔軟な制度設計が行えるため、誰もが安心して生活できるまちづくりに貢献すると考えられます。

品川区での「アイコサポート」利用対象者と利用条件
品川区における「アイコサポート」の導入概要は以下の通りです。
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導入目的: 情報と移動のバリアフリーの推進
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利用対象者: 品川区内在住の18歳以上の視覚障害者(身体障害者手帳所持者に限る)
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システム利用可能エリア: 日本全国
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システム利用時間: 午前9時から午後9時まで(土日祝日を含む)
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一人当たりの利用時間上限: 2時間/月
品川区の視覚障害者は、これらの条件を満たせば、費用負担なく全国どこでもサービスを利用でき、日常生活における様々な場面でのサポートを受けられるようになります。
視覚障害者の社会参加促進とSDGsへの貢献:今後の展望
プライムアシスタンスは、「アイコサポート」の提供を通じて、視覚情報へのアクセスをサポートし、視覚障害者の行動範囲や選択肢の拡大、就労などの社会参加促進、そして生活の質の向上を目指しています。
同社は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献することを目指しており、特に以下の目標に注力しています。
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目標3: すべての人に健康と福祉を
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目標4: 質の高い教育をみんなに
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目標8: 働きがいも経済成長も
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目標10: 人や国の不平等をなくそう

「アイコサポート」のようなデジタル技術を活用した支援は、視覚障害者が直面する情報格差や移動の困難さを解消し、より自立した生活を送るための強力なツールとなるでしょう。品川区のこの取り組みが、他の自治体にも波及し、全国的に視覚障害者のQOL向上と地域共生社会の実現が進むことが期待されます。
関連情報については、プライムアシスタンスのアイコサポート事業ページもご参照ください。



