この記事で分かること
- ニーズ・シーズマッチング交流会2026の概要と開催目的
- Web開催(2026年10月1日〜2027年1月31日)と東京会場(2026年12月17日・18日)の日程・アクセス
- 審査を通過した131社が出展する注目の障害者自立支援機器分野(身体・視覚・聴覚・高次脳機能・精神等)
- 事前申し込みの具体的なステップと来場時のポイント
- 初心者向けの専門用語解説(ニーズとシーズの違い)およびWeb/リアル開催の比較表
福祉現場や当事者の困りごとを解決する「最新の支援機器」に出会うために
障害当事者やそのご家族、あるいは医療・福祉・介護現場で支援に携わる方々にとって、「日常生活や就労の課題を解決する支援機器がどこにあるのか分からない」「実際に試して利便性を確かめたい」という悩みは少なくありません。
一方で、福祉用具や支援機器を開発するメーカー・研究機関にとっても、「当事者や現場の生の声を製品改良や新規開発にどのように生かすか」が大きな課題となっています。
このような「使う人」と「作る人」の課題を解消し、未来の自立支援機器を共創する機会として開催されるのが、公益財団法人テクノエイド協会主催の「ニーズ・シーズマッチング交流会2026」です。
本記事では、障害福祉専門メディア「findgood」の視点から、ニーズ・シーズマッチング交流会2026の開催概要、事前申し込みの手順、注目の出展分野、参加価値について解説します。
ニーズ・シーズマッチング交流会2026とは?初心者向け基礎解説
専門用語解説:「ニーズ」と「シーズ」の違いとは?
障害福祉やものづくりの分野で頻繁に使われる「ニーズ」と「シーズ」という言葉について、身近な例を交えて解説します。
- ニーズ(Needs)とは?
- 意味:生活者や障害当事者、福祉現場が感じている「困りごと」「必要性」「こんな機能がほしいという要望」のことです。
- シーズ(Seeds)とは?
- 意味:企業や大学、研究機関が保有している「最新技術」「素材」「アイデア・技術の種(タネ)」のことです。
つまり、「使う人の困りごと(ニーズ)」と「作る人の技術(シーズ)」を結びつけ(マッチング)、より実用的な製品へと進化させる場が「ニーズ・シーズマッチング交流会」です。
ニーズ・シーズマッチング交流会2026の開催目的と特徴
ニーズ・シーズマッチング交流会は、障害当事者と支援機器開発者が自由に意見交換を行い、当事者の思いや要望を反映した支援機器の開発へつなげることを目的としたイベントです。
開発途中の試作機や改良予定の機器が出展され、来場者が直接開発者にフィードバックを伝えられる貴重な共創の機会となっています。
ニーズ・シーズマッチング交流会2026の開催概要・日程・会場アクセス
本交流会は、オンラインでじっくり閲覧できる「Web開催」と、実際に機器を見て触れられる「東京会場(リアル展示)」の2つの形態で実施されます。
【開催形態の概要】
┌─────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Web開催:令和8年10月1日(木) ~ 令和9年1月31日(日) │
│ └─ プラットフォーム上での情報閲覧・意見交換 │
├─────────────────────────────────────────────────────────┤
│ 東京会場:令和8年12月17日(木) ・ 12月18日(金) │
│ └─ 東京都立産業貿易センター台東館での実機体験・展示 │
└─────────────────────────────────────────────────────────┘
1. Web開催(オンライン会場)の実施期間
Web開催は、長期間にわたり全国どこからでもアクセス可能なオンライン展示です。
- 開催期間:令和8年(2026年)10月1日(木) ~ 令和9年(2027年)1月31日(日)
- 会場:テクノエイド協会HP内「Web交流プラットフォーム」
- 特徴:出展機器の詳細情報や動画などを閲覧し、オンライン上で意見交換を行うことができます。
2. 東京会場(リアル展示)の日程・会場アクセス
リアル会場では、試作機や展示機器を実際に操作し、開発者と対面で対話することが可能です。
- 開催日時:
- 令和8年(2026年)12月17日(木) 10:00~17:00
- 令和8年(2026年)12月18日(金) 10:00~16:00
- 会場:東京都立産業貿易センター台東館(5・6階展示室)
- 所在地:〒111-0033 東京都台東区花川戸2-6-5
- 交通アクセス:
- 東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩5分
- 都営浅草線「浅草駅」より徒歩8分
- つくばエクスプレス「浅草駅」より徒歩9分
- 都営バス「二天門」下車すぐ前
3. 参加費と事前申し込みの必要性
- 参加費:無料(障害当事者、家族、支援者、事業者など、どなたでも参加可能)
- 事前申し込み:会場混雑の緩和およびスムーズな案内のため、来場の事前申し込みが必要です。
出展企業131社!展示される障害者自立支援機器の対応分野
本交流会には、厳しい審査を経て選ばれた総勢131社の出展者、13の障害当事者・支援者団体、行政、開発支援機関が一堂に会します。
対応する障害種別と製品分野
展示・紹介される支援機器は、多岐にわたる障害種別や生活シーンに対応しています。
| 障害種別・対応分野 | 対象・機器の具体例 |
|---|---|
| 身体障害 | 移動支援機器、座位保持ツール、上肢機能補完機器など |
| 視覚障害(盲ろう含む) | 視覚補助具、点字・音声案内機器、歩行アシスト技術など |
| 聴覚障害 | 情報バリアフリー機器、音コミュニケーションツールなど |
| 高次脳機能障害 | 記憶・スケジュール支援ツール、意思疎通補助具など |
| 知的障害・精神障害(発達障害含む) | 日常生活支援具、情緒安定・コミュニケーション支援ツールなど |
| 自助具・見守り支援・その他 | 日常の細かな動作を助ける器具、センサー・見守りテクノロジーなど |
日常生活の利便性向上だけでなく、就労支援、意思伝達、移動補助、教育現場での活用など、多角的なニーズに応える最新機器が展示されます。
専門家視点から見るニーズ・シーズマッチング交流会の参加価値
過去実績(前回の東京開催で約1,000名が参加)
前回の東京開催(2025年度)では、約1,000名の来場者を迎え、活発な意見交換が行われました。
過去の参加者からは以下のような声が寄せられています。
- 「開発者と直接話すことで、現場で真に必要な課題や使い勝手を伝えることができた」
- 「最新の支援機器に触れることで、障害者の就労や自立生活の新たな可能性を感じた」
福祉専門ライターによる考察:なぜ「直接意見交換」が重要なのか
福祉用具や支援機器の導入において最も頻繁に発生するトラブルは、「導入したものの、使う人の身体状況や生活環境に適合しなかった」というミスマッチです。
完成品として市場に出回った後に不便さを変更することは困難ですが、本交流会のように「試作段階」「改良予定段階」の機器に当事者や支援者が意見を伝えることで、使いやすさが大幅に向上した状態で製品化されるという大きなメリットが存在します。
また、会場内では開発助成金事業の紹介やシンポジウム、パネルディスカッションなどの関連企画も予定されており、業界全体の動向を把握する上でも極めて有益な機会です。
【ステップ解説】ニーズ・シーズマッチング交流会2026の事前申し込み手順

来場登録はWebから簡単に行うことができます。以下のステップに沿って手続きを進めてください。
事前登録の4ステップ
[Step 1] 公式事前申込ページへアクセス
│
[Step 2] 申し込みフォームに必要事項(氏名・連絡先・属性等)を入力
│
[Step 3] 受付確認メールを受信
│
[Step 4] 当日、指定の会場(東京会場またはWebプラットフォーム)へ参加
- 公式申込ページへアクセス
テクノエイド協会の特設申込Webフォーム(https://www1.techno-aids.or.jp/robot/maker/index.php?fmd=158 )へアクセスします。 - 必要事項の入力
氏名、連絡先メールアドレス、所属・属性(当事者、ご家族、医療福祉関係者、企業・一般など)を選択・入力します。 - 内容の確認と送信
入力内容を確認し、送信ボタンを押します。 - 確認メールの保持
登録完了メールが届きます。東京会場への来場当日は、案内に従って受付提示用の準備を行ってください。
Web開催と東京会場(リアル開催)の違いと選び方
ご自身の状況や目的に合わせて、参加形式を選択することをおすすめします。
| 比較項目 | Web開催(オンライン) | 東京会場(リアル展示) |
|---|---|---|
| 開催期間 | 2026年10月1日~2027年1月31日 | 2026年12月17日・18日 |
| 開催場所 | オンライン(Webプラットフォーム) | 東京都立産業貿易センター台東館 |
| 主なメリット | ・全国どこからでも24時間アクセス可能・出展情報をじっくり比較検討できる | ・実機に触れて操作感を試せる・開発者と対面で深い意見交換ができる |
| こんな方におすすめ | ・遠方に住んでいて現地訪問が難しい方・事前に出展製品の予習をしたい方 | ・機器のサイズ感や使い心地を確かめたい方・開発者や出展企業と直接交流したい方 |
よくある質問(Q&A)

Q1. 障害当事者や福祉関係者でなくても参加できますか?
A1. はい、どなたでも参加可能です。
障害当事者やご家族、医療・福祉関係者はもちろんのこと、教育・行政機関、民間企業関係者、あるいは福祉用具や自立支援機器に関心のある一般の方まで、幅広く参加が歓迎されています。
Q2. 事前申し込みをせずに当日飛び込みで参加することはできますか?
A2. スムーズな入場のため、事前の申し込み手続きが推奨されています。
会場の混雑緩和や安全な運用の観点から、主催者より事前の来場申し込みが案内されています。あらかじめWebフォームより登録を済ませておくことをおすすめします。
Q3. 出展される機器の情報を事前に知る方法はありますか?
A3. テクノエイド協会の公式X(旧Twitter)などで随時情報発信が行われています。
テクノエイド協会公式X(@techno_aids )やWebプラットフォーム上にて、出展機器の情報や見どころが順次紹介されています。
Q4. メディア取材や撮影を行うことは可能ですか?
A4. 報道関係者向けの取材受付が予定されています。
出展者や参加者へのインタビュー、試用体験の取材等を希望する場合は、事前連絡および取材申し込みが必要です。
まとめ

公益財団法人テクノエイド協会が主催する「ニーズ・シーズマッチング交流会2026」は、障害当事者のリアルな声と企業の先進技術を結びつけ、より優れた自立支援機器を世に送り出すための貴重な場です。
- Web開催:2026年10月1日(木)~2027年1月31日(日)
- 東京会場:2026年12月17日(木)・18日(金)(東京都立産業貿易センター台東館)
- 参加費:無料(事前申し込み必要)
最新の障害者支援機器や福祉テクノロジーの動向を把握し、現場の課題解決につなげるためにも、ぜひこの機会に事前申し込みを行っておくことを推奨いたします。



