AIが「音」で異変を検知:障害福祉現場の新たな見守り
介護施設や在宅環境では、身体的な衰え、認知機能の低下、あるいは意識消失などにより、自ら助けを求めることが難しいケースが少なくありません。これは、障害を持つ方々にとっても共通する重要な課題です。
ORIKIOは、この「助けを呼べない」という課題に対し、AIと音響解析技術を組み合わせることで解決策を提示しています。転倒音、呼吸異常、嘔吐、叫び声、睡眠時の異常音など、150種類以上の異常シグナルをリアルタイムで検知し、通知することが可能です。
この技術は、障害者施設や在宅介護環境において、利用者のプライバシーを最大限に尊重しながら、安心・安全な見守りを実現します。AIはあくまでケアスタッフの負担軽減や迅速な対応支援を目的とした「ケアを支えるAI」として開発されており、人材を置き換えるものではありません。
日本の障害福祉・介護現場との連携強化:実証と受賞
ORIKIOは、日本を単なる市場としてではなく、日本の医療・介護現場の実情や課題を深く理解し、長期的な関係構築を目指しています。これまで、日本特有の高齢化課題、介護人材不足、夜間見守り、ケア負担の増加といったテーマについて、医療・介護関係者との意見交換を重ねてきました。
日本国内での活動の一環として、以下の主要展示会・イノベーションイベントにも参加しています。
- Medical Japan Tokyo 2025
- Care Show Japan 2026
- Sushi Tech Tokyo 2026
これらの機会を通じて、医療機関、介護施設、自治体、スタートアップ、関連団体とのネットワーク構築が進められ、2026年5月からは現場での実証も始まりました。


2026年4月初旬には、ORIKIOはフランス大統領訪日団の一員として来日し、オリヴィエ・ムニュCEOは、日本国内の医療・介護・イノベーション分野の関係者と意見交換を行い、フランスと日本の長期的な協力可能性について議論を深めました。
ウェルビーイング・アワードGOLD賞受賞と国内認証
2026年3月、ORIKIOはウェルビーイング分野における技術革新への貢献が評価され、朝日新聞社が主催する第4回ウェルビーイング・アワードにて決勝プレゼンに選出され、GOLD賞を受賞しました。
また、日本国内における福祉機器登録、TAISコード(02391-000001)、介護テクノロジーマークの取得も完了しており、日本の介護・障害福祉現場への本格的な展開に向けた重要なステップを踏んでいます。現在、日本国内の介護施設との間でPoC(実証実験)やパイロット導入に向けた協議が進行しており、日本の現場環境に適した運用・実装を目指した取り組みが始まっています。
都市部から地方、そして在宅介護へ:広がる可能性
ORIKIOは、東京などの都市部だけでなく、人口減少や介護人材不足が深刻化する地方地域における関係構築も積極的に進めています。テクノロジーによる支援は、医療・介護現場の負担軽減に大きく貢献し、障害を持つ方々を含む高齢者がより長く安心して暮らし続けられる社会づくりに貢献できると期待されています。

施設介護だけでなく、在宅介護領域への展開も進めており、自宅で生活を続ける障害を持つ方々や高齢者を支援するニーズに応えることを目指しています。
ORIKIOは今後も、日本国内のパートナーや医療・介護関係者との対話を重ねながら、日本の介護・医療の未来に寄り添うテクノロジーとして、長期的な取り組みを進めていくでしょう。「いつか助けが必要になるかもしれないすべての人々」の暮らしを支える存在となることを目指しています。
ORIKIOの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

