「スポーツで人生が豊かに」メダリストの言葉が佐賀市の取り組みを後押し

このプロジェクトは、「スポーツがもたらす生きがいや充実感を誰もが気軽に味わえる環境を作りたい」という思いから始まりました。特に、昨年の滋賀全障スポで金メダルを獲得した佐賀市の選手たちからの「スポーツに挑戦することで人生が豊かになった」という言葉が、パラスポーツ普及への新たな一歩を踏み出すきっかけになったとされています。

佐賀市は、初めての方でも安心して参加できるよう、温かい雰囲気の場所を整えて参加者を迎えることを目指しています。

誰もが一緒に楽しめる!注目のパラスポーツ「ボッチャ」と「ふうせんバレーボール」

体験会では、障がいの有無や種類にかかわらず、同じコートで一緒に楽しめる2つのパラスポーツが実施されます。

パラリンピック正式種目「ボッチャ」の魅力

「ボッチャ」は、赤と青のボールをそれぞれ6球ずつ投げたり転がしたりして、白い目標球(ジャックボール)にどれだけ近づけられるかを競う競技です。パラリンピックの正式種目でもあり、一球ごとに展開が大きく変わる奥深いゲーム性が魅力とされています。

交流を深める「ふうせんバレーボール」

「ふうせんバレーボール」は、鈴入りの大きなふうせんを、チーム全員が必ず触れて相手コートに返す競技です。自然と声を掛け合いながらプレーすることで、参加者間の心の距離が縮まることが期待されます。ルールを知らなくても、運動が苦手でも、誰もが夢中になって笑顔になれる時間が提供されるでしょう。

体験から大会へ!パラスポーツで自信を育むロードマップ

パラスポーツ体験会は、2026年8月から12月までの土曜日に計4回開催されます。これらの体験会は、新しい仲間と出会い、スポーツに親しむきっかけとなるでしょう。

体験会で培った楽しさや練習の成果を発揮する場として、2027年1月9日(土)には100人規模の「パラスポーツ大会」が開催される予定です。体験会で育まれた楽しさが、大会での自信や意欲に繋がり、継続してスポーツに親しむ健やかな暮らしへと発展していくことが期待されます。

佐賀市パラスポーツ体験会・大会 開催概要

佐賀市パラスポーツ体験会・大会 開催概要

  • 事業名称: 佐賀市パラスポーツ体験会・大会

  • 体験会日程: 令和8年8月8日(土)、9月12日(土)、11月14日(土)、12月12日(土)

  • 大会日程: 令和9年1月9日(土)

  • 会場: SAGAパラスポーツセンター(佐賀市天祐)

詳細は、佐賀市障がい者スポーツ協会のウェブサイトでも確認できるでしょう。
佐賀市障がい者スポーツ協会

佐賀市が目指す「誰もが自分らしく暮らせる共生社会」

佐賀市の市長は、全障スポのメダリストから「スポーツで人生が豊かになった」という話を聞き、この感動を多くの市民と分かち合いたいと強く感じたと言います。今回、佐賀市として初めてパラスポーツ体験会を開催できることを喜び、ボッチャやふうせんバレーボールを通じて笑顔の交流が生まれ、温かい出会いやつながりが広がっていくことを期待しています。

佐賀市パラスポーツ体験会に関するプレゼンテーションの様子

スポーツが持つ力を借りながら、お互いの理解を深め、誰もが自分らしく心地よく暮らせる「共生社会」の実現へ向けて、一歩ずつ力強く歩みを進めていく意向が示されています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77