デフアスリートの輝かしい功績:文部科学大臣表彰の背景

東京パワーテクノロジーは、「多様な価値観や経験を有する人財の活躍が、新たな価値の創出に繋がる」という考えのもと、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進しています。DE&Iとは、多様性、公平性、包摂性を意味し、様々な背景を持つ人々が公平に機会を得て、組織や社会に貢献できる環境を目指す考え方です。この取り組みの一環として、聴覚に障がいのあるアスリートであるデフアスリートの支援にも力を入れています。

今回の文部科学大臣表彰は、デフアスリートたちが世界的な舞台であるデフリンピックで優れた成績を収めたことに対するものです。これは、個人の努力と才能だけでなく、企業によるサポート体制の充実が、彼らの活躍を後押しした結果とも言えるでしょう。

東京2025デフリンピックとは?開催概要と歴史

デフリンピックは、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年に1度開催される聴覚に障がいのあるアスリートのための総合スポーツ競技大会です。1924年の第1回大会から100周年を迎える2025年には、日本で初めて開催されました。約70〜80の国・地域から約3,000人の選手が参加し、21競技で熱戦が繰り広げられました。

開催期間は2025年11月15日から26日まで、開催都市は東京都、静岡県、福島県でした。

表彰されたデフアスリートたちのプロフィールとコメント

今回表彰された5名のデフアスリートは、東京2025デフリンピックでそれぞれ目覚ましい成績を残しました。彼らの主な実績とコメントを紹介します。

門脇 翠選手:陸上競技で日本デフ記録更新

  • 生年月日:1992年7月1日

  • 競技種目:陸上(100m/200m)

  • 出身:埼玉県

  • 主な実績:4×400m男女混合リレー6位入賞(日本デフ記録更新)、4×100m女子リレー6位入賞

門脇選手コメント:東京2025デフリンピックでの2種目入賞を受けて、優秀者表彰をいただき大変光栄です。デフスポーツが文部科学省管轄となり、その価値が高まっていることを実感しています。デフ陸上競技の次世代育成、競技力向上に繋がるよう、これからも精進します。

北谷 宏人選手:陸上男子棒高跳で銅メダル

  • 生年月日:2002年5月14日

  • 競技種目:陸上(棒高跳)

  • 出身:大阪府

  • 主な実績:陸上男子棒高跳 第3位(銅メダル)

北谷選手コメント:昨年度に続き受彰でき、大変喜ばしく思います。周りの方々からのサポートがあってこそだと感じています。今後もいい報告ができるよう精進します。

遠山 莉生選手:陸上男子ハンマー投で金メダル

  • 生年月日:2003年11月26日

  • 競技種目:陸上(ハンマー投)

  • 出身:東京都

  • 主な実績:陸上男子ハンマー投 優勝(金メダル)

遠山選手コメント:このような賞をいただけたこと光栄に思います。自国開催でのたくさんの応援や、入社前にもかかわらず社員の方々に応援いただけたことでベストパフォーマンスを発揮できました。感謝の気持ちをもって頑張ることを改めて決意しました。

瀧澤 諒斗選手:サッカー準優勝で銀メダル

  • 生年月日:2004年2月27日

  • 競技種目:サッカー

  • 出身:千葉県

  • 主な実績:サッカー準優勝(銀メダル)

瀧澤選手コメント:デフサッカー男子日本代表の銀メダル獲得の実績が認められ、「スポーツ功労者表彰」を受彰いたしました。たくさんの応援やサポートに感謝申し上げます。今回の表彰を励みに、デフサッカー選手としてさらに成長し、世界一獲得に向けて精進します。

岡田 拓也選手:サッカー準優勝で銀メダル

  • 生年月日:1996年10月17日

  • 競技種目:サッカー

  • 出身:埼玉県

  • 主な実績:サッカー準優勝(銀メダル)

岡田選手コメント:「スポーツ功労者表彰」を受彰いたしました。日本代表として初の予選突破および初のメダル獲得となる準優勝を果たし、チームメイトやスタッフ、応援してくださった皆様のご支援あってこその結果だと感謝しております。次回大会での優勝を目指して参ります。

東京パワーテクノロジーのDE&I推進と障害者スポーツ支援

東京パワーテクノロジーは、「多様な価値観や経験を有する人財の活躍が、新たな価値の創出に繋がる」という考えのもと、女性活躍・障がい者雇用推進、障がい者へのスポーツ支援等を通じた共生社会の実現を目指し、アスリート支援の施策を実施しています。

具体的には、日本デフ陸上競技協会とのパートナーシップ契約や、日本ろう者サッカー協会とのシルバーパートナー協定を締結し、障がい者スポーツの発展と普及を積極的に支援しています。現在、門脇 翠選手、長内 智選手、北谷 宏人選手、瀧澤 諒斗選手、遠山 莉生選手、加藤 茜選手、岡田 拓也選手の計7名の障がい者アスリートをサポートしています。

所属アスリートたちは、競技での活躍だけでなく、社内外のイベントや情報発信を通じて、挑戦する姿勢や多様性を尊重する価値観を広め、障がい者スポーツへの理解促進や社内のダイバーシティに対する意識向上にも貢献しているようです。こうした取り組みを通じて、企業は共生社会の実現に向けて取り組んでいます。

共生社会実現に向けた企業の役割と未来

企業がデフアスリートを支援し、DE&Iを推進することは、単なる社会貢献活動にとどまらず、企業文化の醸成や新たな価値創造にも繋がる可能性があります。アスリートの活躍は、多くの人々に勇気と感動を与え、障がい者スポーツへの関心を高めるきっかけとなるでしょう。今後も、このような企業の取り組みが、よりインクルーシブな社会の実現に貢献していくことが期待されます。

東京パワーテクノロジー株式会社 概要

  • 会社名:東京パワーテクノロジー株式会社

  • 代表者:代表取締役社長 本橋 準

  • 本社所在地:〒135-0061 東京都江東区豊洲五丁目5番13号

  • 設立日:2013年7月1日

  • 事業内容:環境事業・火力産業プラント事業・原子力事業・土木建築事業・保険ソリューション事業等

  • 当社URL:https://www.tokyo-pt.co.jp/

  • 当社アスリートサイトURL:https://www.tokyo-pt-recruit.jp/athlete/

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77