津久井やまゆり園事件とは?10年の節目に改めて考える「生きる意味」
津久井やまゆり園事件は、障害のある人々の命と尊厳が脅かされた、決して忘れてはならない出来事です。この事件は、単なる犯罪としてではなく、「障害のある人が生きる意味」という、私たち社会全体が向き合うべき根源的なテーマを提示しました。
事件から10年という月日が流れても、この問いに対する十分な議論がなされてきたとは言えません。しかし、この問いから目を背けることなく、真摯に向き合うことこそが、より良い共生社会を築くための第一歩となります。今回の映画上映会は、そのための重要な機会となるでしょう。
ドキュメンタリー映画『生きるのに理由はいるの?』が問いかけるもの

上映される映画『生きるのに理由はいるの?「津久井やまゆり事件」が問いかけたものは…』は、事件の加害者の足跡、被害者遺族・関係者への取材、そして法廷でのやりとりを記録したドキュメンタリーです。上映時間は76分で、「津久井やまゆり園事件を映画化する制作集団」によって製作されました。
監督の澤則雄さんは、「討論材料を提供するために作った」と語っており、映画を観た後に必ず対話の場を設けることをポリシーとしています。この映画は全国各地で自主上映が続けられており、多くの人々に事件の問いを投げかけ、議論を深めるきっかけとなっています。
澤則雄監督の登壇と「対話」の重要性
今回のイベントには、映画を制作した澤則雄監督が登壇します。
澤監督は北海道苫小牧出身で、元テレビディレクターとして旅番組や報道番組を手がけた後、社会問題をテーマにしたドキュメンタリー映像制作へと転身しました。知的障害者のガイドヘルパーとしても活動する中で津久井やまゆり園事件を知り、事件後も議論が深まらないことに危機感を抱き、本作の制作に至りました。
監督は「この映画は討論材料を提供するために作った」と語る通り、上映後の対話を非常に大切にされています。イベントでは、映画上映後に澤監督によるトークショーが開催され、さらに参加者全員で意見交換を行うダイアローグ(トーキングサークル方式)の時間が設けられます。この対話の場を通じて、参加者一人ひとりが事件の背景や意味を深く考え、共生社会のあり方について語り合うことができるでしょう。
川越で開催!イベント概要と参加方法
津久井やまゆり園事件から10年を迎えるこの節目に、ぜひ多くの方にご参加いただき、共に考える機会を共有していただきたいと思います。
イベント詳細
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イベント名: 映画上映会『生きるのに理由はいるの?「津久井やまゆり事件」が問いかけたものは…』
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日時: 2026年7月25日(土)13:15〜17:00
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会場: クラッセ川越 多目的ホール(埼玉県川越市)
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参加費: 1,000円(Peatixにて事前購入)
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登壇者: 澤 則雄 監督
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主催: 特定非営利活動法人 リバリューライフ
当日プログラム(予定)
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13:15 開場・受付
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13:30 開会挨拶・澤則雄監督ご挨拶
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13:45 映画上映(76分)
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15:16 トークショー(澤則雄監督)
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16:01 意見交換・ダイアローグ(トーキングサークル方式・6名程度のグループ)
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16:41 まとめ
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16:51 閉会挨拶
申込方法
Peatixにてオンライン事前購入が可能です。定員になり次第、受付は締め切られますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
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詳細はこちら: https://revalu.life/?post_type=news&p=2514&preview=true
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チケット購入はこちら: https://peatix.com/event/4980696/view
特定非営利活動法人リバリューライフの取り組み
本イベントを主催する特定非営利活動法人リバリューライフは、埼玉県川越市を拠点に、障害のある人の地域生活を支える相談支援、就労支援、ひきこもり支援などに取り組むNPO法人です。
「負の経験の価値化」「対話のための効率化」を理念に掲げ、福祉の現場から社会に問いかけ続けています。今回の映画上映会も、この理念に基づき、社会が向き合うべき問いを提起し、対話の場を創出する重要な活動の一環です。
まとめ:共に「問い」を深め、共生社会を築くために
津久井やまゆり園事件は、私たちに「生きる意味」とは何か、そして多様な人々が共に生きる共生社会とはどのようなものであるべきかという、普遍的な問いを投げかけました。この問いは、決して風化させてはならないものです。
ドキュメンタリー映画『生きるのに理由はいるの?』の上映会は、事件から10年という節目に、映画と監督の言葉、そして参加者同士の対話を通じて、この問いを深く考える貴重な機会となるでしょう。障害福祉の未来に関心のある方、共生社会の実現に向けて一歩踏み出したい方は、ぜひこのイベントにご参加ください。皆で共に学び、語り合うことで、きっと新たな気づきが得られるはずです。

