認定NPO法人輪母ネットワークとは?20年の歩みと「徹底的なピア」の追求
輪母ネットワークは、障害のある子どもと大人、そしてその家族が地域で過ごしやすくなることをテーマに、2006年から活動を続けています。親の会として出発した同団体は、20年の活動の中で「徹底的なピア(対等)」を掲げる形へと進化してきました。これは、支援する側・される側という上下関係をつくらず、誰もが対等な仲間として集える場を守るための運営方針です。
同団体は行政の受託事業を持たず、寄付型の運営を選ぶことで、経済的な事情で情報や支援にアクセスできない家庭・個人が出ないよう、事業の多くを無料で提供しています。その活動は、コミュニティスペース「わははハウス」の運営や「防災ワークブック」の無償配布など多岐にわたります。
地域を支えるコミュニティスペース「わははハウス」
大阪市生野区にある「わははハウス」は、障害児者とその家族、福祉の専門職、地域の住民など、さまざまな立場の人が気軽に立ち寄れるコミュニティスペースです。年間約600名が利用し、年間150日以上開所しています。障害児育児に関する蔵書200冊以上をはじめ、障害福祉サービスや学びに関する資料も豊富に揃っています。2026年春にはガレージがリニューアルされ、より明るく開放的な空間に生まれ変わりました。



全国に届ける「防災ワークブック」プロジェクト
障害のある人・配慮が必要な人と家族のための防災ワークブックは、2017年に初版が発行されました。累計配布数は8,000部を超え、全国の支援学校や福祉施設、自治会の防災担当、一般家庭に届けられています。この活動は、公益財団法人JR西日本あんしん社会財団などの支援により無償配布が実現し、2025年度には「キラッと輝く!OSAKA市民活動グランプリ」優秀賞を受賞しています。

真に対等な関係を築く「わははの輪」ピアコミュニティ
「わははの輪」は、同じ経験をした人同士が対等な関係性を築く「徹底的なピア」を掲げるコミュニティです。行政の受託事業を持たず、受益者負担を減らした寄付型の運営を目指すことで、上下関係のない真に対等な場を提供しています。多人数が苦手な方には個別対応も行い、必要な情報提供を通じて、当事者や保護者自身の決断を尊重する支援を行っています。

また、障害児者防災やスマホの安全な使い方などをテーマに、聴覚支援学校やPTAなどへの講師派遣・啓発活動も年間約10件以上行っています。
なぜ今、寄付キャンペーンが必要なのか?認定NPO法人としての新たな挑戦
輪母ネットワークは、2026年春に認定NPO法人の認定を取得しました。認定NPO法人とは、公益性と市民からの広い支持を行政に認められた法人であり、全国約5万のNPO法人のうちわずか2.5%しかありません。認定を維持するためには、毎年3,000円以上の寄付者が100人以上必要とされています(PST基準)。

この基準を確実に満たし、活動を継続・拡大していくために、今回の「春の『寄付』で応援期間」キャンペーンが実施されます。年間寄付目標は、団体存続ラインの150万円から、活動安定ラインの300万円、さらに活動拡大ラインの500万円を目指しています。

寄付で広がる支援の輪:税制優遇と活動報告
認定NPO法人への寄付は、寄付金控除の対象となります。個人は確定申告で税額控除または所得控除、法人は損金算入の優遇を受けることが可能です。輪母ネットワークでは、寄付者へ寄付金受領証明書を発行しています。
さらに、キャンペーン期間中に3,000円以上寄付した方には、2025年度活動報告が届けられます。
寄付は100円から可能で、オンライン(Syncable)、銀行振込、直接手渡しといった方法で受け付けています。
この機会に、障害のある人々とその家族が地域で安心して暮らせる社会の実現に向けた、輪母ネットワークの活動を応援してみてはいかがでしょうか。



