障害当事者の声が未来の決済を変える!「ともに“しはらう”ってなんだっけ?」ワークショップ

このワークショップは、2026年8月3日(月)と4日(火)の2日間にわたり、海老名マルイ5Fイベントスペースで開催されます。障がい当事者や大学生、行政、企業が一堂に会し、「ともに“しはらう”とは何か?」をテーマに、未来の決済について参加者同士で考え、アイデアを生み出すことを目的としています。

このプロジェクトでは、神奈川県の発信力、富士通のテクノロジー、そして丸井グループの決済システムと店舗運営のノウハウをかけ合わせることで、これまでにない決済体験の創出を目指しています。「共創」とは、異なる立場や専門性を持つ人々が協力し、共に新しい価値や解決策を生み出す活動を指します。このワークショップでは、まさにその精神に基づき、多様な視点から「未来の支払い」をデザインする場が提供されます。

ワークショップ告知ポスター

誰もが取り残されない決済を目指す実証的な取り組み

今回の海老名マルイでのワークショップは、2026年3月に富士通の共創施設「Uvance Innovation Studio(UiS)」で開催された第1回ワークショップで生まれた多様なアイデアを、さらに発展させることを意図しています。新たな参加者の視点を取り入れながら、“未来の決済を当事者と共に創る”という実証的な共創に挑戦し、社会実装を見据えた新たな決済の可能性を探るものです。

ワークショップの開催期間中には、来店者も「未来の支払い」を体験・体感できる展示ブースが展開されます。これにより、多様なアイデアに触れながら、誰もが使いやすい決済の未来を共に考える場が創出されることでしょう。

未来の決済の概念図

社会課題解決を促進する「ソーシャル・イントraプレナー」とは

今回の共創ワークショップの背景には、丸井グループが推進する「ソーシャル・イントラプレナー」の育成・支援があります。社会課題の解決を目的としたビジネスが求められる現代において、企業に所属しながら社会貢献を目指す新しい働き方が注目されています。

「ソーシャル・イントラプレナー」の定義と丸井グループの取り組み

「ソーシャル・イントラプレナー(Social Intrapreneur)」とは、企業などの組織に所属しながら、その経営資源やネットワーク、社会的な影響力を活用して社会課題の解決に取り組む人を指します。起業せずとも、社内から社会貢献を目指せる働き方として、近年関心が高まっています。

丸井グループは2022年ごろから、このソーシャル・イントラプレナーの認知拡大と育成に力を入れてきました。ガイドブックの翻訳出版や国内初のフォーラム開催、コミュニティ形成などを推進し、その積み重ねが今回の「多様な未来の支払い方法に関する共創デザインプロジェクト事業」の誕生につながっています。2025年度には一般財団法人「ソーシャル・イントラプレナー育成財団」が設立され、活動の輪はさらに広がっています。

また、丸井グループは「ソーシャル・イントラプレナー~会社にいながら未来を変えられる生き方~」という書籍の日本語版を翻訳出版しています。この書籍は、グローバル企業で活躍するソーシャル・イントラプレナーの実践事例や知識、ノウハウを紹介しており、組織の中から社会課題の解決に挑戦したいと考える方々にとって、示唆に富む一冊となるでしょう。

ソーシャル・イントラプレナー関連書籍

イベント詳細と参加方法

「ともに“しはらう”ってなんだったっけ?ワークショップ」の詳細は以下の通りです。

  • 開催場所:海老名マルイ 5F イベントスペース

  • 開催内容:「ともに“しはらう”とは何か?」をテーマに、未来の決済について参加者同士で考え、アイデアを生み出すワークショップ

  • 開催日:2026年8月3日(月)・4日(火)

  • 開催時間

    • ①11:00~13:00

    • ②15:00~17:00

  • 参加費用:無料

  • 参加申込みhttps://dshinsei.e-kanagawa.lg.jp/140007-u/offer/offerDetail_initDisplay?tempSeq=130250

本イベントは障がいの有無にかかわらず幅広い皆さまにご参加いただけます。会場では手話通訳が配置され、誰もが参加しやすい環境づくりに努めています。ただし、席数に上限があるため、参加を希望される場合は早めの申し込みが推奨されます。

今後の展望と関連情報

今回の海老名マルイでのワークショップに続き、2026年12月にはマルイファミリー溝口にて、共創の成果を体験できる展示・展覧会が開催される予定です。参加者の声やアイデアを社会に発信し、共感の輪を広げ、社会実装へとつなげることを目指しています。

この革新的な取り組みに関する詳細情報は、以下のリンクからご確認いただけます。

まとめ

障害当事者の声から「未来の支払い」を共創するこのワークショップは、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現に向けた重要な一歩となります。企業、行政、そして市民が一体となり、社会課題の解決に取り組む「ソーシャル・イントラプレナー」の活動は、これからの社会における新たな価値創造のモデルを示していると言えるでしょう。このような取り組みが全国に広がり、より多くの人々が恩恵を受けられる社会が構築されることに期待が寄せられます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77