障害者の一般就労を強力に後押し!「自立支援機器を活用する就労支援プロジェクト」とは

近年、障害をお持ちの方々のニーズは多様化・複雑化しており、個々の特性に応じた最適な支援機器の選定や導入には多くの課題が存在しています。この状況を踏まえ、本プロジェクトは、障害者の一般就労支援に資する機器の開発・改良に対する補助を行い、就労場面における支援機器利活用の重要性について普及啓発を図ることを目的としています。

具体的には、自立支援機器の製造事業者、障害者雇用に取り組む企業、そして就労支援を担う仲介者がチームを組み、実際に支援機器を使用する中で、その効果や改良点についてモニター評価を実施します。採択されたチームには、事業実施にかかる費用の一部が補助されるため、新たな取り組みを始める上での大きな後押しとなるでしょう。

チームで挑む!自立支援機器の実証評価と普及の加速

本プロジェクトでは、一般企業等の実証評価の場で支援機器の実証評価を適切かつ円滑に実施するため、「製造事業者」「仲介者」「障害者を雇用している一般企業」の三者で構成された評価チームを公募します。選定されたチームは、支援機器を実際に活用し、その効果や改善点を評価することになります。

製造事業者、仲介者、障害者を雇用している企業等によるチーム構成図

「仲介者」の重要な役割

本事業における「仲介者」とは、障害者の障害特性や使用環境を踏まえ、支援機器の適合・調整や実証評価の計画作成と実施を行う者を指します。具体的には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の福祉医療専門職、リハビリテーションエンジニア、ジョブコーチ、または「支援ネットワーク」に参画している専門職などが想定されています(製造事業者による仲介者の兼務は認められません)。

対象となる自立支援機器の範囲

対象となる支援機器は、障害種別にとらわれず、すべての障害者の就労や就労関連活動を支援する機器です。システム、アプリ、ソフトウェアも含まれ、コミュニケーション支援、遠隔就労支援、業務の効率化、通勤や身支度等を支援する機器などが対象となります。

全国5都市で開催!プロジェクト公募説明会の詳細

本プロジェクトの事業内容や公募に関する説明会が、全国5会場で開催されます。説明会では、厚生労働省による「自立支援機器実証・普及支援モデル事業」の説明に加え、テクノエイド協会より公募概要、応募書類作成時の留意点等が説明されます。また、実証評価計画の作成にあたってのポイント・留意点についても詳しく解説されるため、プロジェクトへの応募を検討されている方はぜひご参加ください。

説明会終了後には個別相談会も実施されるため、具体的な疑問や懸念点を解消する良い機会となるでしょう。

公募説明会開催日程・会場

  • 北海道会場

    • 開催日時:令和8年5月18日(月)13:30~15:00

    • 開催場所:TKPガーデンシティ PREMIUM札幌駅南口

  • 宮城会場

    • 開催日時:令和8年5月19日(火)13:30~15:00

    • 開催場所:TKPガーデンシティ PREMIUM仙台西口

  • 東京会場

    • 開催日時:令和8年5月21日(木)13:30~15:00

    • 開催場所:ベルサール八重洲

  • 大阪会場

    • 開催日時:令和8年6月2日(火)13:30~15:00

    • 開催場所:ハービスHALL

  • 福岡会場

    • 開催日時:令和8年6月4日(木)13:30~15:00

    • 開催場所:TKPガーデンシティ 博多新幹線口

参加対象者と参加費

  • 参加対象者: 支援機器の製造・販売事業者、障害者福祉にかかる業務に従事する方、障害者を雇用する(検討を含む)企業、研究者等

  • 参加費: 無料

本事業では、製造事業者、仲介者、障害者雇用企業・団体様の三者によるチーム編成が基本ですが、現時点でチームを組まれていない皆様の参加も歓迎されています。公募説明会では、参加者同士の交流の機会も設けられており、チーム形成の一助となる可能性もあります。なお、東京会場の模様は後日ビデオ配信される予定です。

申し込み方法

参加を希望される方は、以下のサイトより事前登録をお願いします。

障害福祉の未来を拓くプロジェクトへの参加を検討しよう

本プロジェクトは、障害をお持ちの方々の就労機会を拡大し、自立支援機器のさらなる発展と普及を促す、極めて意義深い取り組みです。障害福祉分野の発展に貢献したい企業や団体、個人にとって、このプロジェクトへの参加は大きなチャンスとなるでしょう。

費用補助の機会を活用し、障害者雇用の促進、支援機器の開発・改良に貢献することは、社会貢献だけでなく、新たなビジネスチャンスの創出にもつながるはずです。

関連情報と問い合わせ先

この機会に、障害福祉の未来を共に築くプロジェクトへの参加をぜひご検討ください。

 

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77