介護テクノロジー選定の背景と「asilla care」への期待
高齢化の進展に伴い、介護需要は拡大する一方で、介護現場では慢性的な担い手不足が深刻化しています。このような状況を受け、国や自治体は介護テクノロジーの導入支援策を拡充しています。公益財団法人テクノエイド協会がTAIS上で公開する「介護テクノロジー」選定機器は、各都道府県の補助金対象の原則とされています。
アジラは、AI警備システムで培った行動認識AI技術と安全管理の知見を介護・福祉分野に応用し、2026年4月に「asilla care」の提供を開始しました。既に複数の介護施設や障害者支援施設で導入が進んでおり、今回のTAIS選定によって、介護施設にとってさらに導入しやすい環境が整ったと言えるでしょう。
TAIS登録情報
「asilla care」のTAIS登録情報は以下の通りです。
- asilla care 小型機:TAISコード 02333-000001(分類コード [1]215191:見守り機器)
- asilla care 中型機:TAISコード 02333-000002(分類コード [1]215191:見守り機器)
- asilla care 大型機:TAISコード 02333-000003(分類コード [1]215191:見守り機器)
「asilla care」の機能と介護現場にもたらすメリット

「asilla care」は、施設内の既設防犯カメラの映像をAIがリアルタイムで解析し、入居者の転倒、徘徊、ふらつきなどの異常を迅速に検知するシステムです。事案発生から検知まで約1秒という速さで、検知内容はスタッフのスマートフォンやアプリ型インカム(Buddycom)へ即座に通知されます。これにより、遠距離にいるスタッフや別の作業中のスタッフも、状況を素早く把握し、迅速な対応が可能になります。新たなセンサーの設置や大規模な工事は不要で、既存の設備環境に追加する形で導入できるのが大きな特長です。
主な検知機能
- 転倒検知:入居者の転倒を即座に検知し、スタッフへ通知します。
- 徘徊検知(ライン通過):施設内の指定エリアや出入口でのライン通過を検知します。
- ふらつき検知:歩行の不安定な動きを早期に把握します。
- 滞留検知:特定エリアへの長時間滞留を検知します。
- 喧嘩・暴力検知:施設内での危険な行為をAIが解析します。
- 違和感検知:通常とは異なる動作パターンを検知します。
介護施設での活用メリット
- 少人数でも安心の見守り体制:他の入居者の対応中や夜勤帯でも、転倒や徘徊をAIが検知します。スタッフが離れた場所にいてもアラートで即座に把握できるため、迅速な対応につながります。
- 事故や見逃しリスクの低減:夜間や死角など、人の目が届きにくい場所で発生した危険な動きを即座に通知します。AI映像解析がスタッフの見守り業務を補完することで、事故発生リスクの低減を支援します。
- 機器の追加・設備コスト不要:既設の防犯カメラをそのまま活用できるため、工事や新規機器の追加なしで導入いただけます。また、各種補助金の活用により、導入費用を抑えることも可能です。補助金の種類や適用条件は各自治体により異なるため、詳細については事前に確認が必要です。
今後の展望:AIが介護現場の未来を「見る」「記録する」「気づく」
アジラは、「asilla care」による異常検知にとどまらず、今後は映像解析による現場の状況把握の活用領域を広げていく方針です。入居者の行動パターンや施設内の動線を解析することで、事故の予兆把握、ケア記録の省力化、夜勤業務の効率化など、介護現場のより広範な課題解決に貢献することを目指しています。
映像解析AIが現場の状況を「見る」「記録する」「気づく」役割を担うことで、介護者が本来向き合うべき入居者一人ひとりのケアに、より多くの時間を注げる環境が実現されることでしょう。
株式会社アジラの公式ウェブサイトはこちらです。
https://jp.asilla.com/
「asilla care」の導入事例については、以下のリンクも参考になります。
https://jp.asilla.com/post/casestudy-charmcc-20251118
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