障害があっても「気軽に外食」を諦めない!「バリフリグルメ」誕生の背景
「バリフリグルメ」は、脳性麻痺による重度身体障害の当事者である篠田翔太郎氏を中心に立ち上げられました。篠田氏自身が、外食や外出時に「入店できるか分からない」「事前確認に時間がかかる」「行きたいお店ではなく、行けるお店を選ばざるを得ない」といった経験を重ねてきたことが、このプロジェクトの原点となっています。

このサービスは、「まったく行けないわけではない。でも、気軽には行けない」という、多くの人々が抱える切実な課題に向き合っています。さらに、篠田氏が所属する福祉コミュニティ型ラボ「SFC-IFC」には、多様な背景や特性を持つメンバーがおり、食物アレルギーを持つ当事者らの声も、サービス開発を強く推進するきっかけの一つとなりました。当事者の実体験から生まれた「バリフリグルメ」は、誰もが安心して外食を楽しめる社会の実現を目指しています。
車椅子対応、多目的トイレ、アレルギー情報も網羅!「バリフリグルメ」の機能と利用方法
「バリフリグルメ」は、外食前の不安や情報収集の負担を軽減し、一人ひとりが「ここなら行ける」と安心して飲食店を選べる環境を提供します。
サイト上では、以下の情報を基に飲食店を検索できます。
-
駅や地域:現在、東京都・神奈川県を中心に掲載が進められています。
-
バリアフリー条件:車椅子での入店可否、多目的トイレの有無など。
-
その他:アレルギー成分表の有無など、多様なニーズに対応。
今後は掲載店舗や対応エリアを順次拡大していく予定であり、より多くの地域でこのサービスが利用できるようになるでしょう。詳細な検索機能や利用方法は、バリフリグルメ公式サイトで確認できます。
多くの共感が集まったクラウドファンディングと「スマイルチャレンジウォーク」での活動
「バリフリグルメ」の本格的な始動に向けて、2026年2月14日から4月19日までクラウドファンディングが実施されました。このクラウドファンディングには、バリアフリーな飲食店情報を必要とする当事者やその家族、育児中の方、福祉・医療・食に関わる方など、多くの方々から応援の声が寄せられました。
車椅子ユーザーからは「行ける場所で食べるのではなく、食べたいものを食べに行ける場所を見つけられるサイトができたら嬉しい」という期待が、育児中の方からは「赤ちゃんや幼児を連れて飲食店に行く際、お店を調べて決めることに負担を感じている」という声が聞かれました。これらの声は、「誰もが安心して外食を楽しめる社会」への強い願いを示しています。

また、2026年4月19日には「スマイルチャレンジウォーク2026 in Tokyo」でもバリフリグルメの周知活動が行われ、多くの人々にこの取り組みが届けられました。
「バリフリグルメ」を支えるミカンベイビー合同会社とSFC-IFCの取り組み
「バリフリグルメ」は、ミカンベイビー合同会社が運営する福祉コミュニティ型ラボ「SFC-IFC」のプロジェクトであり、同社の新規事業として展開されています。
ミカンベイビー合同会社
ミカンベイビー合同会社は、コミュニティ運営、福祉及び障害に関する教育・啓発活動、イベント企画・運営、映像制作、Webマーケティング支援など多岐にわたる事業を展開しています。詳細はミカンベイビー合同会社コーポレートサイトで確認できます。

福祉コミュニティ型ラボ「SFC-IFC」
「SFC-IFC」は、「真のインクルーシブな社会」を掲げる福祉コミュニティ型ラボです。学生や社会人など、世代やバックグラウンドを問わず多くのメンバーが在籍しており、イベントやゼミ、ワークショップの企画・運営、企業・行政・福祉施設との協働プロジェクト、情報発信などを行っています。一人ひとりが「未来をつくる主体」として関わり合いながら、インクルーシブで持続可能な社会のあり方を探求しています。詳しい活動内容はSFC-IFC公式サイトをご覧ください。

あなたも「誰もが安心して外食できる社会」の実現に貢献しませんか?
「バリフリグルメ」は、現在、バリアフリーな飲食店の店舗情報を積極的に募集しています。障害のある方やそのご家族・ご友人、育児中の方、食物アレルギーのある方、そして飲食店の皆様で、東京都・神奈川県内でバリアフリー対応に関する情報をご存知の店舗がありましたら、ぜひ情報をお寄せください。情報提供はこちらから可能です。
また、「バリフリグルメ」の活動に共感し、ともに取り組みを広げてくださる企業・団体・個人の皆様からのスポンサー・協賛に関する相談も受け付けています。サイト運営、店舗情報の収集・更新、情報発信、イベントや啓発活動などを継続していくため、趣旨に賛同する皆さまと連携しながら、活動を広げていく方針です。
まとめ
ミカンベイビー合同会社がリリースしたバリアフリー飲食店検索サイト「バリフリグルメ」は、障害や高齢、育児、アレルギーなど、さまざまな理由で外食に不安を感じる人々にとって、待望の新サービスです。当事者の切実な声から生まれたこのプラットフォームは、「行けない」ではなく「気軽に行けない」という課題を解決し、誰もが「行きたいお店」を選べる喜びを提供することを目指しています。今後の対応エリア拡大や情報充実により、より多くの人々が安心して外食を楽しめるようになるでしょう。この素晴らしい取り組みに、ぜひ注目し、応援してください。



