この記事で分かること
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CULUMUのインクルーシブデザインワークショップが「HCD-Net AWARD 2025」グッドプラクティスに認定された背景
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「HCD-Net AWARD」とは何か、その目的と意義
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「CULUMUインクルーシブデザインワークショップ」の具体的な内容と特徴
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多様な視点を取り入れる「インクルーシブペルソナカード」の活用方法とその効果
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インクルーシブデザインが障害福祉分野にもたらす共創の未来
CULUMUのインクルーシブデザインワークショップ、HCD-Net AWARD 2025で高評価!

株式会社STYZが展開するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」の「CULUMUインクルーシブデザインワークショップ」が、「HCD-Net AWARD 2025」の「新メソッド・コンセプト」ジャンルでグッドプラクティスに認定されました。この認定は、開発プロセスに「当事者視点」を実装するCULUMUの独自メソッドが高く評価された結果と言えるでしょう。
人間中心設計(HCD)の祭典「HCD-Net AWARD」とは?
「HCD-Net AWARD」は、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)が主催する表彰制度です。人間中心設計(HCD)とは、製品やサービスを開発する際に、利用者のニーズや特性を深く理解し、それに基づいて設計を行うアプローチを指します。このアワードは、HCDの実践事例を広く共有し、その普及と発展を促すことを目的としています。
「HCD-Net AWARD 2025」では、サービス・プロダクト、新メソッド・コンセプト、教育・育成の3つのジャンルから合計5件がグッドプラクティスに認定されました。認定された作品は、HCD-Netの公式サイトで公開されており、インクルーシブデザインや人間中心設計に関心のある方にとって貴重な情報源となっています。
- HCD-Net AWARD グッドプラクティス認定ギャラリー: https://www.hcdnet.org/business/award-good-practices
多様な視点を事業開発へ!「CULUMUインクルーシブデザインワークショップ」の全貌
「CULUMUインクルーシブデザインワークショップ」は、障害当事者、高齢者、外国人など、社会における多様な人々の視点を起点に、新規事業やサービスの構想を検討する実践型プログラムです。単なる理解促進や啓発にとどまらず、個々の深い体験(N=1の深掘り)から本質的な洞察(インサイト)を抽出し、短期間で具体的な試作品(プロトタイプ)まで具現化できる点が大きな特徴です。
開発プロセスを変える「インクルーシブペルソナカード」の力
このワークショップの中核をなすのが「インクルーシブペルソナカード」です。ペルソナとは、製品やサービスの典型的なユーザー像を具体的に設定した仮想の人物像を指しますが、CULUMUのカードは架空の人物ではなく、実在する多様な方々への取材内容に基づいて作成されています。カードの表面には日常の行動や工夫が、裏面には社会的背景が配置されており、単なる属性の記載にとどまりません。

例えば、「視覚を使わずにスマートフォンを高速で操作する」といった具体的な行動特性を示すことで、参加者の固定的なイメージを崩し、より深い対話のきっかけを生み出す設計となっています。このアプローチは、「障害」を個人の問題ではなく、社会の側に整備されていない部分や理解が不足していることによって生じるものと捉える「社会モデル」の考え方に基づいています。
このメソッドは、株式会社STYZが運営するオンライン寄付プラットフォーム「Syncable(シンカブル)」を通じて、全国6,000を超えるNPO等と日常的に接点を持つ事業基盤から開発されました。専門知識を持つ担当者がいない組織でも、開発の定例会議レベルで当事者視点を取り入れた検討ができるよう、再現性を持たせています。
- 「CULUMUインクルーシブデザインワークショップ」(HCD-Net掲載PDF): https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/hcd-net/3c9d0521-a442-8036-bac3-d499865f9613/6daaa507fe96f00b5a56ecee3305a209.pdf
企業課題と社会課題を同時に解決するインクルーシブデザインの広がり
CULUMUが本メソッドの開発に着手したのは2022年です。当時、多くのクライアントから「インクルーシブデザインの重要性は理解できるが、具体的な手法が分からない」「当事者と接点がない」といった声が寄せられていました。これを受け、知識を教える研修ではなく、参加者自身が異なる視点を体験できるプログラムとして設計されました。
その後、2024年4月には改正障害者差別解消法が施行され、2025年には経済産業省九州経済産業局が「経営戦略としてのインクルーシブデザイン」を提唱するなど、企業が多様な利用者への対応を経営課題として捉える動きが社会全体で広がっています。
ペルソナカードは当初45名分でしたが、現在では200名分超(2026年9月時点)に拡張され、机上のワークショップだけでなく、実際の現場での調査(フィールドワーク)にも手法が展開されています。近年では、子どもの多様性を対象としたペルソナカードも追加され、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)やインクルーシブ教育の研修、小学校の建設プロジェクトなど、幅広い分野での活用が始まっています。
ワークショップから生まれたアイデアは、Webサイトの改修、公共施設のサイン計画、新サービスのUI設計など、具体的な施策へとつながっています。プログラムの導入実績は累計約1,800名(2026年9月時点)にのぼり、抽出調査では参加者の98%が「満足」以上と回答するなど、高い評価を得ています。
CULUMUが障害福祉分野にもたらす共創の未来

インクルーシブデザインスタジオCULUMUは、高齢者や障害者、外国人など多様な当事者と共創し、事業開発を支援する専門家集団です。その最大の特徴は、6,000以上のNPO等とのネットワークを活かしたリサーチ基盤にあります。これにより、これまでリーチが困難だった人々とのマッチングや定性調査が可能となり、より本質的なニーズを捉えたサービス開発が期待できます。
大手企業からスタートアップまで100件以上の取引実績があり、NPOや研究機関などのパートナーとともに、社会課題解決やDE&Iを推進するプロジェクトを多数手掛けています。
株式会社STYZは、当事者発想で問いを発見し、人・市場・制度・テクノロジーをつなぐことで新しい価値を社会に実装することを目指しています。その事業は、非営利セクターへの資金流入を促進する「ドネーションプラットフォーム事業(Syncable)」、企業課題と社会課題を同時に解決する「インクルーシブデザイン事業(CULUMU)」、次世代技術による人間中心の体験創造を担う「テクノロジー事業(STYZ Tech)」、そして社会課題から企業の事業成長の源泉を発掘し社会実装する「R&D事業(当事者発想ラボ)」と多岐にわたります。
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株式会社STYZ コーポレートサイト: https://styz.io/
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ドネーションプラットフォーム事業(Syncable): https://syncable.biz/
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インクルーシブデザイン事業(CULUMU): https://culumu.com/
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テクノロジー事業(STYZ Tech): https://styz.io/tech
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R&D事業(当事者発想ラボ): https://styz.io/lab
障害福祉に関心のある方へ:Q&A
Q1: インクルーシブデザインとは何ですか?
A1: インクルーシブデザインとは、多様な人々(高齢者、障害者、外国人など、さまざまな背景を持つ人々)のニーズや能力を最初から考慮に入れて、製品やサービスを設計するアプローチです。特定のターゲット層だけでなく、誰もが使いやすいものを目指すことで、より多くの人々に価値を提供し、社会全体の包摂性を高めることを目的としています。
Q2: CULUMUのワークショップはどのような企業・組織におすすめですか?
A2: CULUMUのワークショップは、新規事業やサービスの開発を検討している企業、既存の製品やサービスの改善を目指す組織、そしてDE&I推進や社会課題解決に関心のある企業・自治体などにおすすめです。特に、多様なユーザーの視点を取り入れたいものの、当事者との接点や具体的な手法に課題を感じている場合に有効です。
Q3: 「インクルーシブペルソナカード」はどのように活用されるのですか?
A3: インクルーシブペルソナカードは、ワークショップ参加者が多様な当事者の視点を「自分ごと」として捉えるためのツールです。カードに書かれた実在する人々の具体的な行動や工夫、社会的背景を読み解くことで、固定観念にとらわれずに、共感と洞察を深めます。これにより、開発チームは多様なユーザーのニーズをより深く理解し、それに基づいたアイデア創出やプロトタイピングを行うことができます。
まとめ
CULUMUのインクルーシブデザインワークショップが「HCD-Net AWARD 2025」のグッドプラクティスに認定されたことは、多様な視点を取り入れた事業開発の重要性が社会的に認知されつつあることを示しています。特に「インクルーシブペルソナカード」を活用した実践的なアプローチは、企業が社会課題解決と事業成長を両立させるための有効な手段となり得るでしょう。障害福祉に関心を持つ人々にとって、このような取り組みが広がることは、より多くの人々が快適に暮らせる社会の実現に向けた大きな一歩と言えます。

