この記事で分かること
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「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」の開催概要と見どころ
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高齢化社会における福祉・介護現場の具体的な課題と、それに対応する最新テクノロジー
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災害時の備えや先端技術、排泄ケアに関する専門的な情報が得られる企画展
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移乗介助補助具、ポータブル洗髪デバイス、食事介助ロボットなど、注目の福祉機器と介護ロボットの詳細
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福祉の未来を議論する国際シンポジウムや専門セミナーの内容と参加方法
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リアル展およびWeb展の入場登録方法
アジア最大級の福祉イベント「H.C.R.2026」開催概要
「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」は、「クリエイティブな未来を拓く」をテーマに掲げ、国内外から382社・団体(Web展のみの出展含む)が参加します。この展示会は、福祉・介護の最前線を体験できるアジア最大級のイベントとして知られています。

リアル展は東京ビッグサイトの東1、2、3、7、8展示ホールで、2026年10月7日(水)から9日(金)に開催されます。また、Web展「H.C.R.Web2026」は、2026年9月1日(火)から11月13日(金)まで特設サイトで実施され、期間中いつでも最新情報を閲覧できます。
高齢化社会と福祉・介護現場の課題に挑む最新テクノロジー
日本では「団塊世代」がすべて75歳以上となり、福祉・介護の現場における人材不足が深刻化しています。また、孤独・孤立対策として「地域共生社会」の重要性が増しており、高齢者や障害のある方の自立を支え、現場職員の負担軽減に寄与する福祉機器への期待は、これまで以上に高まっています。H.C.R.2026では、こうした社会的課題に応えるべく、最新の技術・製品・情報がテーマ別に紹介されます。
注目の企画展で未来の福祉を体験
会場では、特定のテーマに焦点を当てた企画展が展開されます。これらの企画展は、来場者が具体的な課題解決策や未来の可能性を探る上で重要な役割を担っています。
災害への備えと地域防災力を高める「“もしも”に備える防災展」
東7ホールでは、近年頻発する自然災害を踏まえ、「“もしも”に備える防災展」が今年も実施されます。最新の情報や製品から学び、災害時の備えや地域での防災力向上に役立つヒントを得られる企画です。
先端技術と試作品に触れる「テクノロジー×ケア展」
同じく東7ホールで開催される「テクノロジー×ケア展」では、大学や研究機関による先端技術や試作品が展示されます。まだ市場に出ていない新しい技術やアイデアを体験できる貴重な機会となるでしょう。

専門家へ相談できる「排泄ケア情報プラザ」
東8ホールの「排泄ケア情報プラザ」では、普段なかなか聞きづらい排泄ケアに関する悩みを専門家に直接相談できます。各企業によるおむつの展示・解説ブースも併設され、実際に手に取りながら選び方や使い方を学べる人気の企画です。

現場の負担を軽減する革新的な福祉機器と介護ロボット
H.C.R.2026では、介護現場の負担軽減や利用者の自立支援に貢献する多様な福祉機器やロボットが展示されます。その中から注目製品をいくつかご紹介します。
移乗介助をスムーズにする補助具「Neo」
独立行政法人労働者健康安全機構 総合せき損センターが紹介する「Neo」は、車いすとベッド間の移乗介助に特化した補助具です。幅広設計と高潤滑素材によりスムーズな差し込みが可能で、移乗時の身体的負担を大幅に軽減します。表面は低摩擦素材を採用し、臀部には保護カバーを装備することで、安心感と快適さを両立させています。

床からの立ち上がりをサポート「独立宣言ムーブ」
株式会社コムラ製作所の「独立宣言ムーブ」は、床からの立ち上がり補助や、ベッド・車いす間の移乗介助の負担を軽減します。こたつやテーブルの高さに合わせて利用できるため、日常生活の様々な場面で便利に活用できるでしょう。

服を着たまま洗髪できるポータブルデバイス「SUSUGU」
牛乳石鹸共進社株式会社の「SUSUGU」は、コップ一杯の水で服を着たまま洗髪できるポータブル洗髪デバイスセットです。泡立たないミストシャンプーを頭皮に吹き付け、ミストブラシで髪を梳くことで、いつでもどこでも洗髪が可能です。身体が不自由な方や災害時など、水が不足している状況でも、手軽に洗髪できるスッキリ感を提供します。
食事介助ロボット「Obi」で自立した食事を
ダブル技研株式会社の「Obi」は、上肢機能障害や麻痺などにより、自力での食事が難しい方のための食事介助ロボットです。利用者の身体状況に合わせて選定したスイッチで操作することで、専用プレートから食べたいものを選び、自分のタイミングで食事を楽しめます。スタイリッシュなデザインで持ち運びも可能なため、ご家庭だけでなく、レストランやホームパーティーでも利用でき、利用者のQOL(生活の質)向上と支援者の介助負担軽減に貢献します。

使用済みおむつ用防臭ごみ箱「ディスクリート」
ジェイセップ九州有限会社が提供する「ディスクリート」は、使用済みおむつ用防臭ごみ箱です。本体や袋には7層構造の防臭・抗菌処理が施されており、細菌の繁殖を抑え、悪臭を徹底的にブロックします。ゴミ袋の容量は15Lまで対応し、手を汚さずに処理できるため、衛生的です。

手指のリハビリに「ねじブロック」
橋本螺子株式会社の「ねじブロック」は、本物の「ねじ」とブロックパーツを組み合わせて動物や乗り物などの立体物を作製できる知育玩具です。「ねじ」を摘み・運び・回す訓練が楽しくでき、組立て図に沿って作製することで、手指のリハビリや作業訓練に活用可能です。老若男女問わず楽しめます。

排泄ケアを見える化する「スマートおむつシステム」
JTP株式会社の「スマートおむつシステム」は、おむつの状態をセンサーで検知し、排泄ケアのタイミングを見える化する新しい見守りソリューションです。「いつ交換すべきか」を把握しやすくすることで、利用者の快適性を守りながら、介護・医療現場の負担軽減と業務効率化を支援します。これにより、不要な確認作業の削減、ケア品質の向上、スタッフの業務最適化が実現するでしょう。

介護周辺業務を担うロボット「Ena(イーナ)」
株式会社Enacticが開発した介護助手ロボット「Ena(イーナ)」は、掃除・洗濯・食事関連業務・備品補充・ゴミ出しなどの介護周辺業務を担い、現場の負担軽減と効率化を実現します。これにより、介護職員が「人に寄り添う時間」や本来の身体介護に専念できる環境を創り出すことを目指しています。

福祉の未来を議論する国際シンポジウムと専門セミナー
H.C.R.2026では、最新の福祉機器の展示だけでなく、福祉の最新動向や課題解決に向けた議論が行われるシンポジウムやセミナーも充実しています。参加は事前登録制で、参加費が必要なものと無料のものがあります。
国際シンポジウム:障害児・者支援の国際的再設計の潮流
10月8日(木)11:00~16:00に開催される国際シンポジウム(参加費1,000円)では、「参加を保障する社会システムへ 障害児・者支援の国際的再設計の潮流!」をテーマに、ドイツのrehaKIND理事長クリスティアナ・ヘネマン氏や日本身体障害者団体連合会会長の阿部一彦氏らが登壇します。障害のある子ども達へのケアと支援、そして共生社会のこれからについて深く掘り下げた議論が期待されます。
セミナーA:福祉・介護を支えるAI・ロボット技術の最前線
10月7日(水)13:00~14:00には、東北大学大学院工学研究科の平田泰久教授によるセミナーA「福祉・介護を支えるAI・ロボット技術の最前線~2050年のロボットとの共生をめざして~」が開催されます。AIやロボット技術が福祉・介護の未来にどのように貢献していくか、その可能性を探る内容となるでしょう。
セミナーB:判例から学ぶ介護事故対応
10月9日(金)10:30~11:30には、弁護士法人おかげさま代表弁護士の外岡潤氏によるセミナーB「判例から学ぶ介護事故対応」が実施されます。介護現場で起こりうる事故への対応やリスクマネジメントについて、具体的な判例を通して学ぶ貴重な機会です。
その他にも多数のシンポジウムやセミナーが予定されており、詳細は以下のURLから確認できます。
H.C.R.2026に関するQ&A
読者の皆様からよくある質問とその回答をまとめました。
Q1: H.C.R.2026は誰でも参加できますか?
A1: はい、どなたでも参加可能です。リアル展、Web展ともに、事前の入場登録が必要です。特にWeb展は登録完了後、期間中いつでもご覧いただけます。
Q2: Web展ではどのような情報が見られますか?
A2: Web展では、リアル展に出展する企業・団体の情報や製品紹介、オンラインセミナーなどが提供される予定です。会場に足を運べない方も、自宅や職場から最新の福祉情報を得ることができます。
Q3: セミナーの参加費用はいくらですか?
A3: セミナーやシンポジウムには、参加費が必要なものと無料のものがあります。詳細はH.C.R.2026の公式サイトでご確認ください。
H.C.R.2026への参加方法
リアル展およびWeb展の入場登録は、2026年9月1日(火)より開始されています。事前に登録することで、会場でのスムーズな入場が可能です。Web展の閲覧には登録が必須となりますので、忘れずに手続きを行いましょう。

入場登録は以下のURLから行えます。
まとめ
「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」は、日本の高齢化社会が抱える課題に対し、最新の福祉機器やテクノロジー、そして専門的な知見で応える貴重なイベントです。現場の負担軽減、利用者のQOL向上、そして地域共生社会の実現に向けたヒントが数多く見つかることでしょう。



