「ファミケアワークス for BIZ」とは?企業と障がい児家族の新たな働き方を支援

「ファミケアワークス for BIZ」は、企業の施策やプロジェクト推進において不足する知識やリソースを、経験豊富な人材がチームを組んで補うサービスです。急な欠員や特定の業務に精通した人材が必要な際に、必要なスキルと役割を持つリソースを必要な期間だけ確保し、企業のプロジェクト推進をサポートします。

famicare works for BIZのサービス概要

このサービスは、企業ごとにオーダーメイドで最適なチーム(1名から)を編成し、プロジェクトを前進させるためのノウハウと実務的なリソースを提供します。従来の採用や外部委託といった方法では対応が難しかった課題に対し、企業が改善したい課題や推進したいプロジェクトの目的に応じて最適な体制を構築し、実行から定常的な運営までを一貫して支援する点が特徴です。

柔軟なチーム編成でプロジェクトを効率化

「ファミケアワークス for BIZ」の大きなポイントの一つは、必要な機能を必要な分だけ利用できることです。ライター、デザイナー、動画編集者、営業支援、営業アシスタント、経理、労務、人事アシスタントなど、プロジェクトの内容に応じて多様な役割を組み合わせたチームを編成できます。

これにより、採用のように一人分の業務を無理に切り出す必要がなく、また複数の委託先へ個別に依頼する手間も省けます。SNS運用や営業支援、バックオフィス業務といった多岐にわたるプロジェクトを、企業ごとの課題に合わせて柔軟な体制で効率的に推進することが可能です。

プロジェクトチームの例(SNS運用チーム、営業支援チーム)

経験豊富なプロフェッショナルがプロジェクトを推進

もう一つのポイントは、経験豊富なプロフェッショナルチームが業務を推進することです。ファミケアワークスには、企業での実務経験や専門スキルを持つ人材が多数登録しています。プロジェクトに応じて最適なチームが編成されるため、一から教育する必要がなく、メンバーは自走しながら業務を進められます。必要に応じて提案や役割調整も行い、プロジェクトのスムーズな進行に貢献します。

社会課題解決への貢献:障がい児家族の就労と企業の人手不足を両立

「ファミケアワークス for BIZ」の提供背景には、日本の抱える深刻な社会課題があります。総務省の発表によると、2050年には日本の生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口を指し、社会の主要な働き手となる層)が2021年と比較して約2,100万人の減少が見込まれており、労働力不足が深刻化すると予測されています。

一方で、障がい児の母親の就労率は約49%とされており、障がい児を育てる家庭では、キャリアや経験が豊富であっても、既存の雇用枠では就労が難しいケースが多いと指摘されています。これにより、社会への貢献や能力発揮の機会が失われている状況がありました。

「ファミケアワークス for BIZ」は、この「未だ発揮されていない推進力」と「企業のリソース・プロジェクト推進力不足」という二つの課題に焦点を当てて構築されました。2026年7月時点で、サービス開始からわずか3ヶ月足らずで60名を超えるキャリア・経歴を持つ人材が登録しており、社会で力を発揮する機会を待っていることがうかがえます。

採用・外注・ファミケアワークスの比較

企業が「進めたい施策やプロジェクトがあっても、担当者をアサインできず後回しになってしまう」「採用するほどではないが、経験のない人では難しい業務で手を借りたい」といったニーズに応え、企業の成長を支えるとともに、社会で未活用となっている人材の活躍の場を創出することを目指しています。

「ファミケアワークス for BIZ」の利用方法と今後の展望

「ファミケアワークス for BIZ」の利用相談や質問は、以下のサービスサイトから可能です。課題に対するチーム編成の可能性など、具体的な相談も受け付けています。

プラン詳細

  • ライトプラン:月20時間程度の業務

  • スタンダードプラン:月50時間程度の業務

  • プレミアム:月80時間程度の業務

※料金は業務内容によって異なります。

今後「ファミケアワークス for BIZ」は、採用や従来の外部委託だけでは解決しづらい企業の課題に対し、プロジェクトを前に進めるための新たな選択肢となることを目指しています。企業ごとの課題に応じたチームづくりをさらに発展させながら、より多くの企業のプロジェクト推進を支援していくことでしょう。

また、経験やスキルを持つ疾患・障がい児家族がキャリアを継続しながら活躍できる機会を創出するとともに、企業の推進力不足という課題の解決にも貢献していくことが期待されます。

「ファミケア」が目指すビジョンとは?

「ファミケア」は、「疾患・障がい児家族の毎日を楽しく!」をビジョンに掲げる、障がい児領域に特化したブランドです。家族向けのポータルサイトや相談Q&Aアプリ、支援事業者向けのDXサービスや事務サポート、メーカー向けのマーケティング支援など、多岐にわたるサービスを展開しています。疾患・障がいの種類や程度を問わず、全国1万5000を超える家族に利用されています。

ファミケアのロゴとスローガン

ファミケアを運営する株式会社NEWSTAは、「あたりまえを、あたらしく」をパーパスに掲げ、「NewStyle & NewStandard」を提案しています。社会や家庭に対して懸命に取り組む人々が、幸せなライフスタイルを送ることを実現することを目指している企業です。

まとめ

「ファミケアワークス for BIZ」は、企業が抱えるプロジェクト推進の課題に対し、柔軟かつ専門性の高いチームを提供することで、新たな解決策を提示しています。同時に、障がい児家族が持つスキルや経験を社会で活かす機会を創出し、多様な働き方を促進する重要な役割を担っています。人手不足が叫ばれる現代において、このサービスは企業と個人双方にとって、持続可能な社会を築くための一助となる可能性を秘めているでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77