この記事で分かること

  • LITALICO発達ナビの新機能「つなぐnote」の概要と開発背景

  • お子さまの成長記録や困りごとを管理する「つなぐnote」の3つの特徴

  • 専門家が語る「つなぐnote」の重要性と今後の展望

  • 「つなぐnote」の利用方法とLITALICO発達ナビのサービス内容

発達障害のあるお子さまの子育てをサポート!LITALICO発達ナビの新機能「つなぐnote」とは

発達障害などの特性や疾患を持つお子さまを育てる保護者の皆様は、日々の生活の中で、お子さまの成長の様子や困りごとを多くの関係者(園・学校の先生、医師、支援施設のスタッフなど)に説明する機会が頻繁にあります。しかし、「記録する時間がない」「情報が散らばってまとめるのが大変」「具体的な質問にすぐ答えられない」といった課題に直面することも少なくありません。

こうした保護者の負担を軽減し、お子さまの情報を正確かつスムーズに伝えられるようにするため、発達支援ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」は、2026年9月15日(火)に無料の新機能「つなぐnote」の提供を開始しました。

この機能は、スマートフォンやパソコンからお子さまの日々の記録を簡単に行い、必要な情報を一元的に管理することで、より良い理解や支援につなげることを目的としています。

LITALICO発達ナビ 新機能 つなぐnoteの画面イメージ

「つなぐnote」の詳細はこちらから確認できます。
https://h-navi.jp/tsunagu_note

保護者の負担を軽減!「つなぐnote」の3つの便利な特徴

「つなぐnote」には、保護者の皆様が日々の記録を簡単に行い、情報を有効活用するための3つの大きな特徴があります。

1. 困りごとを2タップで簡単記録

忙しい子育ての合間でも、カテゴリーをタップするだけで記録が完了します。メモや画像も一緒に保存でき、過去の日付を選んで入力することも可能です。お子さまの特性や困りごとに合わせて、「おねしょ」や「忘れ物」といったオリジナルのカテゴリーを追加できるため、よりパーソナルな記録が実現します。

2. カレンダーと絞り込み機能で客観的な振り返り

記録された内容はカレンダー上に色別で表示され、困りごとの発生頻度や時期をひと目で把握できます。カテゴリーやキーワードでの絞り込み検索も可能なため、「直近の〇週間で〇回」といった客観的なデータとして整理でき、面談や診察時の情報共有に役立ちます。

3. お子さまの情報を一括管理

発達特性、発育記録、受給者証・手帳の情報などを登録・集約できます。これにより、園や学校、自治体への提出書類を作成する際も、必要な情報がすぐに確認でき、散らばりがちな情報をひとまとめに管理することが可能になります。きょうだい全員の情報を登録し、切り替えて管理することもできます。

専門家も太鼓判!記録の重要性と継続のしやすさ

鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座教授であり、LITALICO研究所スペシャルアドバイザーの井上雅彦先生は、「つなぐnote」について次のようにコメントしています。

「お子さまの日々の行動の様子を記録することで、専門機関や支援者、医療機関との連携がスムーズになります。しかし、記録用紙に記入したり、集計したりといった作業を日々の子育ての中で行っていくのはとても大変です。発達ナビの記事を参照しながら、カレンダー形式で行動の記録ができるのは、効率的で継続しやすく、あとで見ても分かりやすいと思います。今後集計機能や連携機能が付加されていくと、さらに便利になっていくと思います。ぜひお試しください。」

井上先生のコメントからも、日々の記録が専門機関との連携においていかに重要であるか、そして「つなぐnote」がその記録を効率的かつ継続的に行うための有効なツールであることが分かります。

専門用語解説:ABA(応用行動分析学)
ABA(Applied Behavior Analysis)は、行動の原理を科学的に理解し、その知識を応用して、社会的に重要な行動を改善するための学問です。特に発達障害のあるお子さまの教育や支援において、問題行動の改善やスキルの習得を促すアプローチとして広く用いられています。

今後の展望:切れ目のない支援を目指して

「つなぐnote」は、保護者が一人で抱え込むことなく、切れ目のない温かい支援とつながる未来を目指しています。今後は、記録内容を医師や児童発達支援・放課後等デイサービスなどの発達支援事業所、学校の先生などにスムーズに共有できる「出力機能」が追加される予定です。

また、蓄積された日々の記録をもとに、お子さま一人ひとりの成長段階や特性に合わせて、最適な記事やコンテンツを提案する機能なども準備が進められています。これらのアップデートにより、保護者の情報伝達の負担はさらに軽減され、個別化された支援がより一層進むことでしょう。

「つなぐnote」の利用方法とLITALICO発達ナビについて

「つなぐnote」は、LITALICO発達ナビの無料会員登録後、スマートフォンなどのブラウザから利用できます。利用料金は無料です。

LITALICO発達ナビとは

2026年1月に10周年を迎えた「LITALICO発達ナビ」は、発達が気になるお子さまの保護者をはじめ、支援者、当事者向けのポータルサイトです。発達障害の基礎知識に関する情報発信や、ダイアリー(ブログ)、Q&A機能を通じたユーザー同士のコミュニティ形成を支援してきました。

LITALICO発達ナビは、今後も当事者ご家族のリアルな困りごとに寄り添い、専門家と連携しながら、子どもたちが安心・安全に暮らせるための有益な情報発信を続けていく方針です。

LITALICO発達ナビのロゴ

LITALICO発達ナビの公式サイトはこちらです。
https://h-navi.jp/

専門用語解説:受給者証
受給者証とは、障害福祉サービスや障害児通所支援などの公的な支援を受けるために必要な証明書です。地方自治体から発行され、利用できるサービスの種類や支給量などが記載されています。

読者の疑問に答えるQ&A

Q1: 「つなぐnote」は本当に無料ですか?

A1: はい、「つなぐnote」はLITALICO発達ナビの無料会員登録を行うことで、無料で利用できます。

Q2: きょうだい全員の情報を管理できますか?

A2: はい、複数のお子さまの情報を登録し、切り替えて管理することが可能です。

Q3: 記録した内容は誰かに共有されますか?

A3: 現在の機能では、保護者自身が記録内容を閲覧・管理します。今後は、医師や支援者などに記録内容をスムーズに共有できる「出力機能」の追加が予定されています。

Q4: スマートフォン以外でも利用できますか?

A4: はい、スマートフォンだけでなく、パソコンからもブラウザを通じて利用可能です。

まとめ

LITALICO発達ナビの新機能「つなぐnote」は、発達障害などのお子さまを育てる保護者の皆様が抱える「記録と伝達」の負担を大きく軽減する画期的なツールです。日々の困りごとや成長の様子を簡単に記録し、客観的に振り返り、必要な情報を一元管理できることで、より質の高い支援へとつながる可能性を秘めています。

今後のアップデートで、さらに利便性が向上し、保護者の皆様が孤立することなく、お子さまにとって最適な支援を受けられる社会の実現に貢献していくことが期待されます。ぜひこの機会に「つなぐnote」を活用し、お子さまとのより豊かな日々を築いてみてはいかがでしょうか。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77