世界最古の国際広告・デザイン賞「NY ADC賞」とは
「NY ADC賞」は、1920年に創設された世界で最も歴史ある国際広告・デザイン賞の一つです。広告、デジタルメディア、プロダクトデザインなど、幅広い分野における優れたクリエイティブな才能を称える権威ある賞として知られています。入賞作品は年鑑に収録され、ニューヨークでの受賞展で一般公開されることで、世界中のクリエイティブ業界から高い評価と注目を集めています。

視覚障害の課題に挑む「Smart Eye Camera」が最高賞を受賞
プロダクトデザイン部門で最高賞である「Best of Discipline」を含む計5賞を受賞した「Smart Eye Camera」(SEC)は、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業OUI Inc.が開発した画期的な医療機器です。iPhoneに装着して使用するアタッチメント型で、従来の細隙灯顕微鏡と同等の診断性能を持ちながら、低コストで携帯性に優れている点が特徴です。

このSECは、眼科医療へのアクセスが不足している地域での活用が期待されており、OUI Inc.が掲げる「世界の失明を50%減らす」という壮大なビジョンに貢献します。クリエイティブの力で医療格差の是正を目指すこの取り組みは、今回の受賞によってその価値が世界的に認められました。
「Smart Eye Camera」受賞詳細
- Best of Discipline(プロダクトデザイン部門最高賞)
- Gold Cube(金賞):Product Design – Science / Medical Products、Health / Wellness – Design for Good / Health / Wellness
- Bronze Cube(銅賞):Health / Wellness – Brand / Communication Design / Product Design
- Merit(入賞):Health / Wellness – Innovation / Single or Series
デフリンピックを応援する「CHEER SIGNS」が示すインクルーシブな未来
Experiential Design部門で銀賞および銅賞を獲得した「CHEER SIGNS(サインエール)」は、デフリンピック100周年という記念すべき年に合わせて開発された、「目でみる」新しい応援スタイルです。音のない世界で戦うデフアスリートのために、拍手や声援といったこれまでの音に頼る応援の常識を変革しました。

ろう者を中心としたメンバーや現役のデフアスリートとの共創により生まれたこの応援スタイルは、誰もが視覚的に想いを届けることを可能にし、スポーツ観戦におけるアクセシビリティとインクルージョンを推進します。デフリンピックに関心を持つ人々にとって、共感と感動を生む新たな応援の形となるでしょう。
「CHEER SIGNS」受賞詳細
- Silver Cube(銀賞):Experiential Design – Design for Good / Experiential Design
- Bronze Cube(銅賞):Experiential Design – Live Experience Design / Events / Concerts
社会課題解決への貢献とTBWA HAKUHODOの哲学
今回受賞した両作品は、Spikes Asia、ADFEST、Clio Awardsなど、2026年における主要な国際広告賞でも既に受賞を重ねています。今回のNY ADC賞での快挙は、TBWA HAKUHODOのクリエイティビティが、単なるブランド成長だけでなく、社会課題の解決においても世界最高峰の基準で認められたことを改めて証明しました。
TBWA HAKUHODOは、博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。「DISRUPTION®︎」という哲学を掲げ、既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいビジョンを見いだすことで、クライアントのビジネス成長だけでなく、社会の進化にも貢献しています。
- TBWA HAKUHODO公式サイト: https://www.tbwahakuhodo.co.jp

