【内容情報】(出版社より)

「いいか、世の中は戦場なんだ」

冷たく緊張した家族関係、いじめ、教師からの虐待、親の精神疾患、ゴミ屋敷、性被害、デートDV、セクハラ・パワハラ…… 父親の言葉が成就するかのように、主人公・愛が負っていく数々の傷。

『80年生まれ、佐藤愛』は、発達障害と複雑性PTSDを抱える作者・宇樹のトラウマティックな半生を克明に描いた、ほぼノンフィクションの私小説。

実用書『#発達系女子 の明るい人生計画』でデビューした筆者が初めて手がけるこの小説は、韓国のフェミニズム小説『82年生まれ、キム・ジヨン』へのオマージュ作品。
女性の発達障害当事者である1980年生まれの作者・宇樹義子が経験した人生のできごとを静かな筆致で描き出している。

誰かが発達障害を持って生まれたというだけで、それが女性だったというだけで、発達障害女性たちは社会から環境から、ごくあたりまえに傷を負わされていく。作者・宇樹はそんな女性たちとあえて自らの絶望の物語を共有することで彼女らと力づけあいたいと願い、1年をかけてこの作品を書き上げた。

私たちはひとりじゃない。

  • 発売日 : 2021/3/23
  • オンデマンド (ペーパーバック) : 152ページ
  • ISBN : 978-4802092371
  • 出版社 : NextPublishing Authors Press
  • 言語 : 日本語

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。