【内容情報】(出版社より)
子どもの時だけでなく、大人になってから目立つようになり、その症状に悩み苦しむ発達障害。ここ数年、この言葉が医療の枠を超えて一般社会でも、よく話題に上がる。実際に、発達障害と診断される数は右肩上がりである。なぜ、21世紀に入りこのような状況なったのか、その解決策はあるのか。それには、障害への理解が欠かせない。
本書は、発達障害に関する多くの情報から必要な事柄のみを取捨選択し、マンガを適宜用いることで簡単・簡潔に『発達障害の世界』をイメージすることが可能である。難しい専門的な内容や用語などは、一般の人でも分かる平易な言葉や解説に置き換え、スムーズに読めるよう工夫している。
そして、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、限局的学習障害、発達性協調運動障害といった発達障害4疾患に対して、3つのキーワード(症状の原因・特徴・評価)から問題を導き出し、子どもが馴染みやすい遊びや運動を通して、コミュニケーションあるいは社会性の向上を叶えるアプローチ法を説明した。発達障害に関わる人たちにとって、理論と実践が容易に学べる希望の一冊である。
- 発売日 : 2021/4/6
- 単行本 : 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN : 978-4908933318
- 出版社 : ヒューマン・プレス
- 言語 : 日本語