Last Updated on 2020年5月24日 by 菅間 大樹

大会延期の今こそ振り返りたいパラの原点

大宅賞作家による取材期間5年ごしのノンフィクション。2020年パラが五輪とともに延期が決まった今、そもそもパラリンピックはどこから来たのか、それは五輪と同列に語られるものなのか、について考えさせる一冊です。

●著者

稲泉 連(いないずみ・れん)/
1979年生まれ。主な著書に『復興の書店』『豊田章男が愛したテストドライバー』『「本をつくる」という仕事』『宇宙から帰ってきた日本人』など。

【本書の特色】

大宅賞作家が、元選手や関係者らを5年越しで取材した大作。貴重な写真も多数収録。
急ごしらえで大会準備が進められる中、急遽「選手」となった障害者らが見た風景とは?
大会招致にかかわり、運営も陰で支えた美智子妃殿下(当時)の秘話満載。

『アナザー1964パラリンピック序章』
著/稲泉 連
定価:1700円+税 
四六判304ページ 
2020年3月18日発売
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388740

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77