Last Updated on 2021年1月19日 by 今井 靖之

160平米の会場を埋め尽くす大迫力の大型作品15点を展示

福祉施設アイム(神奈川県川崎市/代表 佐藤典雅)に所属する19歳の自閉症アーティスト GAKUは、12月6日まで、有楽町マルイ(東京都千代田区) 8階のイベントスペースにて、160平米の会場を埋め尽くす大型作品15点を展示する個展を開催します。

GAKUはIQ25の知的障害を伴う重度自閉症と診断されており、言語能力は現在でも4~5歳程度でしかなく言語を介したコミュニケーションが得意ではありません。自分自身を受け入れて絵を描くというコミュニケーションツールを手にしたGAKUが、彼自身の感性を作品を通して伝えています。

by GAKU Yurakucho OIOI 2020 開催概要

■開催期間:2020年11月24日(火)~2020年12月6日(日)
■営業時間:11:00~20:30 (12月6日は15:00まで)
■開催場所:有楽町マルイ・8Fイベントスペース(東京都千代田区有楽町2-7-1)
■入場料:無料

19歳の自閉症アーティスト GAKU

本名、佐藤楽音(がくと)。川崎市在住。3歳の時に自閉症と診断され、4歳の時に、当時最新の療育を提供していたといわれるアメリカ・ロスアンジェルスへ家族で渡り、以後9年間ロスで療育を受けながら過ごす。14歳の時、日本に帰国。父親が彼のために設立した、発達障害の福祉施設『アイム』が運営するフリースクール『ノーベル高等学院』に通い、現在は生活介護『ピカソ』に在籍。年間約260枚という驚くべきペースで、日々精力的に絵を描き続けている。
http://bygaku.com/story/

株式会社アイム

発達障害の子どもたちをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」などを運営している福祉施設。全ての個性が「 I am! 」と胸をはって自己宣言できる世の中にしていきたいという思いを込めて、「アイム」と命名。2019年、第7回かながわ福祉サービス大賞、大賞および会場審査員賞をダブル受賞。

設立:2014年12月
代表:佐藤典雅
住所:神奈川県川崎市宮前区土橋1-13-1-201
URL:http://imhappy.jp
Tel:044-982-9080

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。