足を床につけない状態での競技がいかに難しいか想像してみよう

競技概要

パワーリフティングは重りのついたバーベルを押し上げ、その重量を競う競技の総称です。パラリンピックでは、台上に仰向けに横たわった状態からバーベルを押し上げるベンチプレス競技が行われています。下肢または腰に障がいがあり、立位でウエイトリフティング競技を行うことができない選手が参加します。腕や肩、胸など上半身の筋力だけが武器です。
障がいの内容や程度によるクラス分けはなく、試合は体重別で行われます。下肢の一部を切断している選手は、切断の範囲に応じて選手自身の体重に一定の重さを加算した重量で分類されます。
厳しいトレーニングよって見事に鍛え上げられた上半身、特に胸、肩、腕の三頭筋などの発達も見どころ。

ルール

試技は一人1回ずつ順番に行い、3回の試技で最も重いバーベルを挙上した選手が勝者となる。
選手がパラリンピック専用のベンチプレス台に仰向けに横たわった状態で、試合が開始される。台は長さ2.1メートルで最大幅は61センチメートル。上半身部分の幅30センチメートル。高さは床から48センチメートルから50センチメートルまでとなる。一般のベンチプレス競技では足を床に着けた状態で行うが、パラリンピックでは足も台に乗せた状態で行われるので、足でふんばることができない。
続いて、選手はラックから外したバーベルを腕が完全に伸びた状態で支える。審判の指示でバーベルを胸の位置で一旦止めて、肘を真っ直ぐに伸ばしながら元の位置まで一気に押し上げる。左右どちらかに傾いたりせず、正しい姿勢でバーベルを上げたまま静止し、主審が「ラック」と合図したらバーベルをラックに戻す。3人の審判によって判定され、白いランプが2個以上点灯すれば成功。逆に、赤いランプが2個以上点灯すれば不成功を意味する。

種目

49kg級(男子)
54kg級(男子)
59kg級(男子)
65kg級(男子)
72kg級(男子)
80kg級(男子)
88kg級(男子)
97kg級(男子)
107kg級(男子)
107kg超級(男子)
41kg級(女子)
45kg級(女子)
50kg級(女子)
55kg級(女子)
61kg級(女子)
67kg級(女子)
73kg級(女子)
79kg級(女子)
86kg級(女子)
86kg超級(女子)

対象障がい

肢体障がい

東京2020パラリンピック情報

日程:2021年8月26日(木)~8月30日(月)
会場:東京国際フォーラム

競技紹介アニメーション「One Minute, One Sport」
パワーリフティングのルールや見どころを1分間の手書きアニメーション動画でご紹介します。パワーリフティングに詳しい人も、そうでない人も、まずは動画をチェック!

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。