LGBTQ/SOGIEとは?多様な人々が安心して暮らせる社会の実現に向けて
「LGBTQ/SOGIE」という言葉は、性的指向(Sexual Orientation)、性自認(Gender Identity)、性表現(Gender Expression)の頭文字をとった言葉で、多様な性のあり方を指します。SOGIEは、性的指向と性自認、性表現を含む、より包括的な概念です。障害福祉の文脈では、多様な背景を持つ人々が安心して暮らせる社会を築く上で、性的マイノリティへの理解と配慮が不可欠とされています。
このシンポジウムは、行政、教育、医療・福祉、地域づくりなど、全国各地のさまざまな分野で広がるLGBTQ/SOGIEに関する取り組みに焦点を当てています。一方で、地域による取り組みの差や分野を超えた連携の難しさといった課題も存在します。誰もが安心して暮らせる地域をつくるためには、それぞれの現場で積み重ねられてきた実践や知恵を共有し、立場や分野を越えて学び合い、新たなつながりを育んでいくことが目指されています。
14の多彩なプログラム:自治体・教育・医療・福祉から海外の取り組みまで
本シンポジウムでは、2日間にわたり2つの会場で合計14のプログラムが実施されます。自治体施策、大学、教育、家族、居場所づくり、ジェンダー平等とSRHR、医療・福祉、防災・セーフティネットなど、LGBTQの暮らしに密着した幅広いテーマが取り上げられる予定です。
主なセッションテーマと障害福祉との関連性
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自治体・大学における取り組み: 行政におけるLGBTQ/SOGI施策や、大学における基本方針・セーフスペース等の事例が共有され、包摂的な環境づくりのあり方が模索されます。これは、障害を持つ人々にとっても、自治体や教育機関における多様なニーズへの対応を考える上で参考となるでしょう。
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教育・家族・居場所づくり: LGBTQの子ども・若者が安心して学べる学校教育、多様な家族を取り巻く環境、地域に根ざした居場所づくりについて考えます。障害を持つ子どもたちやその家族が直面する課題とも共通する部分が多く、誰もが孤立しない地域社会の構築を目指します。
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ジェンダー平等、SRHR、医療・福祉、防災・セーフティネット: ジェンダー平等やSRHRの視点を深めるとともに、病気や生活困窮、災害時にも誰も取り残さず必要な支援へアクセスできる地域のセーフティネットが議論されます。
- SRHR (Sexual and Reproductive Health and Rights) とは、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの略で、「性と生殖に関する健康と権利」を意味します。すべての人が安全な性生活を送ることができ、子どもを産むか産まないか、いつ産むかなどを自由に決定できる権利、そしてそのための情報やサービスを受けられる権利のことです。障害を持つ人々にとっても、この権利が保障されることは非常に重要です。
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海外NPOの実践から学ぶ: 海外でLGBTQコミュニティ支援に取り組むNPOから現地の実践や最新課題を学び、日本の制度や地域社会に応じた持続可能な支援・連携のあり方が検討されます。
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地域の居場所・拠点の可能性: LGBTQセンターをはじめ、相談、交流、支援の場が地域社会にもたらす役割や変化が共有され、日本各地で持続可能な拠点を育むための仕組みが探られます。

全国各地で自治体施策、大学、教育、家族支援、SRHR、居場所づくり、医療・福祉などに取り組む実践者・研究者ら約30名が登壇する予定です。多様な立場からの知見が共有されることで、参加者は多くの学びを得られるでしょう。最新のプログラムや登壇者情報は、特設サイトで順次公開されます。
シンポジウムの開催概要と参加方法:情報保障も充実
開催概要
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日時: 2026年11月22日(日)12:30 ~ 18:00、11月23日(月・祝)10:30 ~ 16:30
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会場: 国連大学(東京都渋谷区神宮前5丁目53-70)
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対象: LGBTQに関する課題解決に取り組む団体・個人、官公庁・自治体職員、教育・医療・福祉関係者など(各日定員500名)
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参加費: 無料
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情報保障: 手話通訳、一部プログラムにおける英語から日本語への同時通訳あり
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主催: 認定NPO法人ReBit
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協力: 早稲田大学総合研究機構 SOGI調査研究所
参加方法
参加を希望される方は、以下のリンクからお申し込みください。一部のプログラムは当日収録され、後日アーカイブ配信も予定されています。アーカイブ視聴のみを希望する場合も、事前申し込みが必要です。
主催団体「認定NPO法人ReBit」の取り組み

本シンポジウムを主催するのは、「LGBTQもありのままで未来を選べる社会」を目指し活動する認定NPO法人ReBitです。ReBitは、教育、就労、福祉、まちづくりなどの領域で多岐にわたる活動を展開しています。
例えば、LGBTQやダイバーシティ推進に関する施策の策定・実行を280以上の自治体で支援し、各地のLGBTQ団体への経営支援を通じて未来の担い手を育成しています。また、学校・行政・企業において、LGBTQやダイバーシティに関する授業・研修を2,300回実施し、33万人以上に啓発活動を行っています。多様な性に関する教材制作や、LGBTQの就活生など2.6万人へのキャリア支援も行っています。東京都渋谷区では、LGBTQをはじめ、多様な背景や特性のある人が安心して利用できる就労移行支援事業所(障害福祉サービス)も運営しており、障害福祉分野との連携も深く行われていることがうかがえます。
- ReBitサイト:https://rebitlgbt.org/
まとめ:誰もが安心して暮らせる地域社会のために
「第2回 LGBTQも安心して暮らせるまちづくりシンポジウム」は、LGBTQ/SOGIEに関する理解を深め、誰もが安心して暮らせる地域社会を築くための実践的な知見を得られる貴重な機会となるでしょう。障害福祉に関心を持つ方々にとっても、多様な人々が共生する社会を実現するためのヒントがきっと見つかるはずです。ぜひこの機会に参加し、共に学びを深めてみてはいかがでしょうか。

