障がいのある方の「親なき後」や「自立」に関する悩み、一人暮らしへの不安を解消する新たな選択肢を紹介します。大阪府豊中市の「れんとレクシア服部」は、1K・2Kの独立した住居と生活支援を組み合わせた住まいです。従来型グループホームとの違いや費用、入居条件まで解説します。


この記事で分かること

  • 障がいのある方の「親なき後」問題と家族介護の現状・課題
  • 当事者が求める「一人暮らし」の意向とグループホームの人間関係の悩み
  • 「れんとレクシア服部」の特徴・費用・設備・サポート体制
  • 従来型グループホームと「れんとレクシア服部」の比較
  • 見学・相談から入居までの流れと問い合わせ方法

家族だけに介護を背負わせない「新たな自立」の必要性

障がいのある家族を支える中で、「親が高齢になったとき、この子はどこで暮らすのか」「一人暮らしをさせたいが、支援なしでは不安」といった悩みを抱えるご家庭は少なくありません。

従来、障がいのある方の住まいとしては「実家での同居」か「グループホームでの共同生活」が主な選択肢でした。しかし、人間関係の気遣いやプライベート空間の確保といった観点から、別の暮らし方を求める声も存在します。

こうした背景のもと、大阪府豊中市において、独立した個室空間と必要な生活支援を両立させた「れんとレクシア服部」が入居募集を開始しました。本記事では、障がい福祉における住まいの現状と、「れんとレクシア服部」が提供する新しい暮らしの選択肢について解説します。


障がいのある方の「親なき後」問題と家族介護の現状

85.5%の家族が抱える「親なき後」の不安と実態

障がいのある18歳以上の子または兄弟がいる家族2,500人を対象とした調査によると、85.5%の家族が「親なき後」に何らかの不安を感じていると回答しています。

親に代わってサポートを行う予定の人についての調査結果は以下の通りです。

  • 兄弟姉妹:30.5%
  • 決まっていない・分からない:27.1%
  • 福祉関係者:14.5%

親が元気なうちは家族で支えられていても、親の加齢や病気によって突然サポートが困難になるリスクがあります。家族だけで支えきれなくなる前に、早期から将来の選択肢を準備することが重要とされています。

ビジネスケアラーの増加と社会課題

「ビジネスケアラー」とは、仕事をしながら家族の介護や支援を担う人を指します。

経済産業省の試算によると、2030年にはビジネスケアラーが約318万人に達し、離職や生産性低下に伴う経済損失額は約9兆円にのぼると見込まれています。介護離職や勤務削減、キャリアの断念は個人や家庭だけでなく、企業や社会全体の課題となっています。

介護を家族だけの責任とせず、食事や掃除、手続きなどの生活支援を専門職や地域の福祉サービスへ移行させていく視点が求められています。

専門用語解説:ビジネスケアラーとは?

例えば、「日中は会社員として働き、帰宅後や休日に障害のある家族の家事や通院に付き添う」といったように、仕事と介護・福祉サポートを両立している人を指します。


当事者が望む「一人で暮らす」選択肢と課題

グループホーム利用者の本音と人間関係のストレス

グループホーム利用者を対象とした調査において、「将来、誰と暮らしたいか」という問いに対し、最も多かった回答は「一人」(43名)でした。これは「家族」(21名)や「友人」(19名)を上回る数字です。

一方で、現在のグループホームにおける課題として、以下の声が挙げられています。

  • 「人間関係が大変」
  • 「入居者に気をつかうのが疲れる」
  • 「グループホームのルールが面倒」
  • 「アパートで一人暮らしがしたい」

集団生活による安心感がある一方で、他者への気遣いや規律によるストレスを感じ、完全な個室や一人暮らしを希望する当事者も少なくありません。

選択肢を知らないことによる課題

アパートなどでの一人暮らしを望みながらも、「ここ以外で暮らせないと思っている」「他にどんな選択肢があるのか分からない」という当事者も存在します。

自立した暮らしを実現するためには、多様な住まいの情報を知り、本人の希望に合った環境を選択できることが重要となります。


れんとレクシア服部の特徴とサービス内容

独立した住居(1K・2K)と家具・家電完備の環境

「れんとレクシア服部」は、合同会社れんと(大阪府豊中市、代表:古本亮太)が運営する障がいのある方向けの住まいです。

最大の特徴は、完全な独立空間である1K・2Kの居室と、必要な生活支援を組み合わせている点です。プライベートを守りながら、一人暮らしの不安を軽減できる環境が整えられています。

また、家具・家電が完備されているため、初期費用や準備の負担を抑えて新生活を開始することが可能です。

必要な生活支援と介護・看護連携

生活面では、家事のサポートや日々の相談、通院・手続きの支援などが行われます。また、必要に応じて介護・看護などの専門職と連携する体制が構築されています。

すべてをスタッフが代行するのではなく、本人が自分でできることを増やせるよう自立に向けたサポートが行われる点が特徴です。

施設型訪問介護によるスタッフのサポート体制

「れんとレクシア服部」では、スタッフの働き方として「施設型訪問介護」が採用されています。移動時間を抑え、入居者一人ひとりの生活変化や成長にじっくり向き合える環境が整えられています。


利用料金・物件概要・対象者

「れんとレクシア服部」の基本情報は以下の通りです。

項目詳細内容
施設名れんとレクシア服部
所在地〒561-0852 大阪府豊中市服部本町3丁目9-8
居室タイプ1K / 2K
賃料月額42,000円
共益費月額10,000円
定額水道代月額3,000円
電気・ガス自費
設備家具・家電完備
主な対象者精神障がいのある方、身体障がいのある方、難病のある方など

※具体的な受け入れ条件や年齢要件については、障がいの状態や必要な支援内容に応じて個別に相談が行われます。


住まいの形態比較表

障がいのある方の主な住まい形態の特徴と違いは以下の通りです。

比較項目完全独居(アパート等)従来型グループホームれんとレクシア服部
住空間完全個室(独立)個室+共有スペース完全個室(1K/2Kの独立住居)
人間関係のストレス少ない共有空間での気遣いが生じる場合がある自分のペースで生活可能
生活支援・見守り自分で手配が必要共有スペース中心に常駐・支援必要な支援・相談や介護・看護連携を提供
初期設備自分で準備施設による家具・家電完備

よくある質問(Q&A)

Q1. まだ入居を決めかねていますが、相談や見学は可能ですか?

A. 可能です。「一人暮らしを考えているが迷っている」「将来に備えて家族が元気なうちに相談したい」という段階での見学や相談を受け付けています。

Q2. どのような障がいをお持ちの方が対象ですか?

A. 精神障がいのある方、身体障がいのある方、難病のある方などが主な対象となっています。詳細な条件は個別の状態を確認のうえ相談となります。

Q3. イベントや他の入居者との交流はありますか?

A. 定期的な交流イベントやレクリエーションが予定されています。プライベート空間を確保しながら、希望に応じて交流に参加することができます。


見学・相談のお問い合わせ手順

入居や見学を検討される場合の手順は以下のステップで進みます。

  1. お問い合わせ・相談の予約
    電話(050-1722-4627)またはメールにて、見学・相談の予約を行います。
  2. 施設見学・ヒアリング
    実際の部屋(1K・2K)や設備を確認し、現在の状況や必要な支援内容について相談します。
  3. 個別条件の確認と調整
    障がいの状態や支援体制を確認し、適切なサポートプランについて確認を行います。
  4. 入居契約・生活スタート
    家具・家電完備の環境で、生活支援を受けながら自立した生活を開始します。

まとめ:自分らしい暮らしを選択するために

「家族だから支えなければならない」という負担を社会全体での支援へ移行させることで、ご本人もご家族も自分らしい生活を取り戻すことが可能になります。

共同生活でも完全な一人暮らしでもない「独立した空間+必要な生活支援」という新しい選択肢として、「れんとレクシア服部」を検討してみてはいかがでしょうか。

【施設・お問い合わせ情報】

  • 施設名:れんとレクシア服部(運営:合同会社れんと)
  • 所在地:〒561-0852 大阪府豊中市服部本町3丁目9-8
  • 電話番号:050-1722-4627(受付時間 9:00〜18:00)
  • メールアドレス:kaigorentojimu@gmail.com

≪PR【carecollabo】ご利用者にかかわる記録を集約・共有≫
findgood

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77