パラ射撃・水田光夏選手が世界の頂点を目指しクラウドファンディングを開始

世界ランキング4位に位置するパラ射撃選手、水田光夏選手が、さらなる高みを目指すためのクラウドファンディング・プロジェクトを2026年8月31日より開始しました。このプロジェクトは、アスリート専門のクラウドファンディングサービス「フリサケ」を通じて行われ、水田選手個人としての挑戦を、株式会社白寿生科学研究所が企画・運営面で全面的にバックアップしています。

水田選手は、射撃競技を通じてその魅力を広め、誰もが共に楽しめる「共生スポーツ」としての可能性を多くの人々に伝えたいという強い想いを抱いています。本記事では、彼女の挑戦の背景、資金の使途、そして支援を通じて得られるリターンについて詳しくご紹介します。

資金難を乗り越え、国際舞台での活躍を目指す

「シャルコー・マリー・トゥース病」と向き合うアスリートの覚悟

水田光夏選手は、筋肉が萎縮していく末梢神経疾患の指定難病「シャルコー・マリー・トゥース病」を抱えながら、車いすでライフルを握り、世界の舞台で活躍しています。全日本障害者ライフル射撃競技選手権では6連覇を達成し、国際パラリンピック委員会が発表したパラ射撃R5世界ランキング(2026年8月25日時点)では4位にランクインするなど、世界トップクラスのパラ射撃アスリートとして注目されています。

  • シャルコー・マリー・トゥース病とは: 末梢神経に障害が起こり、手足の筋力低下や感覚障害などを引き起こす遺伝性の難病です。

屋内の射撃場で、車椅子を使用するアスリートがライフルを構え、ターゲットを狙っている様子

高騰する遠征費と競技費用が課題

世界の強豪選手も進化を続ける中、水田選手がさらなる高みを目指すためには、世界各地で開催される国際大会へのフル参戦が不可欠です。しかし、昨今の歴史的な円安や物価高により、渡航・遠征費が大幅に高騰しており、大きな課題となっています。国内外を転戦するために必要な遠征費や、競技用銃のメンテナンス費、弾薬費などを含めると、今期だけでも総額約900万円の競技費用が必要とされています。

この資金的な「壁」を乗り越え、世界への挑戦を諦めず、日本のパラ射撃の歴史をさらに一歩先へ進めたいという水田選手の強い決意が、今回のクラウドファンディングプロジェクト立ち上げに繋がりました。

共生社会実現への強い想い:射撃の魅力と可能性を伝える

水田選手は、競技者としての覚悟だけでなく、「射撃の魅力や共生スポーツの可能性を一人でも多くの人に伝えたい」という共生社会の実現に向けた強い想いも抱いています。

中学2年生で難病を発症し車いす生活となった水田選手にとって、ビームライフル体験会で放った一発がど真ん中に当たった「トキメキ」と、射撃を通じて出会えた仲間との繋がりは、人生を大きく変えるきっかけとなりました。彼女は、世界の頂点を目指して結果を出し続けることが、日本のパラ射撃界を一段高いところへ引き上げ、より多くの方に射撃を知ってもらう最大のきっかけになると信じています。

世界の頂点に挑む挑戦と、草の根でのビームライフル体験会を通じた普及活動。この二つの活動を通じて、誰もが分け隔てなく自然に繋がり、互いに応援し合えるやさしい社会を築くための一歩にしたいと考えているとのことです。

水田光夏選手のプロフィールと輝かしい実績

水田光夏選手は1997年8月27日生まれ、東京都町田市出身。株式会社白寿生科学研究所所属。17歳でビームライフル、19歳でエアライフルを始め、2017年の全日本障害者ライフル射撃競技選手権で2位入賞を果たし、パラ射撃界の期待の新星として注目を集めました。

東京2020パラリンピックでは32位に終わったものの、その悔しさをバネに2024パリに照準を切り替えて競技に励み、2023年の杭州2022アジアパラ競技大会では日本勢最高の3位に。そして、パリ2024パラリンピックでは、パラ射撃日本代表として初となる銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。

主な戦績

  • 国際大会
    • 2024年:パリ2024パラリンピック競技大会 3位(銅メダル獲得)
    • 2023年:杭州2022アジアパラ競技大会(中国) 3位
    • 2022年:WSPSワールドカップ(韓国) 5位
    • 2022年:WSPSワールドカップ(フランス) 6位
    • 2021年:東京2020パラリンピック競技大会 出場 32位
  • 国内大会
    • 2019年〜2024年:全日本障害者ライフル射撃選手権大会 優勝(6連覇達成)

主な受賞歴

  • 2025年:町田市 第14回スポーツアワードまちだ グランプリ受賞
  • 2024年:町田市 市民栄誉彰
  • 2024年:内閣総理大臣感謝状
  • 2024年:文部科学大臣表彰
  • 2024年:パラリンピック特別賞
  • 2024年:東京都 都民スポーツ大賞
  • 2024年:埼玉県 彩の国功労賞

クラウドファンディング概要と支援方法

水田光夏選手の挑戦を応援するクラウドファンディングは、アスリート専門のプラットフォーム「フリサケ」にて実施されています。詳細は以下の通りです。

  • プロジェクト名: 高騰する遠征費の”壁”を越え、世界の頂点を目指したい!
  • プロジェクト実行者: 水田 光夏
  • 企画・運営協力: 株式会社白寿生科学研究所
  • 実施プラットフォーム: アスリート専門のクラウドファンディングサービス「フリサケ」
  • 募集期間: 2026年8月31日(月)00:00 ~ 2026年11月30日(月)23:59
  • 目標金額: 200万円(1stゴール)※達成した場合は、300万円(2ndゴール)
  • プロジェクトURL: https://furisake.com/projects/70

ご支援いただいた資金は、今期の活動資金の一部として、国内外公式戦への遠征費・渡航費(800万円)、競技用銃・車いす・テーブルのメンテナンス、弾の消耗品等(100万円)に充てられる予定です。

リターンで水田選手を応援!

応援してくださる方々へ感謝を込めて、水田選手ならではの限定グッズや法人様向けメニューなど、様々なリターンが用意されています。

  • 【1st Shot / 5,000円】お礼メール(THANKS MAIL)コース
    ピンク色の背景で、ピンク髪の女性が日本国旗のパッチ付き射撃ジャケットを着てエアライフルを構えている。画像には「THANKS MAIL」と「¥5,000」の文字がオーバーレイされている。
  • 【2nd Shot / 10,000円】お礼メール(THANKS MAIL)コース
    ピンク色の髪の女性射撃選手がライフルを構えている画像で、「THANKS MAIL」や「¥ 10,000」の文字が見られる。
  • 【3rd Shot / 10,000円】オリジナルクリアホルダー + 「カルファット」お試しセット
    パラ射撃選手「水田光夏」のオリジナルL-フォルダと、ご飯を美味しくするサプリメント「カルファット」のサンプル3包がセットになった商品。
  • 【4th Shot / 30,000円】オリジナルマグカップ + カルロン24本セット
    ピンクの背景で、車椅子の女性がカルロンとオリジナルマグカップを宣伝。マグカップには射撃するアニメ風女性が描かれている。
  • 【5th Shot / 50,000円】オリジナルマフラータオル付き 限定グッズコンプリートコース
    スタジアムを背景に、パラ射撃選手「水田ミカ」のオリジナルグッズをプロモーションする画像。ピンクのアニメ調タオルデザインを中心に、マグカップや冊子、サプリメントなどが描かれている。
  • 【6th Shot / 100,000円】水田光夏 直筆サイン付き!プレミアムコース
    射撃場でライフルを構える女性の姿が写っており、「PREMIUM COURSE」と「水田光夏の直筆サイン」の特典が示された広告画像。
  • 【Final Shot / 300,000円】水田光夏 特別講演コース(企業等法人・団体向け)
    ブロンドとピンクの髪色の女性が赤いジャケットを着て、ピンクの飾りを持ちながら話している様子。「SPECIAL TALK」と「¥ 300,000」の文字が表示されている。

問い合わせ先

水田光夏選手のクラウドファンディングに関するお問い合わせは、以下の事務局までご連絡ください。

水田光夏 クラウドファンディング事務局:mikamizuta-crowdfunding@hakuju.co.jp

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77