仙台市協働事業「ほのぴあ」が2026年度(令和8年度)施策を発表!
「ほのぴあ」は、医療的ケアや重い障害を持つ子どもを育てた経験を持つ母親たちが「家族相談員」として中心となり、オンライン配信、個別相談、対面交流の3つの方法で家族を支えるピアサポート事業です。ピアサポートとは、同じような立場や経験を持つ人同士が、経験や思いを共有しながら支え合う取り組みを指します。
2025年度(令和7年度)には、仙台市市民協働事業提案制度の採択事業として活動を開始。この制度は、地域課題の解決に向けて仙台市と提案団体が協働で事業を実施する仕組みです。1年間で以下の実績を上げ、多くの家族に安心とつながりを提供しました。
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個別相談:120件
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ライブ配信(Instagram・YouTube):74回
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対面交流イベント『ほのぴあ・リアル』:3回(泉区・青葉区・若林区で開催)
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新たにつながった家族:31組
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Instagram:85投稿、439フォロワー
参加者からは「すぐに共感し合えたので、皆さんと今日初めて会った気がしません」「毎晩、調べもので検索魔の日々だったところに、ほのぴあが現れました」といった声が寄せられており、孤立しがちな家族にとって大切な居場所となっています。
医療的ケア児・重症心身障害児の家族を支える「ほのぴあシンポジウム」開催概要
2026年度(令和8年度)の大きな挑戦の一つとして、初のシンポジウム「家族未来会議」が開催されます。このシンポジウムは、医療的ケア児・者や重症心身障害児・者の家族、そして支援者を対象に、ピアサポートの意義と実践を広く共有し、家族支援への理解を深めることを目的としています。

シンポジウム「家族未来会議」詳細
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名称:ほのぴあシンポジウム「家族未来会議」
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テーマ:医療的ケア児・重症心身障害児の家族と創る「家族未来会議」〜父として、母として、きょうだいとして ── それぞれの声から、みえる未来〜
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日時:2026年10月10日(土)13:00〜15:30(開場11:00~・受付 12:00〜)
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会場:ぐりりホール あすと長町(仙台市太白区)
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対象:医療的ケア児・者、重症心身障害児・者のご家族および支援者
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参加費:無料(事前申込制)
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主催:社会福祉法人あいの実
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協働:仙台市健康福祉局障害者支援課
シンポジウムでは、お父さん、お母さん、きょうだいがそれぞれの立場から家族のリアルな声を届け、共感を広げ、未来につながるヒントや気づきが得られる機会となるでしょう。普段は聞けない家族の気持ちに触れる貴重な時間となることが期待されます。
参加申込方法
参加には事前申し込みが必要です。以下のフォームよりお申し込みください。
申込フォーム
登壇者・協力者紹介
ファシリテーターには、疾患・障がい児家族の生活課題解決と楽しさにつながる情報発信を行うサイト&アプリ「ファミケア」を運営する、株式会社NEWSTA代表取締役CEOの鈴木碩子氏が登壇します。当事者家族としての経験を活かし、家族の視点を大切にした対話を進めます。

また、会場にはきょうだい児の心強いサポート役として、一般社団法人ari代表の小川泰佑氏が「かかりつけお兄さん・お姉さん」として参加します。きょうだい児とは、医療的ケア児者や重症心身障害児者の兄弟姉妹を指し、彼らが安心して過ごせる社会の実現を目指しています。

ぐりりホール あすと長町では、当事者やご家族が休憩や注入などで利用できる控室も用意されており、安心して参加できる配慮がされています。

家族支援をさらに強化!「ほのぴあ」2026年度(令和8年度)の新しい取り組み
2025年度(令和7年度)の実践を通じて見えてきた課題、「SNS配信だけでは届きにくい世代・層がいること」と「支援者や関係機関との連携をさらに深め、より早い段階で家族と出会う必要性」に応えるため、2026年度(令和8年度)は以下の新しい施策を展開します。
LINE公式アカウントの運用開始
これまでのInstagram、YouTube、ポータルサイトに加え、新たにLINE公式アカウントを開設します。プッシュ型の情報提供により、幅広い世代の家族へイベントや個別相談の案内を届け、家族が最も使い慣れたツールで「ほのぴあ」とつながれるようになります。
対面交流の全市展開
2025年度(令和7年度)に泉区・青葉区・若林区で好評だった対面交流イベント『ほのぴあ・リアル』を、宮城野区・太白区にも拡大します。これにより、仙台市全5区での対面交流が実現し、より多くの家族が直接交流する機会を得られるでしょう。
未就学児家庭への早期接続
児童発達支援センターなどを家族相談員が訪問し、医療的ケア児者等の家族と直接交流する機会を新たに設けます。また、未就学児を支援する関係機関との情報交換会を実施し、早い段階で家族とつながる仕組みを整えることで、早期からの支援を目指します。
事業スキームの整理
市民協働事業提案制度の事業期間終了後もピアサポートを安定的に継続するため、家族相談員や支援者などで構成する会議体を設置し、事業の評価・検証を行います。仙台市における継続的な家族支援のあり方を整理し、持続可能な活動を目指します。
2026年度(令和8年度)の目標は、新たに70組の家族とつながること。2025年度(令和7年度)の31組から大きく目標を広げ、「だれも取り残されない仙台」の実現に向けて歩みを進めます。
「ほのぴあ」とは?ピアサポートが織りなす共感と支え合いの場
「ほのぴあ」という名前は、「ほのるる(守られた穏やかな入江)」と「ピアサポート」を組み合わせた造語です。医療的ケアや重い障害を持つ子どもを育てた経験のある母親たちが「家族相談員」として活動の中心を担い、オンライン配信、個別相談、対面交流を通じて、孤立しがちな家族をつなぎ、共感と支え合いのプラットフォームを提供しています。
活動の拠点となっているのは、社会福祉法人あいの実が運営する「カフェ・ドゥ・チルミル」(仙台市泉区)です。このカフェのスタッフは全員が医療的ケアが必要な子どもを育てる母親であり、働く場と、同じ経験を持つ者同士が支え合う場が一体となった、ほのぴあならではの環境が築かれています。
専門用語解説
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医療的ケア児者:たんの吸引、経管栄養、人工呼吸器の管理など、日常的に医療的ケアが必要な子どもや成人を指します。
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重症心身障害児者:重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複している子どもや成人を指します。
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ピアサポート:同じような立場や経験を持つ人同士が、互いの経験や思いを共有しながら支え合う取り組みのことです。
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市民協働事業提案制度:地域が抱える課題の解決を目指し、仙台市と市民団体が協力して事業を実施する仕組みです。
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家族相談員:医療的ケア児者等の介護経験を持つ家族で、「ほのぴあ」の相談対応を担う母親スタッフを指します。
まとめ
仙台市の協働事業「ほのぴあ」は、医療的ケア児や重症心身障害児を育てる家族の孤立を防ぎ、支え合うコミュニティを育む重要な役割を担っています。2026年度(令和8年度)の新たな施策は、LINE公式アカウントの開設や初のシンポジウム開催、対面交流の全市展開など、より多くの家族に支援を届けるための具体的な一歩となるでしょう。
特に、2026年10月10日(土)に開催される「ほのぴあシンポジウム『家族未来会議』」は、家族や支援者にとって、互いの理解を深め、未来を考える貴重な機会となるはずです。関心のある方は、ぜひ公式サイトをご確認の上、シンポジウムへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

