パラ陸上界の星、佐藤友祈選手が日本選手権で2冠達成!T52クラス100m、400mを制覇

2026年6月13日から14日にかけて開催された「WPA公認 第37回日本パラ陸上競技選手権大会」において、モリサワ所属の佐藤友祈選手が100mと400mの2種目で優勝を飾りました。東京2020パラリンピックで1500mと400mの2種目二冠を達成した佐藤選手が、再びその実力を証明しました。

WPA公認 第37回日本パラ陸上競技選手権大会での輝かしい成績

石川県西部緑地公園陸上競技場を舞台に行われた今大会は、世界パラ陸上競技連盟(WPA)が公認する格式高い大会です。WPAとは、パラ陸上競技の国際統括団体「World Para Athletics」の略で、世界中のパラアスリートが公平な条件で競技できるよう、ルールやクラス分けなどを定めています。

佐藤選手は、車いす陸上競技のT52クラスに分類されます。T52クラスは、脊髄損傷などにより体幹機能に障害がある選手が対象となるクラスです。

大会結果詳細

  • 開催期間: 2026年6月13日(土)~14日(日)

  • 会 場: 石川県西部緑地公園陸上競技場

  • 結果:

    • 100m:17秒21

    • 400m:55秒18(大会新記録)

佐藤選手は400mで大会新記録を樹立し、その卓越したパフォーマンスを披露しました。

佐藤友祈選手のコメント:自己ベスト更新への挑戦とアジアパラ競技大会への意気込み

大会を終えた佐藤選手からは、自身のパフォーマンスと今後の目標についてコメントが寄せられています。

スイス遠征からの調整

「スイスでの大会から帰国し、約2週間のトレーニング期間を経て今大会に臨みました。この期間でどこまでパフォーマンスを高められたかを確認することが大きなテーマでした。」と語る佐藤選手。短い期間での調整が求められる中で、自身の状態を見極めることに注力したことが伺えます。

100m、400mでの優勝

石川県の競技場は走りやすいと感じていたものの、「練習の段階では自己ベストも狙える感触がありましたが、結果としては100m、400mともに自己ベストの更新には届きませんでした。」と、さらなる高みを目指すアスリートとしての姿勢を示しました。しかし、「両種目ともに優勝できたことは、10月の愛知・名古屋アジアパラ競技大会に向けて大きな自信になりました。」と、今回の結果が今後の糧となることを強調しています。

愛知・名古屋アジアパラ競技大会への展望

佐藤選手は、「今回見つけた課題をしっかりと修正しながら、さらにコンディションを高めていきたいと思います。」と述べ、次なる目標である愛知・名古屋アジアパラ競技大会に向けて、既に改善点を見据えています。そして、「愛知・名古屋アジアパラ競技大会で100m、200m、400mの代表に選出された際には、皆さまの応援を力に変えて、金メダルを目指し全力で挑戦します。」と力強い決意を表明しました。引き続き、温かい応援が佐藤選手の力となるでしょう。

今後の大会予定とモリサワのパラスポーツ支援

佐藤選手の今後の活躍にも目が離せません。

今後の出場予定

  • 7月5日(日): 日本グランプリシリーズ 鳥取大会 布勢スプリント2026(ヤマタスポーツパーク)出場予定

※大会予定は変更になる可能性があります。

モリサワの「あらゆる違いを、魅力に変えていく。」という理念

佐藤選手が所属するモリサワは、「あらゆる違いを、魅力に変えていく。」をテーマに、ユニバーサル社会の実現に貢献するため、パラスポーツ支援を積極的に行っています。多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会を目指すモリサワの取り組みは、多くのパラアスリートを支えています。

モリサワのパラスポーツ支援に関する詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。

モリサワのパラスポーツ支援

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77