読書バリアフリーとは?視覚支援機器「ON HAND」が拓く新たな読書体験

「読書バリアフリー」とは、障害の有無や年齢に関わらず、すべての人が読書を楽しめる環境を整備する取り組みを指します。視覚障害や加齢による視力低下などで活字を読むことが困難な方々にとって、読書は情報収集や文化・知識へのアクセスにおいて大きな障壁となることがあります。

本プロジェクトで寄贈される視覚支援機器「ON HAND」は、文字を読み上げたり、拡大表示したりする機能を持つ機器です。これにより、これまで読書が難しかった方々も、書籍や資料から情報を得ることが可能になります。現在、川崎市立図書館への寄贈を目的としたクラウドファンディングが実施されており、地域全体で読書バリアフリーの推進を目指しています。

図書館内で女性が拡大読書器を使用している様子

なぜ協賛?古本買取の東京書房が目指す地域貢献と読書文化の醸成

古本買取の東京書房は、これまで古本・古書の買取を通じて、数多くの書籍を次の読者へと橋渡ししてきました。同社は、日々の業務の中で「本を読みたい」「知識を得たい」という思いを持つ方々と接する一方で、視力の低下や障害により読書が困難な方々が存在する現状も認識していたといいます。

同社は、本を扱う企業として「本を必要とする人へ届けること」だけでなく、「本を読みたい人が読める環境を支援すること」も重要な社会的役割であると考えています。今回のプロジェクトは、読書機会の創出という点で同社の理念と親和性が高く、その趣旨に賛同し協賛に至ったとされています。

図書館のような場所で、女性が卓上の黒いデバイスを見つめている画像。ON HANDのイメージ

高齢化社会における読書困難者支援の重要性

日本は高齢化が進行しており、視力の低下により読書が困難になる方が増加しています。また、視覚障害者にとっても、情報へのアクセスは社会参加において不可欠な要素です。

古本買取の東京書房は、書籍を循環させる事業を通じて知識や文化を未来へつなぐ活動を続けています。今回の協賛を通じて、より多くの方が読書を楽しめる環境づくりに貢献し、高齢化社会における読書困難者支援の重要性を広く社会に伝えていくことでしょう。

古本買取の東京書房とは?専門書からサブカルチャーまで扱う企業概要

古本買取の東京書房は、趣味の本、サブカルチャー、マニアックな本から、専門書、学術書、美術書、写真集、歴史書まで、幅広いジャンルの古本・古書の買取を全国対応で行っています。大学研究者の蔵書整理や法人・図書館の大量蔵書整理などにも対応し、「本を必要とする人へつなぐ」活動を展開しています。

今後も地域社会との連携を深めながら、文化資産である書籍の循環と読書文化の発展に取り組んでいく方針です。

古本買取の東京書房の詳細は、以下の公式サイトで確認できます。

創業70年の老舗古本屋「東京書房」の買取サービス広告

今回の協賛は、企業が社会課題解決に貢献する一例として注目されます。読書バリアフリーの推進は、誰もが平等に情報にアクセスできる社会の実現に向けた重要なステップです。東京書房の取り組みが、他の企業や団体にも良い影響を与え、障害福祉分野におけるさらなる支援の輪が広がることが期待されます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77