中小企業の障害者雇用を後押し!共同雇用の組合報告会が原宿で開催

中小企業向け・障害者共同雇用の組合報告会を開催

障害者雇用の拡大に取り組むウィズダイバーシティ有限責任事業組合は、2026年7月1日(水)に東京都渋谷区のSCC千駄ヶ谷コミュニティセンターにて「障害者共同雇用の組合報告会」を開催いたします。この報告会は、ウィズダイバーシティに参加する中小企業が、障害者雇用をさらに拡大するための学びの場として企画されました。

障害者雇用を進めたい中小企業の経営者や人事担当者、そして報道関係者に向けて、広く参加が呼びかけられています。本報告会では、日本で初めて「事業協同組合等算定特例」の認定を受けたウィズダイバーシティが、これまで実践してきた「中小企業と障害者福祉事業所がチームで取り組む共同雇用」の仕組みや具体的な事例を紹介します。

法定雇用率引き上げと中小企業の課題:なぜ障害者雇用は進まないのか

厚生労働省のデータによると、民間企業全体の実雇用率は法定雇用率を下回っており、特に中小企業では障害者雇用が進んでいない実態が浮き彫りになっています。障害者雇用には、採用だけでなく、職域開発、環境整備、そして定着支援といった多岐にわたる取り組みが必要となるため、企業規模が小さいほどそのハードルは高くなりがちです。

企業規模別障害者雇用状況の集計結果

東京労働局の調査結果では、40〜100人未満の企業における実雇用率は0.94%と低い水準にとどまっています。このような背景から、中小企業が障害者雇用を推進するための新たなアプローチが求められています。

「一社でやらない、みんなでやる」ウィズダイバーシティの共同雇用モデル

ウィズダイバーシティは、「障害者雇用は一社でやらない、みんなでやる」を合言葉に、中小企業と障害者福祉事業所が連携し、障害者雇用を共同で促進する有限責任事業組合(LLP)です。2019年には、国が定める「事業協同組合等算定特例(※1)」の認定を日本で初めて受けました。

※1:算定特例制度とは、一定の要件を満たす場合に、複数の事業主で障害者の実雇用率を通算できる制度です。

この仕組みを通じて、組合に参加する企業は、組合内の障害者福祉事業所へ業務を発注することで、障害者の雇用機会を創出しています。2026年4月1日時点での実績では、全国最多となる20社・4054人の組合参加企業で障害者雇用に取り組み、組合全体で220名の障害者を雇用。実雇用率は5.43%を達成しています。

中小企業と障害福祉事業所が組合となり障害者雇用を共同で拡大する仕組み

報告会で得られる具体的な情報:働く障害者の声から学ぶ

報告会では、障害者雇用に関する多角的な情報が提供されます。

  • 講演「障害者雇用の現状と私たちの向き合い方」:ウィズダイバーシティ発起人である福寿氏が、2026年7月に予定されている法定雇用率2.7%引き上げの意味や、企業が直面する課題、そして数字だけでは見えない障害者雇用の本質について語ります。

  • 障害当事者によるパネルディスカッション:実際に業務に取り組む障害当事者の皆様が登壇し、組合参加企業からの発注業務の内容、働き始めてからの変化や喜び、そして今後の夢について語り合います。参加者からは当事者メンバーへの質疑応答の時間も設けられ、直接対話できる貴重な機会となるでしょう。

  • 施設見学:LORANS原宿店・Bloom Factoryの見学も予定されており、実際の働く現場を垣間見ることができます。
    アート制作に取り組む様子
    ドライフラワーのワークショップの様子
    食品加工施設での作業風景

  • 個別相談会:希望者には限定6社で個別相談会も実施されます。

ウィズダイバーシティの報告会で講演する様子

発起人 福寿満希氏のメッセージ:中小企業への新たな選択肢

ウィズダイバーシティの発起人であり、株式会社ローランズ代表取締役の福寿満希氏は、学生時代の経験から「障害や難病と向き合う人が働ける会社を作りたい」という思いを抱き、花屋ローランズを立ち上げました。現在、ローランズでは従業員140名のうち100名以上が障害や難病と向き合いながら活躍しています。

ウィズダイバーシティ発起人 福寿満希氏

福寿氏は、「障害者雇用は、自社雇用か何もしないかの二択だけではありません。中小企業が自社雇用を進める0.5歩のステップとして、『障害者福祉事業所と連携しながら障害者雇用をする』という選択肢があることを、多くの中小企業に知っていただきたい」とコメントしています。今回の報告会が、中小企業の障害者雇用のより良いあり方を考える貴重な機会となるでしょう。

参加申し込み方法とウィズダイバーシティについて

この報告会は、中小企業の皆様が障害者雇用に関する具体的なヒントや成功事例を得る絶好の機会です。参加を希望される方は、以下のリンクよりお申し込みください。

参加申込締切:2026年6月29日(月)18:00

ウィズダイバーシティとは

ウィズダイバーシティのロゴ

ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)は、障害者雇用を増やしたい中小企業と障害福祉事業所が、企業の垣根を越えて参加する組織です。「全ての障害者がプロフェッショナルである社会を目指す」というビジョンと、「集まる力で小さな『できる』を大きな『役割』に変える」というミッションを掲げ、障害者の雇用創出に挑戦しています。

  • 名称:ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)

  • 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-15 ベルズ原宿ビル3F

  • 設立:2019年4月

  • 公式サイトhttps://with-d.com/

障害者雇用は、企業の社会的責任だけでなく、新たな人材の獲得や組織の多様性を高める上で重要な取り組みです。本報告会を通じて、貴社の障害者雇用推進の一助となる情報が得られることでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77