免許不要で1台3役!「e-Buddy」新登場:電動車いす・介助アシスト・歩行器で移動の自由を拡大

ELEMOs株式会社は、電動車いす、介助アシスト、歩行器の3つの役割を1台でこなす新モビリティ「e-Buddy(イーバディー)」の先行予約受付を2026年8月26日より開始しました。この「e-Buddy」は、道路交通法上「歩行者」として扱われるため、運転免許が不要で、歩道はもちろん、商業施設内や公共交通機関でも降りることなく移動できる点が注目されています。

電動車いす「e-Buddy(イーバディー)」

「e-Buddy」とは?1台3役の新発想モビリティで移動の自由を拡大

「e-Buddy」は、ELEMOs株式会社が歩行領域のモビリティ市場に参入する新製品として開発しました。これまでの特定小型4輪(公道を走行できる車両で、店舗などへの乗り入れはできない)とは異なり、利用者の生活動線に寄り添うことを目指しています。

この製品の最大の特徴は、1台で3つの異なる役割を果たすことです。これにより、利用者の状況や場所に応じて最適な移動手段を提供し、移動の自由度を大きく高めることが期待されます。

3つの役割で多様なシーンに対応する「e-Buddy」の機能性

「e-Buddy」は、日々の暮らしの様々な場面に対応できるよう設計されています。

  1. 自走用電動車いす
    手元のジョイスティックを傾けるだけで進むことができ、最高時速6km(4段階調整)で歩行者と同じ速度域を移動できます。これにより、自身の力で自由に移動したいというニーズに応えます。

  2. 介助スマートアシスト
    介助者が後ろから押す際にハンドルを握ると電動アシストが作動し、押す力の負担を軽減します。ハンドルの色が赤(待機)から青(アシスト中)へと変わることで、介助者と被介助者の双方が直感的にアシストの状態を把握できます。

    介助スマートアシスト解説

  3. スマート歩行器
    歩行器として使用する際には、車体の傾きを検知し、路面の傾斜に応じてアシストの強さが自動で切り替わります。平坦な道、上り坂、下り坂でそれぞれ異なる補助を提供することで、より安全で快適な歩行をサポートします。

介助スマートアシストを省いた「電動車いす+スマート歩行器」の2役モデルも用意されており、利用者のニーズに合わせて選択可能です。

免許不要でどこまでも!「e-Buddy」が実現する新たな移動体験

「e-Buddy」は、道路交通法上「歩行者」として扱われるため、従来のモビリティとは一線を画す移動の自由を提供します。これにより、これまで移動が難しかった場所へのアクセスが容易になります。

「歩行者」扱いによる移動範囲の広がりとメリット

「e-Buddy」は、運転免許や年齢制限がなく、道路交通法上は「歩行者」に分類されます。このため、歩道の通行はもちろんのこと、スーパーや銀行などの商業施設の店内、病院、さらには電車やバスといった公共交通機関でも、降りることなく乗ったまま移動が可能です。

自宅の玄関から目的地の売り場まで、生活の動線を途切れさせない移動を実現することで、外出を諦めていた方々にとって大きな助けとなるでしょう。ただし、施設や交通機関によっては利用条件が異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

歩行者と同じ速度域で歩道を走行できる

安心・安全に配慮した操作性とコンパクト収納

「e-Buddy」は、誰もが安心して使えるように、操作性や安全設計にも工夫が凝らされています。

簡単操作と充実した安全機能

操作はジョイスティック1本に集約されており、直感的に操作できます。安全面では、手を離せば約0.1秒で電磁ブレーキが作動し、その場で停止します。カーブや坂道では自動で減速し、停車時には斜面でも車体を保持する自動ホールド機能が働くため、初めての方や操作に不安のある方でも安心して利用できる設計です。

後退時の自動減速や音声での注意喚起機能も備え、利用者の安全を多角的にサポートします。最小回転半径は約80cmと小回りが利くため、室内や狭い通路でもスムーズに取り回すことが可能です。

操作はジョイスティック1本

コンパクトに折りたためる収納性と利便性

使わないときは折りたたむことで、奥行45cm(折りたたみ時:45×62×99cm)のコンパクトな姿になります。重量は約22.5kg(バッテリー込み)で、玄関先での保管や車のトランクへの積み込みにも対応し、持ち運びや収納の利便性が高められています。

折りたたみ時は奥行45cm、玄関にも収まる

さらに、シート下には約23Lの収納スペースが設けられており、買い物袋などもそのまま収めることができ、日常使いでの利便性も考慮されています。

シート下の収納スペースと乗車イメージ

長距離移動も安心!バッテリーと充電システム

「e-Buddy」は、日々の移動をサポートするための十分な航続距離と、使いやすい充電システムを備えています。

約25kmの航続距離と2way充電方式

フル充電で約25kmの走行が可能で、日々の買い物や通院などには十分な距離を確保しています。バッテリーは約3.7kgと軽量で、ワンタッチで着脱可能です。本体に挿したままでも、取り外して室内でも充電できる2way方式を採用しており(充電時間約6時間)、利用環境に合わせた柔軟な充電ができます。

本体充電とバッテリー単体充電の2way方式

ELEMOs株式会社の挑戦:「移動をあきらめない社会」への貢献

ELEMOs株式会社は、これまで運転免許不要で公道を走行できる特定小型4輪を提供し、移動の選択肢を広げてきました。「e-Buddy」の開発は、加齢や体調の変化により移動が困難になった方々、そしてその方々を支えるご家族や介助者の負担を軽減したいという同社の理念に基づいています。

代表の伊藤 京子氏は、「乗る人の自立と、支える人のゆとり。その両方に応えることで、外出をあきらめない毎日に貢献してまいります」とコメントしており、「誰もが自由に外出できる社会」の実現に向けた強い意志がうかがえます。

e-Buddy(イーバディー)

「e-Buddy」は、移動にまつわる課題を解決し、より多くの人々が活動的な毎日を送るための強力なパートナーとなるでしょう。

購入方法と試乗について

「e-Buddy」は、メーカー希望小売価格238,000円(税込)からで、ELEMOs公式ストアにて先行予約を受け付けています。詳細情報や購入については、以下のページをご覧ください。

また、幕張オフィス(千葉県千葉市美浜区)の試乗スペースで実車を体験することも可能です。試乗予約や詳細については、以下のページをご確認ください。

この新しいモビリティが、障害福祉分野における移動支援の新たな選択肢として、多くの人々の生活に良い変化をもたらすことが期待されます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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