視覚を超えた体験!「秋の大ゆる運動会」で新たな交流を

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会と初めて協働し、秋季限定プログラム「秋の大ゆる運動会」を2026年9月8日(火)から11月23日(月・祝)まで、東京・竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」にて開催します。

このイベントは、純度100%の暗闇という環境で、視覚以外の感覚を研ぎ澄まし、参加者同士のコミュニケーションを深めることを目的としています。年齢や性別、運動神経に関わらず誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」の理念と、暗闇での対話を通じて多様性を尊重する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の活動が融合し、新たな体験が提供されます。

秋の大ゆる運動会

世界ゆるスポーツ協会とダイアログ・イン・ザ・ダークが初コラボ

「秋の大ゆる運動会」は、視覚障害者のアテンド(案内人)がサポートする中で、完全に光を遮断した暗闇の中でスポーツを楽しむプログラムです。2013年の初開催以来、様々な競技が暗闇の中で実施されてきました。声や音、気配を頼りにチームで協力し、競技に挑むことで、参加者は視覚に頼らないコミュニケーションの重要性や、新たな発見を得ることができます。

今年の運動会では、過去の参加者から寄せられた「暗闇でやってみたいスポーツ」のアイデアをヒントに、世界ゆるスポーツ協会とともに「コウモリの森」「白杖列車」「まっくら投げ」といった新しいスポーツが開発されました。これらのスポーツは、暗闇だけでなく明るい場所でも楽しめるよう工夫されており、多様な人々が一緒に楽しめるインクルーシブ(包括的、誰も排除しない)な社会の実現を目指す取り組みが込められています。

参加者の声から生まれたユニークな新スポーツ

「秋のまっくら大運動会」で参加者から集まったアイデアは、新たなスポーツ開発の大きなヒントとなりました。異なる経験や視点が交わることで新しいものが生まれる、というダイアログ・ジャパン・ソサエティが大切にする考え方が具現化されています。

参加者のアイデア

今回誕生した新スポーツは以下の通りです。

「コウモリの森」とは?

暗闇の森を舞台に、コウモリ(鬼)が声を頼りに鳥たちを捕まえる鬼ごっこです。コウモリが「エコー!」と叫ぶと、鳥は立ち止まり、自分の鳴き声を3音返します。コウモリはその声を頼りに鳥たちを探します。この競技は、コウモリが音波を使って周囲の状況を把握するエコーロケーション(反響定位)に由来しています。

「白杖列車」で感覚を研ぎ澄ます

暗闇の中で白杖を使い、床に散らばったリング磁石の「車両」を集めて連結していく競技です。白杖をバトンのようにチームメンバーで渡し、制限時間内にどれだけ多くの車両をつなげられるかを競います。普段「探す道具」として使われる白杖が、「集める道具」へと役割を変える、静かで集中力を要する探索競技です。

「まっくら投げ」でリラックス

暗闇で行われるまくら投げです。2チームに分かれて柔らかいまくらを投げ合いますが、審判はいません。まくらが当たったかどうかは完全に自己申告制です。当たるたびに「ふぁ〜」「ねむ〜い…」と眠たくなり、3回当たると「おやすみ〜」で脱落。フィールドが徐々に寝静まっていく、癒しの要素が強い競技として楽しめます。

ルールや環境が変わることで、スポーツの楽しみ方や人との関わり方も変化します。このプログラムを通して、普段の当たり前を異なる視点から捉え、その変化を楽しむ体験が提供されるでしょう。

開催概要と参加方法

「秋の大ゆる運動会」は、視覚に頼らない環境で新しいスポーツを体験できる貴重な機会です。ご興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてください。

イベント詳細

  • 開催期間:2026年9月8日(火)〜11月23日(月・祝)

  • 開催会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」

  • 体験時間:約100分(予定)

  • 体験費用:大人4,950円(税込)、学生2,750円(税込)

チケット情報と会場アクセス

参加は事前予約制となっており、チケットは公式サイトから購入可能です。詳細情報や予約については、以下のリンクをご確認ください。

このイベントは、中外製薬株式会社と東日本旅客鉄道株式会社の特別協賛、清水建設株式会社と日鉄興和不動産株式会社の協賛により開催されます。

共生社会を目指す取り組み:各団体の紹介

今回の「秋の大ゆる運動会」は、共生社会の実現に向けて活動する複数の団体が協力して実現しました。それぞれの団体の活動概要をご紹介します。

世界ゆるスポーツ協会:誰もが楽しめるスポーツを

2015年4月10日に発足した世界ゆるスポーツ協会は、「スポーツ弱者を、世界からなくす。」というコンセプトのもと活動しています。誰もが楽しめる新しいスポーツジャンルの創出を目指し、現在までに120種類以上(2026年1月1日時点)の競技を公開しています。2017年には「HEROs Award 2017」を受賞するなど、その活動は広く認められています。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク:暗闇がひらく新たな世界

ダイアログ・イン・ザ・ダークは、視覚障害者の案内のもと、完全に光を遮断した「純度100%の暗闇」の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。1988年にドイツで生まれ、世界約50カ国で900万人以上が体験。日本では1999年の初開催以降、32万人以上が体験しています。現在、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」などで常設開催されています。

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティの活動

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、互いを認め、助け合う社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催しています。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとするソーシャルエンターテイメントプログラムを開発・運営し、これまで延べ35万人以上が体験しました。2020年8月には、東京・竹芝にダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープンし、誰もが対等に対話することで協力し、信頼し、安心して社会参加ができる、より豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目指しています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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