東京タワーが青に染まる!世界自閉症啓発デーイベント『Happy with Autism』で伝わった温かいメッセージと当事者の声
毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」です。この日、NPO法人東京都自閉症協会は、東京タワーを舞台に啓発イベント「Happy with Autism」を開催しました。約300人が参加し、自閉症のある人も、その家族も、そして周囲の人々も、みんなが幸せに暮らせる世界の実現を目指し、温かいメッセージが発信されました。
世界自閉症啓発デーとは?東京タワーが青く染まる意味
4月2日は世界自閉症啓発デー。全国のランドマークがブルーに
「世界自閉症啓発デー」は、自閉症への理解を促進し、自閉症のある人々がより良い生活を送れるよう支援することを目的として国連が定めた国際デーです。この日、世界各地のランドマークが自閉症のテーマカラーである「ブルー」にライトアップされます。東京タワーもその一つで、青く輝く姿は多くの人々に自閉症への関心を呼びかける象徴となりました。
今回のイベントテーマである「Happy with Autism」には、自閉症のある人々が周囲と共に幸せに生きる社会を願う気持ちが込められています。
東京タワーイベントに300人が参加!ミス日本も啓発活動に
イベント当日は、空模様が心配されましたが、午後には雨も上がり快晴となりました。会場には約300人が集まり、NPO法人東京都自閉症協会の呼びかけに応えました。
準ミス日本の正木由優さん(https://www.missnippon.jp/award/miss-runnerup2026/)とミス日本ミス着物の平嶋萌宇さん(https://www.missnippon.jp/award/miss-kimono2026/)も啓発活動に参加し、自閉症啓発のための漫画や風船を配布しました。お二人が着用していた自閉症のテーマカラーである鮮やかなブルーの衣装は、世界自閉症啓発デーに「Beyond Blue Project」を展開する企業からの提供です。
ブルーアートで東京タワーを彩る!参加型ワークショップの魅力
イベントでは、青くデコレーションされたテントで、沼津を拠点に活動するアーティストのペトロアンドヨゼフさん(https://www.tagawamakoto.com/)による「ORIGAMIPROJIECTワークショップ」が開催されました。参加者が約15cm四方の折り紙に自由に表現した作品を世界中から集め、モザイクアートを作成するプロジェクトです。
また、マスキングテープを使いハートの作品を作り続けるハートアーティストの西村公一さん(https://www.instagram.com/nissyart/?hl=ja)も参加し、「Happy with Autism」のメッセージを力強く発信しました。
青くライトアップされた東京タワーの下で、当事者の声に耳を傾ける
18時からは、世界自閉症啓発デー日本実行委員会が主催する東京タワーライトアップ点灯式が開催されました。「5・4・3・2・1、点灯」の掛け声とともに、東京タワーが鮮やかな青色にライトアップされました。満開の桜や夜空にはためく鯉のぼり、そして満月が、その幻想的な光景に彩りを添えました。
点灯式後には、日本自閉症協会(会長:市川宏伸氏 https://www.autism.or.jp/)と東京都自閉症協会によるアフターイベントが開催されました。司会はautism actorの不破ふわおさん(https://note.com/haruou/n/nd9ca54116)と準ミス日本の正木由優さん、シンガーとしてミス日本ミス着物の平嶋萌宇さんも参加しました。
俳優で「まぜこぜの社会」を目指すGet in touch代表の東ちづるさん(https://www.getintouch.or.jp/)も応援に駆けつけ、東京での自閉症啓発デーの歴史について解説しました。これまでの啓発活動により、自閉症や発達障害という言葉は広く知られるようになりましたが、「閉じている人」「ひきこもり」といった誤解や偏見がまだ残っており、当事者や家族を傷つける発言も少なくありません。この現状を踏まえ、「自閉症の何を啓発したいのか」という問いは、より重要な課題となっています。
今回のイベントでは、2人の自閉症のある当事者が登壇し、具体的な体験を語りました。「感覚過敏でつらい場合があること」や、「手をひらひらさせたり、ぴょんぴょん跳ねたりするのは、自分を落ち着かせるための行動であること」など、自閉症について知ってほしいことが発信されました。これらのリアルな声は、参加者の心に深く響いたことでしょう。
歌声響くフィナーレ!「自閉症の歌」とセサミストリートの仲間たち
イベントのエンディングでは、発達障害当事者協会(代表:新孝彦氏 https://jdda.or.jp/)のメンバーと、セサミストリート(https://sesamestreetmarket.jp/)のジュリア、エルモ、クッキーモンスターが登場しました。会場ではケミカルライトと歌詞カードが配布され、waadjapanの公式ソング「We Belong わたしたちのうた」を大合唱しました。
フィナーレを飾ったのは、「友だち賛歌」をベースにした、発達障害当事者協会オリジナルの替え歌「自閉症の歌」です。
「世界の仲間が集まれば、なんにも恐れることはない
ゆくてはバリアのない世界 やさしい世界
障害のあるひとも、障害のないひとも
みんなみんな集まれ Happy with Autism」
参加者全員の熱唱が会場に響きわたり、笑顔と温かいブルーの光に包まれました。
イベントの感動を再び!後日配信される動画にも注目
イベント会場では、集まった自閉症当事者、家族、関係者に対し、「自閉症のどんなことを知ってほしいですか?」「何を発信したいですか?」というインタビューが実施されました。これらのインタビュー内容は、イベントの様子と合わせて編集され、後日、Happy with Autismプロジェクトサイトより動画で配信される予定です。

イベントに参加できなかった方も、ぜひ動画を通じて、この温かいメッセージに触れてみてはいかがでしょうか。動画配信サイトはこちらです。
https://www.happy-autism.tokyo/
今回の東京タワーでの「Happy with Autism」イベントは、自閉症への理解を深め、誰もが自分らしく生きられる社会を目指す上で、大きな一歩となりました。参加者一人ひとりの心に温かい光を灯し、これからの共生社会への希望を強く感じさせる一日だったと言えるでしょう。

