地域社会において、障害のある方が自分らしく活躍できる環境づくりや、地域住民との相互理解を深める取り組みが重視されています。

株式会社NSGホールディングスの特例子会社である株式会社NSGソシアルサポートは、2026年10月23日(金)・24日(土)の2日間にわたり、創立50周年記念イベント「ソシアルフェス」を開催します。従来は利用者や職員を中心とした交流の場でしたが、今回は地域住民やご家族、支援者も参加できる「オープン型フェス」として拡大開催される予定です。

本記事では、障害福祉への理解を深めたい方や地域イベントに関心のある方に向けて、「ソシアルフェス」の開催概要や見どころ、さらには特例子会社や各種就労支援サービスの基礎知識を第三者視点で分かりやすく解説します。


この記事で分かること

  • 「ソシアルフェス」の目的と開催概要(日時・会場・アクセス情報)
  • イベントの見どころ(作品展示、コラボパン販売、体験ワークショップの内容)
  • 主催する「NSGソシアルサポート」の理念と事業内容(特例子会社・障害者雇用)
  • 障害福祉における専門用語の解説(特例子会社、就労移行支援、就労継続支援B型、自立訓練など)
  • 障害福祉イベントや就労支援に関するよくある質問(Q&A)

障害福祉と地域をつなぐ「ソシアルフェス」とは?オープン開催の背景と目的

利用者の個性や得意を活かすインクルーシブな福祉イベント

「ソシアルフェス」は、福祉サービスの利用者や職員の交流を図る取り組みとして毎年実施されてきたイベントです。2026年の開催では、参加対象をご家族や支援者、さらには地域の皆様へと広げた「オープン型のフェス」として実施されます。

会場では、利用者が日頃の活動を通じて培ってきた**「得意」や「個性」を活かした作品展示・発表**が行われるほか、他の福祉事業所との交流企画なども予定されています。障害のある方の魅力や多様な才能を地域に伝える機会となることが期待されています。

特例子会社「NSGソシアルサポート」の取り組みと目指す共生社会

本イベントを主催する株式会社NSGソシアルサポートは、障害者雇用の促進と安定を図るため、NSGホールディングスの特例子会社として2020年に設立されました。

同社は「障害の有無にかかわらず自由に職業を選んで働ける環境づくり」と「地域における新しい価値観の発信」をミッションとして掲げています。誰もがそれぞれの得意や個性を活かして活躍できる社会の実現を目指し、地域とのつながりを重視した事業活動を展開しています。


「ソシアルフェス」の見どころと体験プログラム【展示・コラボ・ワークショップ】

1日目・2日目の開催スケジュールと会場(新潟市古町・ソシアルポノ)

「ソシアルフェス」は、新潟市中央区古町通にある「ソシアルポノ」を会場として開催されます。日時によって実施内容が異なります。

  • イベント名称: ソシアルフェス(NSGグループ創立50周年記念)
  • 開催日: 2026年10月23日(金)~10月24日(土)
  • 時間:
    • 1日目:10月23日(金)14:30~15:30
    • 2日目:10月24日(土)13:30~16:00
  • 会場: ソシアルポノ(新潟県新潟市中央区古町通7番町1001-4)

地元で人気の「ナミテテ」コラボパン販売と手軽に楽しめるワークショップ

今回の「ソシアルフェス」における新たな試みとして、NSGソシアルサポートが運営する「ソシアルポノ」と、地域で親しまれているベーカリー「ナミテテ」のコラボレーションによるパン販売が実施されます。

また、来場者が直接参加して楽しめる手頃なワークショップも用意されています。

  • 缶バッチづくり: お気に入りの絵柄で作成可能(体験料:100円/個)
  • スライムスクイーズづくり: 触感を楽しめる手作り体験(体験料:200円/個)

多彩な作品展示とボードゲームスペースによる交流の場

イベント期間中、会場内では作品展示や日頃の活動内容の掲示が行われます。2日目にはオープンスペースにて交流企画が実施され、ボードゲームで遊べるスペースなども展開される予定です。地域住民と福祉事業所の利用者が自然な形で触れ合える工夫がなされています。


障害福祉サービス(特例子会社・就労支援)の基本と用語解説

障害福祉や就労支援の分野では、多様な事業や支援制度が存在します。ここではプレスリリースに関連する専門用語について解説します。

「特例子会社」とは?

特例子会社とは、障害者の雇用促進と安定を図るため、事業主が特別な配慮を行って設立する子会社のことです。親会社全体の障害者雇用率の算定において、特例子会社で雇用されている労働者を親会社の雇用分として合算できる制度となっています。NSGソシアルサポートは2020年に設立され、多様な働き方の選択肢を提供しています。

「就労移行支援」「就労継続支援B型」「自立訓練」の違いと役割

NSGソシアルサポートでは、雇用支援に加えて各種福祉サービスを提供しています。それぞれの役割は以下の通りです。

  • 就労移行支援: 一般企業等への就労を目指す障害のある方に対して、働くために必要な知識やスキルの習得、就職活動のサポートを行うサービスです。
  • 就労継続支援B型: 一般企業等での就労が困難な方に対して、働く機会や生産活動の場を提供し、知識および能力の向上のための訓練を行うサービスです。
  • 自立訓練: 地域生活を営む上で必要な生活能力の維持・向上のための訓練や相談支援を行うサービスです。
  • 相談事業: 障害のある方やそのご家族からの相談に応じ、必要な情報提供や助言を行う支援です。

【Q&A】

コラム

Q1:「ソシアルフェス」は一般の地域住民でも参加できますか?
A1: はい、参加可能です。2026年の開催では、従来の内外交流から規模を拡大し、ご家族や支援者、地域の皆様も気軽に参加できる「オープン型のフェス」として実施されます。

Q2:イベント会場へのアクセスや参加費用はどのようになっていますか?
A2: 会場は新潟市中央区古町通7番町にある「ソシアルポノ」です。ワークショップ体験には100円〜200円程度の体験料が設定されています。

Q3:特例子会社や就労支援事業所が地域イベントを開催する意義は何ですか?
A3: 障害のある方が持つ個性や得意なことを作品発表や接客などの機会を通じて地域に知ってもらうとともに、地域住民との交流を通じて相互理解を促し、共生社会の実現へつなげる意義があるとされています。


まとめ:障害福祉と地域の関わりを深めるイベントへの参加と今後の展望

column

株式会社NSGソシアルサポートが開催する「ソシアルフェス」は、障害のある方の個性を発揮する場であると同時に、地域社会と福祉をつなぐ貴重な機会と考えられます。

作品展示や地域ベーカリーとのコラボパン販売、手軽なワークショップなど、誰でも親しみやすい工夫が施されています。こうしたイベントを通じて障害福祉への関心が高まり、誰もが自分らしく活躍できる社会づくりが進むことが期待されます。

ご興味のある方は、ぜひ会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77