白杖の置き場問題を解決!アタッチメント型杖ホルダー「ピタコ」とは?

「ピタコ」は、白杖やT字杖を服やバッグに固定できるアタッチメント型の杖ホルダーです。これにより、両手が自由になり、以下のような日常の様々なシーンで活躍します。

杖や白杖を使う人々が、カフェでの休憩、手洗い、ATM操作、屋外での休息など、様々な日常の場面で活動する様子を捉えた複数枚の写真です。移動補助具と共に送る生活の多様性を示しています。

  • 日常での利便性向上: 手洗い、レジでの会計、荷物の受け取り、スマートフォンの操作など、両手を使いたい瞬間に白杖の置き場に困ることがありません。

杖や白杖を携帯しながら、スマートフォン操作、手洗い、会計・荷物受け取りといった日常生活の様々な場面で両手が自由に使える様子を示しており、その利便性を伝えています。

このシンプルながらも画期的なアイデアが、白杖ユーザーの生活の質を高めることに貢献しています。

日常も災害時も安心!「フェーズフリー」の考え方で評価された「ピタコ」

「ピタコ」がフェーズフリーアワードに入選した背景には、「フェーズフリー」という考え方があります。

フェーズフリーとは?

「フェーズフリー」とは、日常時に使っているものやサービスが、災害時にも役立つという考え方です。特別な備えをしなくても、普段使いのものが非常時にも機能することで、災害への備えを意識せずに自然と行えるようになります。

「ピタコ」は、日常での利便性はもちろんのこと、災害時にもその真価を発揮します。

災害時の視覚障害者の生活を描いた3枚の画像。被災地での情報確認、避難所での手洗い、支援物資の受け取りを通じて、困難な状況下での自立と支援の重要性を示している。

  • 災害時の対応: 避難所での情報確認や安否連絡、手洗い、支援物資の受け取りなど、災害時の混乱した状況下でも両手を使う必要のある場面で、白杖の安定した固定をサポートします。これにより、視覚障害のある方が災害時にも自立した行動を取りやすくなることが期待されます。

このように、「ピタコ」は日常と非常時、どちらのフェーズでも役立つことから、フェーズフリーの理念を体現する製品として評価されました。

オーディエンス投票実施中!「フェーズフリーアワード2026」で「ピタコ」を応援しよう

現在、「フェーズフリーアワード2026」では、入選対象の中から「オーディエンス賞」を決定するための一般投票が行われています。「ピタコ」の取り組みに共感された方は、ぜひ投票を通じて応援してみてはいかがでしょうか。

  • 投票期間: 2026年9月1日(火)13:00まで

  • 入選対象: 白杖を衣類やバッグに固定し、両手を使えるアタッチメント型杖ホルダー「ピタコ」

  • カテゴリー: プロダクト/医療機器・健康機器・福祉機器

  • 部門: 事業部門

投票は、フェーズフリーアワード公式サイトでのオーディエンス登録が必要です。詳しい投票方法は公式サイトをご確認ください。

開発秘話も!ライブ配信「梢の心になるほど隊」に「松ノ助」が出演

「ピタコ」の開発元である松ノ助は、2026年8月6日(木)19時30分より、一般社団法人日本心のバリアフリー協会 代表理事 杉本梢さんのライブ配信「梢の心になるほど隊」に出演します。

視覚障害者向け便利グッズを発明する主婦、松ノ助さんをゲストに迎えるライブ配信の告知。発明秘話に迫るトークイベントで、8月6日(木)19時30分から放送されます。

このライブ配信では、白杖ユーザーでもある杉本さんと一緒に、「ピタコ」をはじめとする白杖の便利グッズや、開発のきっかけ、誕生秘話などについて語られる予定です。視聴者からの質問にも答える時間が設けられるとのことなので、興味のある方はぜひ視聴してみてください。

「ピタコ」を実際に試せる・購入できる場所は?全国の展示会情報も

「ピタコ」は、全国の店舗やオンラインショップ、そして各地で開催される展示会で実際に手に取って体験し、購入することができます。

「ピタコ」の購入・体験スポット

  • 店頭で購入できる場所

    • 日本点字図書館 わくわく用具ショップ(東京都新宿区)

    • 名古屋ライトハウス情報文化センター(愛知県名古屋市)

    • 視覚サポートなごみ(静岡県静岡市)

    • 茨城県立視覚障害者福祉センター(茨城県水戸市)

  • お試しできる場所

    • 山形県視覚障がい者情報センター(山形県山形市)

    • 岩手県立視聴覚障がい者情報センター(岩手県盛岡市)

    • なごや福祉用具プラザ(愛知県名古屋市)

  • オンラインショップ

    • 松ノ助 BASEショップ: https://matsunosuke.base.shop

2026年後半の展示会・イベント出展予定

2026年後半には、全国各地の展示会や福祉機器展で「ピタコ」の展示・販売・体験が予定されています。実際に製品を手に取ってみたい方は、以下の情報を参考にしてみてください。

  • 8月21日・22日 日本ライトハウス展(大阪府)

  • 8月30日 ビジョンサポート機器展・相談会 in 浜松(静岡県)

  • 10月8日・9日 第51回全国視覚障害者情報提供施設大会(中部岐阜大会)(岐阜県)

  • 10月12日 アイフェスタinちば2026(千葉県)

  • 10月22日~24日 サイトワールド2026(東京都)

  • 11月14日 第20回千葉県福祉機器展2026(千葉県)

  • 11月21日・22日 第34回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 in 山形(山形県)

  • 12月17日・18日 ニーズ・シーズマッチング交流会(東京都)

「ピタコ」の使い方は、以下の動画でも確認できます。(約1分14秒)

「白杖の置き場に、もう困らない世の中へ」松ノ助の今後の展望

松ノ助は、「白杖の置き場に、もう困らない世の中へ」をコンセプトに、白杖やT字杖など、杖を利用する方の暮らしをより便利にする商品の企画・開発・販売を行っています。今後も展示会や福祉イベントなどを通じて、より多くの方が「ピタコ」を体験できる機会を広げていくとのことです。

「ピタコ」は、白杖ユーザーの日常をより快適にし、非常時にも安心をもたらす画期的な製品です。今回のフェーズフリーアワード入選を機に、その存在がさらに多くの人に知られ、活用されることが期待されます。ぜひこの機会に「ピタコ」について知り、もし興味があれば体験・応援してみてはいかがでしょうか。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77