難病や慢性症状と就労を両立!体調管理アプリ「RDログ」が無料トライアル開始、AIで自分らしい働き方を見つける

難病や慢性症状、あるいは不定愁訴(ふていしゅうそ:具体的な病変が見つからないにもかかわらず、様々な身体的・精神的な不調を訴える状態)と共に生活する人々にとって、「働く」ことと「体調管理」を両立させることは大きな課題となることがあります。NPO法人両育わーるどは、こうした課題を持つ人々を支援するため、記録・可視化アプリ「RDログ」を公開し、2026年9月30日までの無料トライアルを開始しました。

難病・慢性症状と就労の課題:なぜ体調管理が難しいのか?

「今日は無理をしすぎた」「働き方が分からない」の声

難病(厚生労働省が指定する治療法が確立されていない希少な疾患)や、長期間にわたり持続する慢性的な症状を抱えながら働く人々の中には、自身の体調変化のパターンを把握しきれず、「今日は無理をしすぎたかもしれない」「どのような働き方だと調子を崩しやすいのか分からない」といった悩みを抱えるケースが少なくありません。また、周囲に自身の状態をうまく説明できないという声も聞かれます。

こうした状況では、自身の体調と仕事の負荷のバランスを見つけることが難しく、無理を重ねてしまうことで症状が悪化し、結果として就労継続が困難になるリスクもあります。

「RDログ」とは?自分だけの体調パターンを見つける記録・可視化アプリ

「RDログ」は、難病や慢性症状を持つ人々が、日々の体調や症状、疲労感、ストレス要因、業務負荷などを、それぞれの症状や生活スタイルに合わせてカスタマイズした項目として記録できるツールです。このアプリの最大の特長は、記録した内容をデータとして可視化し、自分自身の体調の変化やその背景にある要因、働き方との関係を振り返ることを可能にする点にあります。

カスタマイズ可能な記録項目で「自分だけのパターン」を発見

RDログでは、ユーザーが自身の症状や生活に合わせて記録項目を自由に設定できます。これにより、「どのような要因が体調に影響しているか」「どのような工夫が自分に合っているか」といった“自分なりのパターン”への気づきを支援します。

RDログの画面:症状レベルと業務時間の記録

AI活用でパーソナライズされた分析結果を提供

さらにRDログは、AIを活用して記録されたデータを分析し、ユーザーそれぞれに合った「自分自身を理解するための記録」を提供します。これにより、効果的なセルフマネジメント(自分自身の健康や生活、仕事などを自ら管理・調整すること)に役立てることが可能になります。

RDログの画面:業務負荷と症状レベルのカスタム定義、データ可視化

データ分析からは、以下のような「主要な発見」が得られることがあります。

  • 業務負荷の強度が高い時間数と症状悪化の相関

  • 身体的要因(過度な運動・長時間運転)や環境的要因(低温・低気圧)が重なった際の症状レベルの変化

  • 慢性疾患に特有の「遅延性疲労(PEM様症状)」の傾向

  • メンタルヘルス(K6)の悪化が、高負荷活動から身体症状悪化を経て上昇するケース

主要な発見事項

これらの発見に基づき、以下のような「推奨アクション」が提示されることもあります。

  • 長距離移動後の業務負荷の調整

  • 社会的ストレスがある日の物理的ストレス排除

  • 昼寝やストレッチなどのルーチン化

  • 長時間座りっぱなしを防ぐ小休憩の導入

推奨アクション

難病と共に働く「RDワーカー」を支えるNPO法人両育わーるどの取り組み

NPO法人両育わーるどは、難病と共に働いている、または働こうとしている人々を「RDワーカー(Rare Disease Worker)」と提唱しています。同団体は「働きたい」と願うすべての人が、自分らしさを大切にしながら社会とつながれる未来を目指しており、RDログはそのための重要な一歩と位置づけられています。

病気や体調の変化を「特別なこと」として切り離すのではなく、誰もが持つ違いや状況の一つとして捉え、働き方を共に考えていくこと。RDログが、一人ひとりに合ったセルフマネジメントを支え、自分らしい働き方を見つけるための一助となることが期待されます。

「RDログ」無料トライアル実施中!利用方法と詳細

「RDログ」の無料トライアルは2026年9月30日まで実施されています。この機会に、ご自身の体調管理と働き方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

RDログに関する詳細情報や無料トライアルの申し込みは、以下のリンクからご確認いただけます。

NPO法人両育わーるどは、難病者の社会参加推進、RDワーカーに関する啓発・研究・対話促進など、多岐にわたる活動を行っています。団体概要は以下の通りです。

  • 団体名:NPO法人両育わーるど

  • 住所:〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目11−4 FPGリンクス神南5階

  • 活動内容:難病者の社会参加推進、RDワーカーに関する啓発・研究・対話促進等

  • 公式サイト

まとめ

難病や慢性症状を持つ人々が、自身の体調を理解し、最適な働き方を見つけることは、社会参加と生活の質の向上において極めて重要です。NPO法人両育わーるどが提供する「RDログ」は、そのための強力なツールとなるでしょう。カスタマイズ可能な記録機能とAIによる分析を通じて、個々人に合わせたセルフマネジメントを支援し、誰もが自分らしい働き方を見つけられる未来に貢献することが期待されます。無料トライアル期間中に、ぜひ一度お試しください。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77