和歌山市に新たな選択肢!重度障がい者向けグループホーム「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」開設

和歌山県和歌山市毛見に、重度の障がいがある方も自立した生活を送るための住まい「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」が2026年8月1日に開設されました。この施設は、日常生活で継続的な支援を必要とする方々に対し、24時間体制でサポートを提供する「日中サービス支援型」の障がい者グループホームです。

ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見

和歌山県内では、特に重度の障がいがある方を受け入れる日中サービス支援型のグループホームが不足しており、新たな受け入れ先の整備が求められていました。今回の「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」の開設は、このような地域のニーズに応え、障がいのある方々の暮らしを支える重要な役割を担うことが期待されています。運営会社であるソーシャルインクルー株式会社は、「住まいで困っている障がい者が『0』の社会を創る」という理念のもと、全国で障がい者グループホームを展開しています。

「日中サービス支援型」とは?重度障がい者の自立を支えるグループホームの役割

障がいのある方が安心して地域で暮らすためには、「住まい」の選択肢が非常に重要です。一人暮らしが困難な方や、ご家族の「親なきあと」の不安を抱える方にとって、障がい者グループホームは生活の基盤となる施設として大きな役割を果たします。

障がい者グループホームの種類と「日中サービス支援型」

障がい者グループホームは、障害者総合支援法に基づく「共同生活援助」という障がい福祉サービスの一類型です。共同生活援助には、主に以下の4種類があります。

  • 介護サービス包括型: 主に夜間や休日に介護サービスを提供します。

  • 日中サービス支援型: 重度の障がいがある方や高齢の障がいがある方など、日中も継続的な支援を必要とする方に対し、24時間365日体制で日常生活のサポートを提供します。今回開設された「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」はこのタイプに該当します。

  • 外部サービス利用型: 外部の居宅介護事業所などから介護サービスの提供を受けます。

  • サテライト型: 本体施設の近くにある独立した住居で生活し、本体施設から支援を受けます。

「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」のような日中サービス支援型施設には、短期入居施設が併設されています。これは、ご入居者様以外の方も、ご家族の外出時や休息が必要な時、緊急時などに一時的な宿泊先として利用できる施設です。

充実のサポート体制とバリアフリー設備で安心な暮らしを提供

「ソーシャルインクルーホーム和歌山毛見」では、重度の障がいがある方が自立した生活を送れるよう、きめ細やかなサポートと安心できる住環境が整備されています。

個別支援計画と24時間体制のきめ細やかな支援

専門資格を持つスタッフが、ご入居前に障がいの状況や必要な介助内容をヒアリングし、一人ひとりの希望と障がいの状況に応じた「個別支援計画」を作成します。入居後も、日々の暮らしや進捗・経過を継続的に観察・記録することで、状態の変化に迅速に対応できる体制を整えています。また、支援計画の見直しは法令よりも短いサイクルで行われるため、利用者の希望や状態の変化に柔軟に対応し、常に最適な支援が提供されるよう努められています。

提供される支援内容は多岐にわたります。

  • 入浴や排せつなどの日常生活支援

  • 栄養バランスを考慮した食事の提供(ミキサー食、お粥など個別対応)と食事介助

  • 健康管理と服薬管理

  • 病院受診や買い物へのスタッフ同行

  • 日中の余暇活動の提供

  • 金銭管理のサポート

法令以上のスタッフ配置とバリアフリー設計

日中サービス支援型のグループホームは、昼夜を問わず支援が必要な方々の生活を支えるため、スタッフ配置体制や施設設備について法令で厳格な運営基準が定められています。ソーシャルインクルーホームでは、法令で求められる基準以上の支援体制を方針としており、例えば夜間は1ユニットにつき2名のスタッフ配置を基本としています(※人材採用状況により1名となる場合もあります)。

施設設備においても、バリアフリー設計が徹底されています。建物はグループホーム開設のために新築されており、車いすの方も安心して生活できるよう、バリアフリートイレ、入浴リフト、玄関スロープ、エレベーターなどが設置されています。さらに、防犯カメラやスプリンクラーなどの防犯・防災設備も完備されており、安全で安心な住環境が提供されています。

広々とした共有スペース

バリアフリーに対応した廊下と浴室・トイレの案内

全国で培ったノウハウを地域へ還元するソーシャルインクルーの取り組み

ソーシャルインクルー株式会社は、2026年7月末時点で全国に349事業所の障がい者グループホームを展開しています。この全国規模での運営を通じて蓄積されたノウハウは体系的に集約・分析され、マニュアルや教育プログラムに活用されています。これにより、どの地域においても安定した高品質な支援を提供できる体制づくりを推進しています。

同社が目指すのは、地域差のない「ソーシャルインクルー品質」の支援を全国で実現することです。培ってきた知見と実績を、支援を必要とする地域へ還元することで、地域ごとの課題解決に取り組んでいます。今後も、地域社会との連携を深めながら、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会の実現に向けて、全国展開と地域に根差した支援の両立を図っていくとのことです。

ソーシャルインクルー株式会社について

「住まいに困る障がい者が『0』の社会を創る」を理念に、2017年に設立されました。同年7月には神奈川県相模原市に最初の障がい者グループホームを開設し、地域の社会課題解決を目指して全国にグループホームを展開しています。どの地域でも変わらない支援体制を整え、地域に根差した施設運営で、障がいのある方の暮らしと自立を支えることを目指しています。

  • 会社名: ソーシャルインクルー株式会社

  • 代表者: 代表取締役社長 松下 展千

  • 所在地: 東京都品川区南大井6-25-3 いちご大森ビル2F

  • 事業: 障がい者総合支援法における障がい福祉サービス、障がい者グループホーム事業

  • 設立: 2017年4月

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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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