介護のリアルを楽しく学ぶボードゲーム「ツクイの介護スゴロク」が登場

2026年5月8日、株式会社ツクイは、家族などの介護をする可能性のある「ケアラー予備軍」や介護業界に関心を持つ人々を対象に、介護に関する知識をゲーム形式で楽しく学べる教育ツール「ツクイの介護スゴロク」を制作したことを発表しました。このボードゲームは、同社が主催するセミナーなどで活用される予定で、一般販売は現在のところ予定されていません。

「ツクイの介護スゴロク」とは?楽しく学ぶ介護のリアル

「ツクイの介護スゴロク」は、介護をする人(ケアラー)が日常で直面しうる出来事を、ボードゲームを通じて疑似体験できるのが大きな特徴です。

介護の「あるある」から学ぶ具体的な解決策

ゲームで使用されるカードには、介護前や介護中の「あるある」(多くの人が経験したり見聞きしたりする身近な事柄)とその解決策が記載されています。プレイヤーは、介護にまつわる様々な状況を疑似体験しながら、その背景にある課題について考え、具体的な解決策を学ぶことができます。

ゲームのルールは非常にシンプルで、解決策を学ぶことで得られる「スマイルポイント」を、30分の制限時間内で最も多く集めたプレイヤーが勝利となります。この手軽なルール設計により、まだ介護を経験していない「ケアラー予備軍」の方々はもちろん、介護業界に興味を持つ人々も、楽しみながら介護リテラシーを高められる内容となっています。

開発の背景にある「ケアラー支援」の強い思い

介護は誰にとっても、ある日突然訪れる可能性があります。株式会社ツクイはこれまで、「介護について事前に知っていればもっと安心できた」という多くの声に耳を傾けてきました。これらの声から、実際に家族に介護が必要となる前の段階から、介護に備えるきっかけを提供することの重要性を認識したといいます。

誰もが介護に備えられる社会を目指して

「ツクイの介護スゴロク」は、ボードゲームという形式を採用することで、介護に対する心理的なハードルを下げ、自然な形で学びへと繋げることを目指しています。様々な人々が集い、対話を通じて介護について考える機会を創出することで、介護が始まる前から知識を深め、安心して介護に向き合える社会の実現に貢献したいという思いが込められています。

今後の展開と「よりそいコンシェル for Business」の役割

「ツクイの介護スゴロク」は、現在のところ一般販売の予定はありません。今後は、同社の仕事と介護の両立支援サービスである「よりそいコンシェル for Business」における介護リテラシー向上の取り組みの一環として活用が検討されています。また、一般向けのセミナーや、同社の採用内定者への研修などでの使用も予定されています。

介護と障害福祉、共通する「支え合い」の価値

介護の知識や経験は、高齢者介護だけでなく、障害を持つ家族を支える際にも大いに役立ちます。特に、障害を持つ方の生涯にわたる支援や、ビジネスケアラーとして仕事と両立しながら家族を支える人々にとって、介護に関する具体的な知識や課題解決の視点は非常に重要です。このボードゲームが提供する学びは、障害福祉に関わる人々にとっても、ケアラーとしての心構えや、支援に役立つヒントを得る貴重な機会となるでしょう。

株式会社ツクイは今後も、「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」というミッションのもと、様々な施策を検討していくとしています。

株式会社ツクイのミッションと多角的な取り組み

株式会社ツクイは1983年に介護事業を開始し、現在では全国に560か所以上を展開するデイサービスを主軸に、多岐にわたる在宅介護サービス(訪問介護、訪問入浴、居宅介護支援など)と居住系介護サービス(介護付有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなど)、そして在宅看護サービス(訪問看護、ホスピス)を提供しています。

介護事業を中核としながらも、人材事業、リース事業、IT事業など業容を拡大し、「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」というミッションのもと、誰もが住み慣れた地域で自分らしく最期まで暮らせる豊かな社会の実現に貢献しています。

介護と障害福祉の未来を見据える新しい学びの形

「ツクイの介護スゴロク」は、介護という身近なテーマを通じて、私たちが直面する可能性のある未来の課題に対し、楽しみながら主体的に向き合うきっかけを提供します。この新しい教育ツールが、介護や障害福祉に関心を持つ多くの人々のリテラシー向上に貢献し、誰もが安心して暮らせる社会の実現へ繋がることを期待します。

 

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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