望月賢一氏がConnecting Pointのアドバイザーに就任:DE&I推進の新たな局面

望月賢一氏は、1987年にソニー株式会社に入社以来、事業本部人事やグループ会社人事総務など、人事領域で豊富な経験を積んできました。ソニーピープルソリューションズ株式会社代表取締役社長やソニー人事センター長を歴任し、ソニーグループ全体のDE&I推進に深く関わってきました。

望月氏が語るアドバイザー就任への想いとConnecting Pointとの連携

望月氏は、Connecting Pointの代表取締役である阿部潤子氏との出会いを、ソニーグループの特例子会社「ソニー希望・光」の取締役を兼任していた時期に遡ると述べています。阿部氏が目指す世界に強く共感し、DE&Iに関する自身の学びと知見を広げる上で大きな影響を受けたとコメントしています。組織における対話の仕組みづくりと人材育成の経験を活かし、障害の有無にかかわらず一人ひとりが力を発揮できる社会の実現に貢献したいという強い意欲を示しています。

<望月賢一氏 プロフィール>

1987年にソニー株式会社(現ソニーグループ株式会社)に入社。長年人事領域に従事し、ソニーピープルソリューションズ代表取締役社長、ソニー人事センター長を歴任しました。社会構想大学院大学でコミュニケーションデザイン修士を取得し、社会学や心理学の知見を人材開発、組織開発に活かすことに高い関心を持っています。2025年5月にソニーグループ株式会社を退職後、富山大学Re-Designラボに参画し、現在は富山と東京の2拠点生活を送りながら、地域企業の組織人材開発支援や高校生向けキャリア教育活動に取り組んでいます。

「Motivator100®」プロジェクトが目指すインクルーシブな生態系とは?

Connecting Pointが2023年に立ち上げた「Motivator100®」プロジェクトは、「セルフ・アドボカシーを起点に、障害の記憶を書き換え、インクルーシブな生態系をつくる」というビジョンを掲げています。

  • セルフ・アドボカシーとは?
    セルフ・アドボカシーとは、障害のある人自身が自分の意見や権利を表明し、意思決定を行うことです。これにより、自己肯定感を高め、社会参加を促進する重要な概念とされています。

  • インクルーシブな生態系とは?
    インクルーシブな生態系とは、多様な人々が互いに尊重し、支え合いながら共生できる社会システムや環境を指します。障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる社会を目指すものです。

Connecting Point代表・阿部潤子氏のビジョンと「Motivator100®」への想い

Connecting Pointの代表取締役である阿部潤子氏は、「障害がキャリアを積む上で“障害”にならない社会をつくる」というビジョンを、学生時代から抱き続けてきた想いだと語っています。11年間この問いに向き合い続ける中で、望月氏との出会いを通じて「障害の記憶を書き換える」ことが、その問いに対する解であると確信したとのことです。

「Motivator100®」は、今後「月間インクルーシブトーク」を柱の一つとし、多くの個人や企業と協働していく取り組みです。望月氏が培ってきた知見と経験に支えられながら、個人の声を組織の言葉に翻訳し、社会に確かなインパクトを生み出す存在へと成長していくことを目指しています。

<阿部潤子氏 プロフィール>

日本女子大学人間社会学部社会福祉学科を卒業後、豪州の王立メルボルン工科大学大学院で修士号(Master of Social Science)を取得。帰国後、就労系障害福祉サービス提供企業の設立に携わり、障害のある人の企業就職支援や施設マネジメントに従事しました。2015年に株式会社Connecting Pointを起業。障害のある人のキャリア支援の知見を基盤に、企業・教育機関向けに障害者雇用や障害学生のキャリア教育に関する研修・コンサルテーションを提供し、インクルーシブな環境づくりに取り組んでいます。東京都立港特別支援学校の職能開発科特別専門講師および普通科外部専門員も務めています。

Connecting Pointのこれまでの歩みと今後の展望:障害福祉の未来を拓く

Connecting Pointは、創業から11年間、「障害がキャリアを積む上で“障害”にならない社会」の実現に向けて活動してきました。障害のある人の「成長ステップ」見える化プロジェクトをはじめ、企業、教育、福祉、行政との連携を通じて事業活動を重ねてきました。

望月氏をアドバイザーに迎え、Connecting Pointは日本社会に根付く「障害」の記憶を書き換え、インクルーシブな生態系づくりにより深く向き合うことになります。個人の声が組織を動かす仕組みを共に考え、進めていくことで、障害福祉分野に新たな価値をもたらすことが期待されます。

Connecting Pointの概要

  • 正式名称: 株式会社Connecting Point

  • 所在地: 東京都渋谷区神泉町20‐21 クロスシー渋谷神泉ビル 4-3

  • 事業概要: 障害のある人のキャリア支援の知見を活かし、企業・教育機関に向けたコンサルティング、研修、対話プログラムを提供し、インクルーシブな環境づくりを支援

  • 代表取締役: 阿部 潤子

  • 設立年月: 2015年7月

  • WEBサイト:

まとめ:望月氏の参画がもたらす障害福祉分野への期待

ソニーグループでの豊富な経験を持つ望月賢一氏がConnecting Pointのアドバイザーに就任したことは、障害福祉分野におけるDE&I推進、そしてインクルーシブな社会実現に向けた大きな動きと言えるでしょう。Connecting Pointの「Motivator100®」プロジェクトと望月氏の知見が融合することで、個人の声を起点とした組織や社会の変革が加速し、誰もが自分らしく輝ける未来への道筋がより明確になることが期待されます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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