スポーツブランド「ヒュンメル」が「東京プライド2026」に出展し多様性を祝福

デンマーク発のスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」が、2026年6月6日と7日に代々木公園で開催される「東京プライド2026」にブースを出展しました。今回で6回目の参加となるヒュンメルは、イベント初日の6日にフットゴルフイベントを実施し、多くの参加者と共に多様性を祝福する時間を過ごしました。

ヒュンメルは、「Change the World Through Sport(スポーツを通して世界を変える)」というビジョンを掲げ、人権、ジェンダー、そして平和をテーマにした多様な取り組みを積極的に行っています。この「東京プライド」への継続的な参加も、そのビジョンを具現化する重要な活動の一つと言えるでしょう。

障害福祉分野にも貢献!ヒュンメルが推進するインクルーシブな社会実現への多角的な取り組み

ヒュンメルが推進する多様性への取り組みは、LGBTQ+コミュニティの支援に留まらず、障害福祉分野においても具体的な貢献を見せています。スポーツの力を通じて、誰もが参加できるインクルーシブな社会を目指す同社の姿勢が、様々な活動に表れています。

アンプティサッカー支援と知的障害児・者向け「ゴチャタノ」でスポーツの機会を拡大

ヒュンメルは、2014年からアンプティサッカー(切断者サッカー)のサポートを続けています。義足やクラッチ(杖)を使ってプレーするアンプティサッカー選手たちが、スポーツを通じて自信を持ち、社会とつながる機会を創出しています。

また、2018年からは知的障がいのある子どもたちや大人たちと一緒にサッカーを楽しむインクルーシブイベント「ゴチャタノ」を継続的に開催しています。これらの活動は、障害の有無にかかわらず、誰もがスポーツの喜びを分かち合い、共に成長できる場を提供し、多くの人々に笑顔をもたらしています。

国際女性デーと認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」への寄付で多様性を支援

ヒュンメルは、国際女性デーに合わせて女性のエンパワーメントに繋がるチャリティーオークションを実施するなど、ジェンダー平等の推進にも力を入れています。

さらに、昨年は1. FC ケルンが着用したダイバーシティユニフォームのチャリティーオークションを通じて、大阪の認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」に23万円を寄付しました。この寄付に対し、「虹色ダイバーシティ」の有田理事は「額の大小ではなく、このような寄付や応援があるからこそ、次の広がりを見せることができる」とコメントしており、ヒュンメルの活動が多様性推進の大きな力となっていることがうかがえます。

北欧大使館が語る「完璧じゃないからこそ共に進む」多様性の価値

「東京プライド」の会場では、北欧5カ国大使館もブースを出展し、多様性への理解を深めるメッセージを発信しました。デンマーク大使館のイエンセン氏は、「それぞれの国で、よくできることもできないこともある。どの国も、また誰でも完璧じゃないと思うから、今回のようなプライドイベントでみんながやっていることを見て、考えることで、一緒に前に進むことができる」と語り、多様性を祝うイベントが、相互理解と共生社会の実現に向けた貴重なステップであることを強調しました。

「ひとつの国だけでは、安全や平等に暮らすには十分ではない。東京プライドの取り組みのために頑張っているみんなの姿が何よりも素敵だと思います」というイエンセン氏の言葉は、多様な人々が手を取り合い、共に未来を築くことの重要性を私たちに教えてくれます。

東京プライドの会場で、北欧5カ国大使館のブースが写っています。デンマーク、フィンランドなど北欧各国の国旗とレインボーカラーの装飾が見られ、来場者がイベントを楽しんでいる様子が伝わります。

「東京プライド」が描く「多様性と平等がひらく未来」とヒュンメルの役割

「東京プライド」は、特定非営利活動法人 東京レインボープライドが2012年より開催しているイベントです。「多様な性のあり方を前提とし、誰もが『らしく、たのしく、ほこらしく』生きられる、Happy!な社会の実現」を目指し、毎年多くの人々が参加しています。

2026年のイベントは、6月6日と7日に代々木公園でプライドフェスティバルが、7日には「多様性と平等がひらく未来」をテーマにプライドパレードが行われました。ヒュンメルブースでは、7日も引き続きフットゴルフのイベントを実施し、多くの人たちと自分らしくいられることを祝福しました。このようなイベントへの企業の参加は、社会全体の多様性への理解を深め、インクルーシブな社会の実現に大きく貢献しています。

東京プライドに関するより詳しい情報は、以下の公式ウェブサイトをご覧ください。

屋外に設置された大型スクリーンに「Tokyo Pride 2026」のロゴとカラフルな背景が表示されています。両側にはPanasonic CONNECT、ViiV Healthcareなどのスポンサーロゴが見えます。

「スポーツを通して世界を変える」ヒュンメルの挑戦

ヒュンメルは、1923年にデンマークで誕生した歴史あるスポーツブランドです。世界で初めてスタッド付きのフットボールブーツを開発し、サッカーのプレーに革新をもたらしました。ブランド名の「hummel(マルハナバチ)」は、「重すぎて理論上飛べないとされるマルハナバチが努力を重ねて飛べるようになった」という逸話に由来しており、不可能を可能にする挑戦の精神が込められています。

創業から100年を経て、ヒュンメルは「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT(スポーツを通して世界を変える)」というビジョンを掲げ、スポーツの力を社会課題の解決に活かす独自のブランドストーリーを展開しています。多様な人々がスポーツを通じてつながり、自分らしく輝ける社会を目指し、新たなチャレンジを続けています。

ヒュンメルに関する詳細情報は、以下の公式ウェブサイトで確認できます。

まとめ:障害福祉と多様性の未来へ、ヒュンメルの継続的な貢献に期待

スポーツブランド「ヒュンメル」が「東京プライド2026」に出展したことは、単なるイベント参加に留まらず、同社が掲げる「スポーツを通して世界を変える」というビジョンと、多様性を尊重する具体的な取り組みを示すものでした。

特に、アンプティサッカーの支援や知的障がい児・者向けのインクルーシブサッカーイベント「ゴチャタノ」の開催は、障害福祉分野においてスポーツが持つ可能性を広げ、誰もが参加できる社会の実現に大きく貢献しています。北欧大使館のメッセージにもあるように、「完璧じゃないからこそ共に進む」という考え方は、多様な人々が共生する社会を築く上で非常に重要です。

ヒュンメルがこれからもスポーツの力を通じて、よりインクルーシブで温かい社会の実現に向けて貢献し続けることに、大いに期待が寄せられます。私たち一人ひとりが多様性の価値を理解し、共生社会の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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