Last Updated on 2021年3月18日 by 今井 靖之

2021年6月、日本橋エリアにオープン

分身ロボット「OriHime」(オリヒメ)の開発、提供を手掛ける株式会社オリィ研究所(本社 東京都港区、代表取締役 吉藤健太朗)は、難病や重度障害などの理由で外出困難な方が分身ロボットを操作して接客を行う「分身ロボットカフェDAWN ver.β」を2021年6月、日本橋エリアで開業します。店舗の詳細、場所、オープン日時などは後日正式発表します。
開業のタイミングに併せて本社も同施設に移転予定。本実験店は分身ロボットカフェのフラッグシップ店として位置づけられ、カフェ営業の中での様々な実験を通して、分身ロボットを活用した外出困難者の新しい社会参画の形を研究・提唱していきます。

分身ロボットカフェ DAWN ver.β 常設実験店 店舗概要

■名称:「分身ロボットカフェDAWN ver.β」
■場所:東京都中央区 日本橋エリア(詳細については後日発表予定)
■オープン時期 :2021年6月(予定)

「分身ロボットカフェDAWN ver.β 」とは

「人類の孤独を解消する」をミッションに掲げる株式会社オリィ研究所が主宰する実験カフェ。重度肢体障害者・難病患者、海外在住者など外出・移動が困難な人々が、分身ロボット「OriHime」 「OriHime-D」を遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話など接客を行う。この取り組みにより就労を諦めていた方たちが社会と繋がり、働ける方法を開拓している。
通常のカフェと異なりロボットの研究開発室が併設され、お客様から頂いたアンケートやパイロット達の声を反映してOriHimeの機能や接客フローそのものを随時変化していく事が特徴。2018年から現在までに4回の短期開催実績があり、のべ5,000人が来場している。

OriHimeパイロットとして働くのはALSをはじめ難病や重度の障害、様々な事情で今まで労働することができなかった人々。身体が動かなくても分身ロボットを活用することで自宅に居ながらにして社会に参加し、人と出会い、働くことができるという新しい働き方と、その為のテクノロジーを社会に提唱してきた。

実際に「分身ロボットカフェ」でトレーニングを積んだOriHimeパイロットが企業へと就労する事例が多く生まれたことから、オリィ研究所では2020年7月に分身ロボットを使ったテレワークのための人材紹介サービス「AVATAR GUILD(アバターギルド)」を開始。障害者法定雇用率を遵守したいと考える企業や、肢体障害者の雇用先に悩む地方自治体からの問い合わせが増え、「分身ロボットを活用したテレワーク」という新たな社会参加の形が根付き始めている。

株式会社オリィ研究所

「人類の孤独をコミュニケーションテクノロジーで解決する」をミッションとし、遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」とテレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」の開発、難病や身体障害があっても目や指先などの僅かな動きだけで意思伝達、PC操作を行える「OriHime eye+Switch(オリヒメアイプラススイッチ)」、分身ロボットを活用した就労支援サービス「AVATAR GUILD(アバターギルド)」などを提供している。

代表者:吉藤健太朗
所在地:東京都港区芝5-1-13 三ツ輪三田ビル6F
URL:http://orylab.com/

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。