【この記事で分かること】

  • 障害福祉・家族支援における「相互理解」と「メンタルヘルス」の重要性
  • Amazon福祉部門1位を獲得した書籍『どうして私たちはわかりあえないんだろう?』の概要
  • 著者・早川侑芳氏の体験(死産・家系学)と「家族のトリセツ」「自分のトリセツ」の視点
  • 福祉・家族関係に関わる専門用語の分かりやすい解説
  • 読者の悩みに応えるQ&Aと、家族との向き合い方を楽にするヒント

リード文(メタディスクリプション意識)

家族や身近な人との関係の中で、「どうして自分の気持ちを分かってくれないのだろう」と悩み、心が疲れてしまうことはありませんか? 障害福祉や家族支援の分野においても、当事者やご家族、支援者が互いの感情を理解し合い、健やかなメンタルヘルスを保つことは非常に重要なテーマとされています。

本記事では、Amazon.co.jpの福祉部門で1位を獲得した注目の電子書籍『どうして私たちはわかりあえないんだろう? 答えは全部「自分の中」にあった』(早川侑芳 著 / トキツカゼ出版)の知見を取り上げ、家族の「すれ違い」を解きほぐすための思考法や「自己理解」の大切さについて解説します。


障害福祉と家族支援における「わかりあえない」の悩みとは?

障害福祉や介護、子育てなどのケア現場では、大切な家族だからこそ「わかりあいたい」と願う一方で、価値観の違いやすれ違いから互いに傷つけ合ってしまうケースが少なくないとされています。

家族関係におけるすれ違いとメンタルヘルスの関係

家族のサポートや福祉の関わりにおいては、「相手に変わってほしい」「なぜ分かってくれないのか」という葛藤が心の負担(メンタルヘルスの課題)につながることがあります。相手に対する期待や焦りが強まるほど、コミュニケーションがうまく噛み合わなくなり、疲弊してしまう悪循環が生じやすくなると考えられています。

障害福祉の視点においても、当事者本人の支援にとどまらず、それを支える「家族(ケアラー)」の心の安定や安心感をいかに守るかが、持続可能な支援の鍵を握る重要な要素として注目されています。

知っておきたい専門用語解説(福祉・家族支援・自己理解)

ここで、記事を読み進めるうえで知っておきたい主な用語について解説します。

  • 福祉(ウェルフェア / Welfare): 公的な支援制度だけでなく、人々が健康的で安心して幸せに生活できる状態や、そのための相互の支え合い全体を指す言葉です。
  • 家族支援(ケアラー支援): 障害や病気を持つ方を日常的にケアする家族の精神的・身体的負担を軽減し、家族全体の生活の質(QOL)を高めるための取り組みや視点です。
  • 自己理解(セルフケア): 他者の言動に振り回される前に、自分の感情の根っこにある理由や求めに気づき、自分自身の心を整えるプロセスを指します。

Amazon福祉部門1位を獲得!話題の書籍『どうして私たちはわかりあえないんだろう?』とは

こうした家族のすれ違いや心の悩みに寄り添う一冊として注目を集めているのが、2026年9月27日に発売された電子書籍『どうして私たちはわかりあえないんだろう? 答えは全部「自分の中」にあった』(早川侑芳 著)です。

6児の母・早川侑芳氏が伝える「自分を知る」視点

本書の著者である早川侑芳(はやかわ・ゆうか)氏は、福岡県在住で6人の子どもを育てるお母さんです。同書は発売直後、Amazon.co.jpのランキングにおいて「福祉部門 売れ筋ベストセラー1位」「福祉部門 新着1位」「幸福についての電子書籍部門 新着1位」の3部門で1位を獲得しました(2026年9月28日自社調べ)。

本書では、夫婦や親子など大切な人との関係で生まれる「わかってほしい」という思いをきっかけに、相手を変えようとするのではなく、まず「自分自身を知る」という視点から家族関係を見つめ直す重要性が提示されています。

20歳での死産体験や家系学から生まれた「家族のトリセツ」

早川氏は幼少期に母の離婚や再婚を経験し、「普通の家族」に憧れを抱きながら育ちました。しかし結婚後も価値観の違いや子育てに悩むなか、20歳のときに第二子を死産するという大きな苦難を経験されます。

我が子を失った深い悲しみのなかで「なぜ自分だったのか」と思いを探求するなかで、母、祖母、姉、義母といった身近な家族にも死産の経験があったことを知ります。「なぜ家族の中で似た出来事が繰り返されるのだろう」という疑問から「家系学」を学び、さらに心理学、原理原則、星読みなど多角的な視点を通して家族関係や人の悩みの仕組みを探求されてきました。

現在、早川氏は「お母さんの安心が、家の空気をつくる」をテーマに掲げ、一人ひとりの個性を読み解く「家族のトリセツ」「自分のトリセツ」を作成・提供する活動を行っています。


本書から学ぶ!家族との関係を楽にする3つのアプローチ

障害福祉や日常の家族関係において、すれ違いによる苦しさを和らげるための具体的なヒントを、本書のテーマから紐解きます。

相手を変えようとせず「自分の感情の理由」を見つめる

イライラや悲しみなどの強い感情が生じたとき、私たちは「相手が〇〇だからだ」と原因を外に求めがちです。しかし、本書では「感情には理由がある」「答えはいつも自分の中にある」と説明されています。自分自身が何を恐れ、何を求めているのかという内面の感情に気づくことで、相手への過度な執着や責め心が和らぐと期待されます。

「人は与えられた愛し方しか知らない」ことを理解する

家族間であっても、育ってきた環境や受け取ってきた接し方(愛し方)の違いにより、コミュニケーションの表現方法は大きく異なります。本書では「人は、与えられた愛し方しか知らない」という視点が示されており、自分と相手の「愛し方や価値観の違い」を知ることが、相手を責めずに調和へ向かう第一歩になると捉えられています。

「お母さんの安心」が家庭全体の空気をつくる

障害福祉のケア現場においても、家庭のキーパーソンである母親やケアラー自身の心が満たされ、安心感を得られることが、家族全体の穏やかな環境形成に寄与すると言われています。完璧な家族を目指すのではなく、「違いを理解し合い、お互いを尊重する」姿勢が大切にされています。


【Q&A】

コラム

障害福祉に関心のある読者や、家族関係に悩む方から寄せられる代表的な疑問についてQ&A形式でまとめています。

Q1. 家族に気持ちを分かってもらえない時は、まず何から始めればよいですか?

A. 相手に理解を求める前に、まず「自分は今、何に対して傷つき、何を求めているのか」という自分の本心に耳を傾けることが推奨されています。自分自身の感情を肯定し理解することで、相手との適切な距離感や伝え方が見えやすくなると考えられます。

Q2. 専門用語として出てくる「家系学」や「家族のトリセツ」とは何ですか?

A.

  • 家系学: 家族や先祖から受け継がれてきた思考パターンや出来事の連鎖を紐解き、家族の傾向を理解する探求的なアプローチです。
  • 家族のトリセツ: 心理学や各種分析を用いて、家族一人ひとりの個性や価値観の違いを「取扱説明書」のように整理し、お互いを尊重しやすくするためのツールです。

Q3. 福祉や心理学の専門知識がなくても、日常に取り入れられますか?

A. 特別な専門知識がなくても取り入れ可能です。日常の中で湧き上がるイライラや不安に対して「なぜ自分はこの言葉に反応したのだろう?」と自分に問いかける問い直しから始めることができます。


まとめ

障害福祉や家族支援の現場において、当事者や家族が抱える「わかりあえない」という悩みは非常に深く切実なものです。しかし、相手を変えようとするのではなく、まず自分自身の内面を知り、お互いの「違い」を理解することによって、関係性の見え方が大きく変わる可能性があります。

Amazon福祉部門で1位を獲得した『どうして私たちはわかりあえないんだろう? 答えは全部「自分の中」にあった』(早川侑芳 著)は、家族関係に悩むすべての方にとって、自分らしく生きるための温かい道しるべとなる一冊と言えます。自分自身の心を安心で満たし、家族との調和を目指す一歩として、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。


【書籍情報】

  • 書名: 『どうして私たちはわかりあえないんだろう? 答えは全部「自分の中」にあった』
  • 著者: 早川侑芳
  • 発行: トキツカゼ出版
  • 形式・価格: Kindle版 税込980円(※ペーパーバック版は2026年11月27日発売予定)
  • 販売場所: Amazon.co.jp ストア

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77